- 販売開始日: 2020/07/30
- 出版社: 扶桑社
- ISBN:978-4-594-08560-5
すべて忘れてしまうから
著者 燃え殻
ベストセラーになった『ボクたちはみんな大人になれなかった』の 燃え殻による、待望の第2作!ほぼ忘れてしまった出来事だらけで、文章の途中で立ち止まってしまった。やっぱり書い...
すべて忘れてしまうから
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商品説明
ベストセラーになった『ボクたちはみんな大人になれなかった』の 燃え殻による、待望の第2作!
ほぼ忘れてしまった出来事だらけで、文章の途中で立ち止まってしまった。やっぱり書いておいてよかった。あの夜、編集のTさんに無理やり誘ってもらってよかった。だって良いことも悪いことも、そのうち僕たちはすべて忘れてしまうから。―――――本書より
いまはもうない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、入院した病院の天井、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場――。
ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる「断片的回顧録」。
装画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家、長尾謙一郎
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逃げてもいい
2021/12/26 14:54
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
疲れ切って、何も考えられない、そんな人にも届く言葉の集まり。
忘れてしまった事、いつの間にか記憶が塗り変わって覚えている事など、人生はそんなもので出来ているのかもしれない。
遠い自分の記憶の中に、投げられた小石が心の奥底に響いてくるような文章。
1話ごとに描かれた長尾さんの絵も印象的。
でも意外と人生は、毎日毎日満員電車に押し込まれて過ごす日々の繰り返しなんかじゃない。
その先には違った人生があると私は伝えたい。