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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.8
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/527p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-425401-0

紙の本

宿命 「よど号」亡命者たちの秘密工作

著者 高沢 皓司 (著)

【講談社ノンフィクション賞(第21回)】「よど号」を乗っ取り、北朝鮮へと亡命した赤軍派九人は、その後どのように生きたのか。ハイジャック計画、金日成との謁見、拉致活動の全貌...

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宿命 「よど号」亡命者たちの秘密工作

税込 2,530 23pt

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商品説明

【講談社ノンフィクション賞(第21回)】「よど号」を乗っ取り、北朝鮮へと亡命した赤軍派九人は、その後どのように生きたのか。ハイジャック計画、金日成との謁見、拉致活動の全貌…理想を捨て、仲間を裏切り、全世界に及んだ彼らの秘密工作の全貌を解明する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

高沢 皓司

略歴
〈高沢皓司〉1947年大阪市生まれ。記者、編集者を経て、ジャーナリストに。90年以降、北朝鮮訪問を重ね、田宮高麿ら亡命者への取材を続ける。著書に「歴史としての新左翼」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

誤った思想が人生を狂わせる。 よど号赤軍派のかつての仲間でもある著者の渾身のルポルタージュ。

2023/01/04 10:49

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「反対だけが実績です」というポスターを目にしたことがある。

予算に反対しておきながら「私たちがやりました」と平然と言えてしまう人々のことを言ったのだろう。

では、その人たちが政権を担ったらどうなるか?

「反対ができない国」「選挙がない国」が出来てしまう。


1970年3月31日。

「われわれは赤軍派だ。北朝鮮へ行け!」

羽田発福岡行きの日航機「よど号」は、学生たちにハイジャックされてしまう。

「我々はあしたのジョーである」

「世界同時革命」という妄想の末、多くの人の犠牲の上に彼らは北朝鮮に渡った。

「首領様の金の卵」として遇され、「主体思想の戦士」に染め上げられていく。

赤子の手をひねるように簡単であり、赤子の手をひねるように残酷なことだ。

考えるのは首領様であり、人民は手足である。

失敗は自分の責任であり、成功は首領様のおかげである。

「よど号赤軍」は、朝鮮労働党の手先となり、日本人拉致事件に関わっていく。


北朝鮮に渡った赤軍派。その家族。彼らに嫁いだ日本人妻。彼らに拉致された被害者。そしてその家族。

誰一人、幸福になったものはいない。

彼らの革命が成就されることはない。
誰の支持も得ることはないからだ。

誤った思想が人生を狂わせる。
取り返しの付かないことになる。

よど号赤軍派のかつての仲間でもある著者の渾身のルポルタージュ。

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2013/02/21 10:58

投稿元:ブクログ

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2021/01/02 18:41

投稿元:ブクログ

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2021/09/11 20:30

投稿元:ブクログ

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