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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/10/07
- 出版社: マイクロマガジン社
- サイズ:15cm/319p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-89637-658-6
紙の本
これでいいのか東京都八王子市 土着民、ニュータウン族、学生の相容れない関係 (地域批評シリーズ)
豊かな自然に囲まれた大都市でありながら、百貨店が次々撤退し、地方都市さながらの衰退をみせる八王子。その住民構造とその実態を明らかにしながら、まだまだポテンシャル抜群の八王...
これでいいのか東京都八王子市 土着民、ニュータウン族、学生の相容れない関係 (地域批評シリーズ)
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商品説明
豊かな自然に囲まれた大都市でありながら、百貨店が次々撤退し、地方都市さながらの衰退をみせる八王子。その住民構造とその実態を明らかにしながら、まだまだポテンシャル抜群の八王子の逆襲策を探る。〔「これでいいのか東京都八王子市&多摩ニュータウン」(2012年刊)の改題,再編集〕【「TRC MARC」の商品解説】
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八王子の特徴
2021/11/30 07:32
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
八王子市は市域が広く、また車社会で中心部である駅周辺だけでなく、広く開発されている。筆者は、そのような姿が八王子市の特色であるとして、肯定的であるが、やはりコンパクトシティこそが効率的な形であり、これが八王子の弱さなのではないかと思ってしまう。
北部は旧来の土着民が強い地域であり、南部は新興住民との融和が図られているようだ。南部は特に片倉やみなみ野などのニュータウンが勢いを増しているようだ。そして大学が多数存在していて、学生の街ともいえる。しかし、学生たちは都心の企業に就職してしまい、卒業後は八王子に残らない。これは、勤務先が都心にばかり集中していて、八王子と都心は近くないからだ。八王子市としては、企業が(八王子に限らず周辺都市も含め)多摩地域で雇用するよう、もっと注力するようにしないと、流出は避けられないだろう。大学を都心から追い出す政策が度々行われるが、雇用こそが重要であり、大学の定員を調整しても東京一極集中の是正は不可能なのだ。
八王子の弱さは商業施設が根付かないことだ。古くから大丸や西武、伊勢丹などは撤退し、21世紀になってマルイやそごうも撤退した。立川に吸われているのは、やはり八王子より立川が多摩の中心というイメージを増長させるものだ。車社会の影響もあるのかもしれない。むしろ、八王子と立川が対立するのではなく、合併は難しくても、一体として地域を考えるべきなのかもしれない。