紙の本
虚像を背負った恩師
2001/06/09 12:20
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投稿者:タッピング - この投稿者のレビュー一覧を見る
「虚像」にはブラック・ジャックの小学校時代の教師、志摩先生が登場する。志摩先生はクラスのみんなから慕われていたが、突然学校をやめてしまった。
同窓会の席でブラック・ジャックは、志摩先生を探し出すようにほかの同窓生から頼まれる。しかしやっと見つけ出した志摩先生は…。
本書でも特に私が好きなのは、「落としもの」という話だ。最後の一コマには非常にすがすがしさを感じた。
(収録されている話) 虚像/悲鳴/ゴーストタウンの流れ者/ピノコ・ラブストーリー/地下水道/海は恋のかおり/山手線の哲/肩書き/落としもの/焼け焦げた人形/デカの心臓/ガス/はるかなる国から/万引き犬
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
善意ばかりとは限らない人間の世の中。貧しいものから受け取らず傲慢な金持ちから法外な治療費を受け取る。その発想は赤ひげにも似ている。
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投稿者:KA - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝からいい天気で“今日はいいことあるぞ!!”なんてウキウキして出掛けると交通事故にあったりと、人生には時として思わぬところで災難が降り懸る—いや、むしろ“必然的”なのについつい忘れがちである。
“ガス”はブラック・ジャックの助手ピノコが風邪薬と間違え毒薬を飲んでしまったがため命の危険に晒される。刻一刻とタイムリミットが迫る中、ブラック・ジャックは必死にメスを奮う。ズッシリと命の重みを感じ取れた。
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
電気メスは細胞組織を切除した傷口を切除と同時に焼き切っていく。確かに傷口からの出血は少なかったし化膿もなかった。
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手元に現物がないんでジャケでセレクトするならこれと。
引用したいフレーズがいっぱいあるんで、たぶん全巻並べます。
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『山手線の哲』『デカの心臓』『万引き犬』などが収録されています。他にもなかなか名作が揃っている巻。
わたしのお気に入りは『はるかなる国から』です♪BJが心臓外科の世界的権威と秘かに難手術対決を試みて見事に勝利するお話しで、気分がスカッとします★
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烏兎の庭 第一部 雑記 2.16.04
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/diary/d0402.html#0216
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生き物の命とは尊い。特に犠牲の上に生きる自分の命。一番後ろの犬の話は強くそう思う。
4253169848 306p 1993・12・30 7版
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僕の好きな作品。「ときには真珠のように」、「めぐり会い」、「六等星」、「アリの足」、「二つの愛」、「おばあちゃん」、「三者三様」、「友よいずこ」、「助け合い」、「勘当息子」、「ある女の場合」、「執念」、「奇妙な関係」、「虚像」、「ゴーストタウンの流れ者」、「山手線の哲」、「落としもの」、「焼け焦げた人形」、「もらい水」、「終電車」、「古和医院」、「土砂降り」、「老人と木」、「サギ師志願」、「ふたりのピノコ」、「おとうと」、「上と下」、「曇りのち晴れ」、「ハリケーン」、「発作」、「誤診」、「発作」、「再会」、「死への一時間」、「ある教師と生徒」、「目撃者」、「約束」、「二人三脚」、「銃創」、「やり残しの家」、「骨肉」、「盗難」、「灰とダイヤモンド」、「身の代金」、「人形と警官」、「お医者さんごっこ」、「がめつい同士」、「話し合い」、「青い恐怖」、「人生という名のSL」、「信号」、「デベソの達」、「二人目がいた」、「帰ってきたあいつ」、「笑い上戸」、「水とあくたれ」、「小うるさい自殺者」、「後遺症」、「気が弱いシラノ」、「幸運な男」、「かりそめの愛を」、「浦島太郎」、「鯨にのまれた男」、「スター誕生」、「死者との対話」、「霧」、「夜明けのできごと」、「20年目の暗示」、「ミユキとベン」、「浮世風呂」、「過ぎ去りし一瞬」、「純華飯店」、「おとずれた思い出」…。
全編を通して、珠玉の名作集の趣があります。
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お気に入りエピソード:「虚像」「悲鳴」「ピノコ・ラブストーリー」「海は恋のかおり」
「山手線の哲」「肩書き」「落としもの」「デカの心臓」「ガス」「万引き犬」
ほぼ全部!
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解説を立川談志が書いている。
談志も手塚治虫のファンだった。
マンガの神様を解説する、落語の天才。
一流は一流を知る。
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一話完結のブラック・ジャックさん。
読めば読むほど、実は優しい人だってわかる。
しかし『虚像』の回で普通に本名の「間・黒男」で小学校時代の同窓会に出ている律儀さにビックリした!
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「ピノコ・ラブストーリー」…四つ葉のクローバーを切ない目で見つめるBJ。
「万引き犬」…人間の目から見れば動物は人間を助ける行為を行う生き物である、と言う視点で捉えがちだが、種族差別なく振る舞っているのは実は動物たちの方じゃないのか、と手塚先生は思っていたんじゃなかろうか。
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『虚像』が印象的。同窓会は今が幸福かつ過去を恨んでいない人しか出ないんだよな。立川談志の解説はつまらない。文才はないんだな。
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強烈に印象に残る話は特になかったかなと思うけど、
ブラックジャック本人は、意地とかなんだかんだいうけれど、
見方を変えれば人に対して結構優しいよなあと思った。
解説の立川談志の、文がもう流れるように耳から頭に入ってくるので、落語家の方の文章も結構味わい深くていいなあと思った。