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これでいいのか東京都八王子市 土着民、ニュータウン族、学生の相容れない関係 みんなのレビュー
- 岡島 慎二 (編), 鈴木 ユータ (編)
- 税込価格:1,012円(9pt)
- 出版社:マイクロマガジン社
- 発売日:2017/10/07
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文庫
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紙の本
八王子の特徴
2021/11/30 07:32
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
八王子市は市域が広く、また車社会で中心部である駅周辺だけでなく、広く開発されている。筆者は、そのような姿が八王子市の特色であるとして、肯定的であるが、やはりコンパクトシティこそが効率的な形であり、これが八王子の弱さなのではないかと思ってしまう。
北部は旧来の土着民が強い地域であり、南部は新興住民との融和が図られているようだ。南部は特に片倉やみなみ野などのニュータウンが勢いを増しているようだ。そして大学が多数存在していて、学生の街ともいえる。しかし、学生たちは都心の企業に就職してしまい、卒業後は八王子に残らない。これは、勤務先が都心にばかり集中していて、八王子と都心は近くないからだ。八王子市としては、企業が(八王子に限らず周辺都市も含め)多摩地域で雇用するよう、もっと注力するようにしないと、流出は避けられないだろう。大学を都心から追い出す政策が度々行われるが、雇用こそが重要であり、大学の定員を調整しても東京一極集中の是正は不可能なのだ。
八王子の弱さは商業施設が根付かないことだ。古くから大丸や西武、伊勢丹などは撤退し、21世紀になってマルイやそごうも撤退した。立川に吸われているのは、やはり八王子より立川が多摩の中心というイメージを増長させるものだ。車社会の影響もあるのかもしれない。むしろ、八王子と立川が対立するのではなく、合併は難しくても、一体として地域を考えるべきなのかもしれない。
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