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紙の本
泥の河 蛍川 道頓堀川 川三部作 (ちくま文庫)
著者 宮本 輝 (著)
よどんだ水に浮ぶ舟べりから少年は何を見たのか?幼い眼でとらえた人の世のはかなさを描く、処女作「泥の河」。北陸・富山に舞う幾万の螢を背景に、出会い、別れ、そして愛を濃密な情...
泥の河 蛍川 道頓堀川 川三部作 (ちくま文庫)
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商品説明
よどんだ水に浮ぶ舟べりから少年は何を見たのか?幼い眼でとらえた人の世のはかなさを描く、処女作「泥の河」。北陸・富山に舞う幾万の螢を背景に、出会い、別れ、そして愛を濃密な情感と哀切な叙情にこめてとらえた「螢川」。ネオン彩る都会の一隅にくりひろげる父と子の愛憎劇を軸に、男たち女たちの人情の機微をからめた「道頓堀川」。川を背景に独自の抒情を創出した宮本文学の原点三部作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【芥川賞(78(1977下半期))】【「TRC MARC」の商品解説】
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橋の下には川が流れておます
2023/07/17 21:12
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投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本輝のデビュー付近の作品、自身あとがきで何度も書き直し、推敲したと書いている。ファンは必読だろう。私はといえば祖母が大阪港区に住んでいて、安治川には親しみがあり、「泥の河」ぶりを直に知っていたのが、読むきっかけだ。また近頃、勤め先が大阪南の難波に変わったので、再読した。「道頓堀川」は大阪みなみの代表、戎橋界隈が舞台だが宗右衛門町の雑多な雰囲気は今も残っている。人情味あふれる道頓堀には多くの橋が架かり、お彼岸のころは道頓堀川に夕日が沈み、いっそう哀愁が漂う。
なお、260頁9行目、自動巻売機は自動券売機の誤植