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紙の本
ニーチェ全集の8巻目には、ニーチェの重大な精神的転換を知ることができる重要な作品群が収録されています。
2020/04/25 11:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ちくま学芸文庫からは全15巻シリーズとして刊行されている「ニーチェ全集」の一冊で、同書はその第8巻目です。同書では、明るく華やかな南フランスのプロヴァンス文化のトルヴァドゥール的情趣と共感し合って、ニーチェの思想の光と影が多彩に明滅する哲学的アフォリズム・詩唱群、神の死に関するニヒリズム、永遠回帰思想の最初の定式化、ツァラトゥストラの登場などが描かれ、ニーチェの根本思想の核心が明確な姿を現わしてきます。読者にとっては、ニーチェにおける重大な精神的転換を知ることができる非常に興味深い一冊でしょう。
紙の本
なんか別の病気になったような気がする。
2024/02/01 01:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
病が癒、躁転したニーチェ。
なんか別の病気になったような気がする。
力の話が繰り広げられる。
苦痛を与える権力。
偉大な人間、誇りある人間。
同情は弱者のものだとする思想。
そんなものが気高いとは到底思えないが、高揚感とはそういったものだろう。
女性に対しての視点も、単純な家父長制とは異なるのかもしれないが、あまり良いこととは思えない。
ルースターズで知られる、大江慎也のどん底の頃の音源に、「力しか見えない老人を引きおろせ」って歌詞がある、知ってる範囲唯一政治的な歌詞なんだけど、ニーチェが念頭にあったのかな。
大江は割と小難しい本も読んでいたイメージ。
「神は死んだ」この言葉が十九世紀に与えた衝撃は、キリスト教文化圏の外で生まれ育った私にはよくわからない。
日本神話の神は割と死んでるとかそういうことではなく、一神教の価値観がわからない。
この言葉あたりからギアが切り替わったのか、テンションが上がっていく。
現代思想その他、二十世紀に多大な影響を与えてきた「ニーチェ」について知りたいと思い、当人の文章を読んでいる。
次の巻は『ツァラトゥストラ』になるんだけど、ちくま学術文庫版全集は、翻訳が古いので、講談社学術文庫版あたりを読む予定。
翻訳者による解説が大変熱がこもっている。
なんなら本文よりも面白いが、ニーチェを読むよりも、ニーチェについて語られたことを読む方が面白いかもって疑念が。
ニーチェについての語りから遡る形でニーチェ読んでんだけど、水に投げ入れられた石よりも、その波が興味深い。