紙の本
名前だけは知っていた
2023/12/11 19:06
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史の授業で「日本書紀」「古事記」の名を覚えても歴史書と聞くだけ。授業で触れないよう指示されていたものを読む事が出来る。
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日本人として読んでおきたい本
2019/05/21 23:33
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投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本書紀というのは、知ってはいても、なかなか読まないと思います。なぜなら、読みにくいからです。しかし、この本の現代語訳は読みやすいです。ただ読みやすいだけでなく、重々しさも残している絶妙な訳だと思います。
内容は伝説的なものも多く、実際にあったこととは思われない部分も多いです。しかし、そういった部分も楽しんで読むことができます。日本の歴史を知る第一歩として、まずこの本を読んでみるのがいいかもしれません。
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いい勉強になります。
2018/09/27 08:44
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の『神』の分野はかなり現実味がありませんが、まぁそういう内容なんだと自分に言い聞かせて読みました。それにしても人物名の読みにくいこと読みにくいこと…。まるで早口言葉にでもできそうです。
上巻の半ばから後半にかけては高校の日本史の内容に出てくる史実を思い出しながら読み進めることができ、かなり良かったです。岩波文庫の方は4巻位あったので、手が出ず、講談社学術文庫にしました。こちらは口語訳ですし。
記紀の『紀』を読破したという経験値を得られるには非常に○です。
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初心者には最適
2015/12/26 11:02
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投稿者:あんころ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初心者でもわかるかも。ただ、翻訳がこれでいいのかはわからない。原書を見てないし、読めないし、もっと別な内容になるのかも、でもこれはこれでいい。
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日本の神様って私たちよりも人間くさい。嫉妬したり恨んだり嫌がらせしたり。結構イヤなヤツも多くて面白い。
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古事記とは異なり、日本書紀では一書に曰くとして諸説を載せる。
古事記よりも後の時代までの天皇家の歴史が載り、常世の神は虫であると説いて、秦の河勝に打たれたオオウベノオオの話や、角のあるツヌガアラシトや、三輪山の蛇神を捕えたスガルの話、赤玉の変化したアカル姫の話など、なかなか興味深い。
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上下巻の全2巻。やっぱり記紀は欠かせません。さまざまな編者、訳者、解説者、出版社より出版されていますが、「原本を安易に簡略化していない」「必要以上に難解な解説、訳をしていない」「原本の内容に忠実」「勝手な解釈をしていない」という基準でお勧めのシリーズです。
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これもむか~し買ってた本。現代語訳だからとっても読みやすい。天皇さんというかカミサマの名前、やっぱり長いんですよねぇ。舌噛みそう。
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現代語訳ではありますが、難しい言い回しの現代語訳です(笑)。
原文で読むことを考えたらまだマシ、くらいです。
解説は必要不可欠だということを、この後読んだ別の人の古事記(解説有)で実感した。
実在なのかただの説話の象徴なのか、わからないで読むとビックリ人間集になってしまう…。
たびたび出てくる武内宿禰さんに注目してたのに、伝説上の人物だったなんて…!
と言うのを古事記で知ってガッカリ…。
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そういえば、日本の神話を知らなかったことをある女の子との話で気付いて読んでみた。
やっぱり日本人として神話は目を通しておいたほうがいいよね。
名前が読みにくい…。wikipediaと平行しつつ読んだ。
しかし天皇さん長生きしすぎ(笑
---気になった言葉---
「天が人君を立てるのは、人民のためである。だから人民が根本である。(中略)人民が貧しいのは自分が貧しいのと同じである。人民が富んだならば自分が富んだことになる。人民が富んでいるのに、人君が貧しいということはないのである。」(P232)
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古事記と同時に興味を持ったのですが、漢文読めないとこれを購入しました。
難しいと聞いていましたが、スラスラ読めます。
なにかを調べるには原点を当たれといいますが、原点を読むのは気持ちいいです。
やはり記紀というだけあり、日本人の基本書だと感じています。
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※個人的な見解。あるいは覚書。
1、「日本書紀」とは天皇が神を政治利用し日本を治めた歴史である。
日本神話の神を(キリスト教のような体系的な)信仰として見なしうるか?
→「偶像崇拝」「占いの禁止」なしに本当の信仰たりえるか?
古代日本人は神を恐れた。恐怖の克服のために名前をつけて、それだけではとどまらず神社というアドレスまで与えた。
つまり神を時間的にも空間的にも固定化してしまった。
その意義、問題点。
2、フェミニズム論的な解釈をしてみる?
イザナギとイザナミのはじめての子供が蛭子だったのは興味深い。
それは柱をまわったところで先にイザナミ(女)が声をかけたせいだとされる。男が先に声をかける……なんだかナンパ指南のようだ。
どうも陰陽道の考えが既に色濃いようだ。男(陽)と女(陰)。
「鶴の恩返し」的挿話がいくつか出てくるけど、女は秘密(すなわち陰)を持ち、それを明るみに出すのが男(陽)である。そしてこっぴどい報復を受けてずいぶん情けないことになる。
男女の差別ではなくそれぞれの役割があり、お互いに逸脱しなければ調和は保たれるってことだろーか。
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日本最初の官撰国史であり、六国史の始である『日本書紀』の現代語訳。訳文のみを収めており、それに小見出しと注釈を付けた形式となっている。上巻では巻第一から巻第十八、神代から宣化天皇までの内容を収録している。
『古事記』と双璧を成す日本神話(記紀神話)の原典である本著は、『古事記』とは異なった形の神話や歴史を伝えており、非常に興味深い。特に複数の説を併記する神代篇(巻第一~巻第二)ではそれが顕著で、『古事記』には登場しない神が現れたり『古事記』に登場する神が現れなかったりする。両方に登場する神でも描かれ方は(大筋は変わらないものの)双方異なっていて、両者を読み比べてみるとより面白さが増すであろう。
そんな本書ではあるが、内容理解の為にもう少し解説や注釈は増やしてもよかったのではないかと感じた。また和歌が本文カタカナ・漢字フリガナという形式で記されているので少々読みにくかった。
なお、先にも述べた通り本書は現代語訳しか載せていないので、原文や書き下し文のテクストを別に用意しておくと理解がより深まる。
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(2013.10.24読了)(2013.10.14借入)
記紀万葉と言えば、日本の古典の筆頭に上がるものかと思います。
『古事記』『万葉集』は、古典文学として割と親しまれていると思われるのですが、『日本書紀』となると、名前は知っていてもほとんど読まれることはない、とか。
読みだすと、眠くなってしまうので、読んだというより、とりあえず目を通した、というところです。とても人に読むことを勧めることはできません。
神話世界から、歴代の天皇の事績が記述してあります。上巻は、西暦539年没と思われる宣化天皇までが記述してあります。
天皇を神格化するための本かと思っていたのですが、そのような意図はなさそうです。
戦では、敵をだまし討ちにしたり、気に入らなければ、殺してしまうとか、気に入った女性と一夜をともにしただけで、妊娠したら、俺の子供ではない、と言ってみたり、とても民のことを第一に考えているとは言えない人たちが多数です。
民のことを考えていた第一の人は、やはり、仁徳天皇だったようです。これは、『古事記』にも書いてあります。
あちこちに、任那のについての記述が出てくるのですが、日本の支配が朝鮮半島にまで及んでいたのでしょうか。(勉強しないといけないことが増えそうです)
【目次】
まえがき
巻第一 神代 上
巻第二 神代 下
巻第三 神日本磐余彦天皇 神武天皇
巻第四 神渟名川耳天皇 綏靖天皇・他
巻第五 御間城入彦五十瓊殖天皇 崇神天皇
巻第六 活目入彦五十狭茅尊天皇 垂仁天皇
巻第七 大足彦忍代別天皇 景行天皇・他
巻第八 足仲彦天皇 仲哀天皇
巻第九 気長足姫尊 神功皇后
巻第十 誉田天皇 応神天皇
巻第十一 大鷦鷯天皇 仁徳天皇
巻第十二 去来穂別天皇 履中天皇・他
巻第十三 雄朝津間稚子宿禰天皇 允恭天皇・他
巻第十四 大泊瀬幼武天皇 雄略天皇
巻第十五 白髪武広国押稚日本根子天皇 清寧天皇・他
巻第十六 小泊瀬稚鷦鷯天皇 武烈天皇
巻第十七 男大迹天皇 継体天皇
巻第十八 広国押武金日天皇 安閑天皇・他
小見出し索引
●箸墓(129頁)崇神天皇
倭迹迹日姫命は仰ぎ見て悔い、どすんと座りこんだ。そのとき箸で陰部を撞いて死んでしまわれた。それで大市に葬った。ときの人はその墓を名づけて箸墓という。
●埴輪(146頁)垂仁天皇
野見宿禰が進んでいうのに、「君王の陵墓に、生きている人を埋め立てるのはよくないことです。どうして後の世に伝えられましょうか。どうか今、適当な方法を考えて奏上させて下さい」と。使者を出して出雲の国の土部百人をよんで、土部たちを使い、埴土で人や馬やいろいろの物の形を造って、天皇に献上していうのに、「これから後、この土物を以て生きた人に替え、陵墓に立て後世のきまりとしましょう」と。(中略)この土物を名づけて埴輪といった。
●蝦夷(163頁)景行天皇
武内宿禰は東国から帰って申し上げるのに、「東国のいなかの中に、日高見国があります。その国の人は男も女も、髪を椎のような形に結い、体に入墨をしていて勇敢です。これらすべて蝦夷���いいます。また土地は肥えていて広大です。攻略するとよいでしょう」といった。
●蝦夷(166頁)景行天皇
東夷の中でも、蝦夷は特に手強い。男女親子の中の区別もなく、冬は穴に寝、夏は木に棲む。毛皮を着て、血を飲み、兄弟でも疑い合う。山に登るには飛ぶ鳥のようで、草原を走ることは獣のようであるという。恩は忘れるが怨みは必ず報いるという。矢を髪を束ねた中に隠し、刀を衣の中に帯びている。
●人民が根本(232頁)仁徳天皇
「天が人君を立てるのは、人民の為である。だから人民が根本である。それで古の聖王は、一人でも人民に飢えや寒さに苦しむ者があれば、自分を責められた。人民が貧しいのは自分が貧しいのと同じである。人民が富んだならば自分が富んだことになる。人民が富んでいるのに、人君が貧しいということはないのである」
●官婢(344頁)武烈天皇
女たちを裸にして平板の上に座らせ、馬をひき出して面前で馬に交尾させた。女の陰部を調べ、うるおっているものは殺し、うるおっていないものは、官婢として召しあげた。
☆関連図書(既読)
「万葉集入門」久松潜一著、講談社現代新書、1965.02.16
「古事記」角川書店編・武田友宏執筆、角川ソフィア文庫、2002.08.25
「楽しい古事記」阿刀田高著、角川文庫、2003.06.25
「ヤマトタケル」梅原猛著、講談社、1986.01.20
(2013年10月25日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
「古事記」とともに古代史上の必読の文献といわれている「日本書記」は、天武天皇の発意により舎人親王のもとで養老4年に完成した官撰の歴史書であるが、30巻にも及ぶ尨大な量と漢文体の難解さの故に、これまで一般には馳染みにくいものとされてきた。本書は、その「日本書記」を初めて全現代語訳した画期的な労作である。
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「日本書紀」発の現代語訳。読みやすいけど、文章のつながりとか脈絡が、背景を知らないと捕えにくい。やはり、解説がないと読んでいてもつまらない。でも、読める書籍は限られているから仕方ないか。