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YASUJI東京(ちくま文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 10件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.3
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/175p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-03557-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

YASUJI東京 (ちくま文庫)

著者 杉浦 日向子 (著)

YASUJI東京 (ちくま文庫)

734(税込)

ポイント :6pt

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

昔なつかしい「東京」に、たゆたう

2009/02/06 16:50

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 幕末の元治元年(1864年)、浅草に生まれ、明治二十二年(1889年)に25歳で亡くなった風景画家、井上安治(いのうえ やすじ)。彼と、師の小林清親(こばやし きよちか)の描いた東京の風景画を通して、百年以上も前だけれど、昔なつかしい等身大の東京が影絵の如く浮かび上がってくる連作短篇集『YASUJI東京』。
 岡本綺堂の「青蛙(せいあ)堂鬼談」(『影を踏まれた女』光文社文庫所収)の風情が漂う三つの小品「術(じゅつ)」「梅殿桜殿(うめどのさくらどの)」「白犬(しろいぬ)」と、江戸時代の幻術使い・霞鏡斎(かすみ きょうさい)が活躍する「鏡斎まいる」の三連作を取り上げた『単行本未収録集』。
 本文庫は大きく、以上の二つの章によって構成されています。

 表題作にもなった『YASUJI東京』の12の連作集が、変わりゆくなかに変わらずにある「東京」という街のたたずまい、なつかしい風情を感じさせてくれる、なんとも絶妙で味わい深い逸品。
 とりわけ、<安治の網膜に映った風景。たしかにこれは絵ではない。まして写真でもない。百年の時を貫き東京が見える。 ――窓だ。>と記された一頁にやられました。「なるほど。YASUJIの描いた東京は、窓かあ」と、はっ とし、そして、すとんと腑に落ちましたですね。

 妙になつかしく、奥ゆかしくて品のある・・・。そんな「東京」にたゆたうことができます。
 名品『百日紅』『百物語』があまりに素晴らしすぎるので目立たないけれど、杉浦日向子漫画のほっこり、ゆったりとした気分が満ちている一冊。うーん、いいっすねぇ。

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紙の本

江戸の風景、明治の風景

2015/12/26 13:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

そして、(大正が入りませんが)昭和の風景。もう失われたものを、残された数少ないものを手掛かりに追想する。切ないような、いとしいような。

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紙の本

明治の風景画家

2002/02/16 00:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 表題作「YASUJI東京」は、杉浦日向子氏にしては珍しい現代漫画。主人公の女性が、明治時代に活躍し25歳で夭折した絵師・井上安治に思いを馳せるといった内容である。
 安治は東京の風景を描いた。彼は東京にどのような想いを抱いていたのか──。現代の東京のビル群を「お墓みたい」と言いながらも、町は生きているのだから変わるのは仕方が無いと言う主人公の科白は、恐らく作者自身のものだろう。杉浦氏が単なる懐古主義者ではないことを物語っている。
 他には単行本未収録のファンタジックな短編作品が、6篇収録されている。

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2006/04/23 16:45

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2012/08/03 00:29

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2014/04/21 13:01

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2016/01/23 00:33

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2013/11/10 14:20

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2015/02/12 16:37

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2017/08/29 21:05

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