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紙の本
円熟の剣士
2000/09/12 21:16
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投稿者:伊藤克 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日向景一郎シリーズ2作目である。
前作『風樹の剣』で漁師のまねごとをし、海士(アマ)の様に海中に潜り修行を行った主人公日向景一郎が、2作目では焼き物(陶器)を作っている。山へ行き、土を選び、乾燥させ、窯場へと運んでくる(土の選び方、処理の方法を読んでいると、以前TVで紹介されていた鏝師(左官職人)の土の処理を思い出した)。
剣から離れたがっている景一郎の気持ちに関係なく、相変わらず剣難が襲いかかり、日向流の跳躍で敵をなぎ倒していく。前作で父親を倒そうとしていた景一郎は、この作品でも終盤の壮絶な戦いの中で“何か”を倒す。
次作、『絶影の剣』が楽しみである。『風樹の剣』で生まれ、本作で5歳となったミニ剣士“森乃助”も成長しているにちがいない。