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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.7
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:20cm/382p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8222-4191-2
紙の本
アマゾン・ドット・コム
なぜアマゾン・コムの株価は高いのか、アマゾン・コムの持つ強みはどこにあるのか、アマゾン・コムはどこまで「e‐ビジネス」なのか。アマゾン・コムの特徴、今後の展望等、世界最大...
アマゾン・ドット・コム
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商品説明
なぜアマゾン・コムの株価は高いのか、アマゾン・コムの持つ強みはどこにあるのか、アマゾン・コムはどこまで「e‐ビジネス」なのか。アマゾン・コムの特徴、今後の展望等、世界最大オンライン書店の真実を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロバート・スペクター
- 略歴
- 〈スペクター〉ビジネス・ジャーナリスト。共著書に「ノードストローム・ウェイ」がある。
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紙の本
11月2日今日のおすすめ
2000/12/26 18:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
【bk1サイトコーディネーターからアマゾン・ジャパンオープンにお祝いのメッセージ】
一見、賑わっているかに見えるオンライン書店だがユーザー全般の認知度はまだまだ。だからアマゾン社のようなブランドサイトのOPENは大歓迎です。
これによって、また話題性が再び高まり、衆目を集めマーケットの拡大に繋がってくれれば言うことなし。
あとはお互い切磋琢磨し、ネット書店のユーティリティを喧伝し、オンライン書店のステータスを上げていきたいですね。
とりあえず、ご近所のbolさんも誘って<オンライン書店サミット>でもどうですか?(bk1サイトコーディネーター・安藤哲也)
紙の本
さすが、リーダーは違う
2000/12/15 15:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ino−v - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネット企業として抜群の知名度を誇るアマゾン・ドット・コム。創業者ジェフ・ベゾス氏の自伝も待ち遠しいところだが、起業に至るまでの助走段階から会社が次第に大きくなっていく過程がこの本で描かれており、多くの人にとても参考になる本である。
ベゾス氏は「ビジネスモデル」ありき、の経営者である。書籍ビジネスにもともと絡んでいたわけではない。ただし、ソフトウェアのプログラミングや部門を統括する経験を若くして積んでいる。起業に踏み出す直前にいた会社では市場調査の結果、インターネット事業を手がけるには書籍販売がよいと主張した。却下されることがなければアマゾン・ドット・コムが生まれなかったとのことだ。
書籍販売の可能性に魅惑された氏は、雇われの身から企業家になることを決意。入念な分析の末にシアトルに会社を設立、優秀な人材を確保するために走り回った。設立当初はお金をかけずに会社を運営しようとしたことがうかがえる。
そして何よりも注目に値するのは「不測の事態に備える」という発想がうかがえるところである。ここらあたりが日本の並の企業との違いではないだろうか。
時代もまさにアマゾン・ドット・コムを後押し。オープンソース・ソフトウェアでプログラムを書いていったことも後にシステムを拡張するのに役立っている。
「品ぞろえ、利便性、価格」にこだわる。軽くてシンプルなデザインを頑なに守り続ける。書評を充実させる。基本は顧客重視のサービス。同社の考え方にあらゆる企業は学べるはずだ。個人的な体験では注文した書籍が届かないということがあったが、連絡したらすぐに速達便を送ってきた。既存客を大事にする企業であることを実証する例だと思う。
著者の書き方にはアマゾン・ドット・コムへの思い入れがあるようだ。だが、偏った見方をしていないというのが私の印象である。ベンチャー・キャピタルとの駆け引き、不始末に対する苦情とそれへの対策、一時つけた高株価への各方面からの見方など幅広く取り上げられている。
欠点としては、「利益を計上していない企業」という日本の読者も自然に抱く疑問が解消されないことがまずあげられる。また電子出版に対する取り組みが見られないことも残念である。
とはいえ、事業をこれから立ち上げようという人間や、顧客に喜ばれるサービスをするのに何が必要かを知りたい者にとってはよいケーススタディだと思う。また、消費者の立場から見ても評判のサイトを「作りこむ」難しさが垣間見えて楽しい。自費出版とアマゾン・ドット・コムが結びつくというような思わぬ発見もできる。この本が多くの人に抵抗なく理解されるようになれば日米逆転の希望も見えてこようというものだ。
紙の本
面白いけれど少し違和感も
2005/05/23 14:36
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アマゾン・コムという、一つの新しい時代をリードした会社の成立を描いた本としては、面白く読めます。会社成立前後のソフトウェアやインターネットの状況なども、素人にもわかるようにかなり努力して書かれています。ただ、そのために読むのには少し長くなりすぎてしまったかも。また、How toもののような、各章末にある「まとめ」というのもあまり意味はない感じがしました。それでも、新しい形態の組織をつくっていく過程での、創業者の性格、投資家の思惑、時代背景などなど、様々な要因の複雑な絡み具合は読みものとしても楽しめるものです。
一番違和感を感じ、そして逆に興味をもったのは、かなりのページ数をさいて載せられている解説です。「この部分は読まないでいい」とここまではっきり書いている解説はあまりみたことがありません。そんな解説も載せているところがこの本の偉いところなのか、雑なところなのか。「こんな本もあるのか」と不思議な気持ちになりました。翻訳出版の際に、こういう解説をつけようと考えた過程が知りたい、というちょっと違った興味をそそられてしまいます。
紙の本
ネット書店の原型がここにある。
2003/01/21 00:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スネーク - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れたインターネット商取引の標準となったアマゾンの物語。創業者のジェフは人選に力を入れ、サイトを立ち上げるときも十分な注意を払った。最初はメールで受け付ける方式にしようとしていたのだがネットの普及が早かったため変更した。またアマゾンは顧客データベースを作ったり、ワンクリックで注文を完了させる方式などを導入したりした。さらには諸刃の剣となる赤字を続ける戦略をするといった戦略をとった。しかし、借金はしていない、理由は株から調達しているからだ。ジェフの考え方はかなりアグレッシブであるがゆえに様々なところから注目を集めることとなった。
この本が出てからすでに2年以上たった今、アマゾンは黒字経営へと経営方針を移転している。それは株式市場からの批判に対する苦肉の策なのか、ジェフの次なる一手への布石なのかどうかそこのところはまだわからない。また、この本にはかかれていないが日本の本の再販制度にはジェフ・ベゾスも泣かされたのではないだろうか笑。
紙の本
巻末の解説から読もう!
2002/03/31 13:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:我が名は虎之介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
慌てて読み始めたためいきなり頭から読み通してしまったが、まずは巻末の山形浩生氏の解説を読んでから読むべきだった。300ページを超える本書を、アクセントをつけて「考えながら」読むには最適のガイドである。氏のコメントは、インターネットの世界にユーザーとしてしか絡んでいない人にはネガティブに感じられる部分があるかもしれないが、仕事としてこの世界に携わっている者として私自身首肯せざるをえない内容だ。
そして、もしアマゾン・ドット・コムを使っていない人がいるのであれば、是非試して見てほしい。まだ日本のアマゾン・ジャパンが未開設の折二度ほどトラブルがあったが、いずれもうならせられる見事な対応だった。しかも、それは電話や手紙では不可能な対応の早さこそインターネットの賜物だが、その内容はインターネットとは関係なく、しかし「史上最高の顧客サービス企業」の名に恥じないものだった。
もう少し泥臭い面を抉り出しても良かったのではとも思うが、これはこれで「なぜアマゾンがナンバーワンか」を知るよいガイドにはなっていると思う。
紙の本
書籍のオンライン販売会社アマゾン・ドット・コムを知るに最適な本
2000/12/05 14:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近日本にも進出した、書籍のオンライン販売会社アマゾン・ドット・コムの創業が描かれている。日本でも、いくつも書籍のオンライン販売会社ができ、本もインターネットで買える時代になった。革命的なことである。
まねることは簡単だが、まったく新しいことを立ち上げることは、大変なことである。革命的インターネット企業の創業者、ジェフ・ベゾスの情熱と知性と自由な発想に感銘する。アメリカのベンチャーの人材の豊富さに、日米の違いを痛感させられる。
アマゾン・ドット・コムを知るのに最適な本。
紙の本
明日、アマゾンドットコムが破綻しても、偉大な企業であることは変わりはない
2000/10/04 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:田中 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アマゾンドットコムが、明日破綻しても、偉大な企業であることには変わりはない。
あなたは、アマゾンドットコム登場以前のeCommeceの世界を覚えているだろうか?アマゾンドットコムは、「インターネットで物販を行うことは可能か?」という議論を、自らを持って万人にそれを証明し、決着させた世界で初めてのカンパニーである。
この本は、アマゾンドットコムがいかにしてアマゾンドットコムになったのかというテーマで、創業者ジェフ・ベゾスを中心に据え、アマゾンドットコムの現在までの約5年間の道筋を描いている。アマゾンドットコムという、インターネットの可能性に挑戦し、試行錯誤する壮大な問いかけとその答えがいかにして生み出されているのかというストーリーは、非常にエキサイティングだ。
インターネットの歴史をさらに1ページ切り開き、それを多くの人に知らしめたアマゾンドットコムの動きに、人々は常に注目している。「Get Big Fast(速く大きくなること)」に対して批判があることは十分に承知の上で、彼らが創造した顧客への体験がいままでにない素晴らしい物であったことも否定できない事実である。それを証明する数千万人のアマゾンドットコムユーザーが、アマゾンドットコムこそ最高のeCommerceのケーススタディであることを証明している。
この本を読んだあとに、この本の続きを歴史として本で読むのではなく、現実に体験できるという喜びを、ぜひ感じてほしい。
紙の本
現代のヒーロー
2001/03/06 22:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまやアマゾン・コムを知らない人はいないだろうと思うが、その名前の理由を知っているだろうか?
本書はそのCEOであるジェフ・ペゾスにフォーカスしながら、成功(いまのところは)の歴史をあざやかに興奮させるトーンで語る本である。たしかにインターネットでのビジネスを立ち上げた功績については、もう確立したものといってもいいだろう。
ただし、その強みがなんと脆弱な土台の上にあるかが読み取れる本でもある。ペゾスは何度も、「ブランド力」を手に入れることの優位性を強調している。でも少し考えてみれば、書籍の販売においてブランド力ってどれほどの力をもつのだろう? なおかつそのブランド力を人に示す(例えばグッチのマークね)にはどうしたらいいんだろう? それこそあとがきでも触れられているブックカバー(笑)でも必要というほかない。かつブックカバーでアマゾン・コムで買ったことがわかったからといってどうだろう? ブランド力は残念ながら商品を売る立場にとっては、インターネットにおいてもっとも価値がさがったものといってもいいかもしれない。確かにインターネットで本を買う場合、最初にアクセスするのは有名ブランドのサイトということは十分に考えられる。ただ継続的に大量に本を買う場合を考えてみれば、買った店のブランドを自慢できるなどという付加価値が一段と期待できない書籍みたいな商品においては、結局価格こそがもっとも強力な競争ポイントになるのは自明のこと。従ってアマゾン・コムにおいては、“ドットコム”みたいな宣伝は短期的なカンフル剤にすぎず、長期的に販売と配送を低コストで提供できる仕組みをもつかどうかが問われるのである。現在のところはそれにも上手く成功しているようだが、競争者も増えて行く今後はよりいっそうの厳しい努力が問われることになるのは間違いない。
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