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紙の本
霞町物語 (講談社文庫)
著者 浅田 次郎 (著)
僕はこの町で学び、恋を覚えたかつて霞町と呼ばれた麻布界隈を舞台に、著者自身の青春を綴る傑作。青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、夜が更けるほどにみずみずしい霧が湧...
霞町物語 (講談社文庫)
霞町物語
06/20まで通常660円
税込 462 円 4ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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商品説明
僕はこの町で学び、恋を覚えた
かつて霞町と呼ばれた麻布界隈を舞台に、著者自身の青春を綴る傑作。
青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、夜が更けるほどにみずみずしい霧が湧く。そこが僕らの故郷、霞町だ。あのころ僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に遊びにと、この町で輝かしい人生を精一杯生きていた。浅田次郎が初めて書いた、著者自身の甘くせつなくほろ苦い生活。感動の連作短編集。【商品解説】
目次
- 霞町物語
- 夕暮れ隧道
- 青い火花
- グッバイ・Dr.ハリー
- 雛の花
- 遺影
- すいばれ
- 卒業写真
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電子書籍
浅田節があふれる「霞町物語」
2022/12/07 12:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BlackIslander - この投稿者のレビュー一覧を見る
名作「ぽっぽや」に通じる人情物語である.「伊能写真館」の3代を孫の視線を通して描き,江戸の雰囲気を残す東京オリンピック1964前の「東京」を見事に描いてくれている.自伝的な要素を盛り込み,古き江戸の雰囲気を残す東京の人情をユーモア溢れる文体で描写する著者の本領が発揮された短編集.特に祖父母と父母への情愛の溢れた文章はしみじみとした読後感をのこしてくれる秀作.
紙の本
浅田次郎氏が贈る感動の連作短編集です!
2016/09/10 09:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、浅田次郎氏が読者に贈る感動の連作短編集です。青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、夜が更けるほどにみずみずしい霞が湧きます。そこが僕らの故郷、「霞町」なのです。あの頃の僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に、遊びにと、この町で輝かしい人生を精一杯生きていました。この霞町における僕たちの毎日はどんなものだったのでしょうか?ぜひ、本書をお読みください。
紙の本
青春はR&Bとともに
2002/03/08 20:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいらぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
8作の短編集。霞町と呼ばれていた西麻布周辺を舞台に繰り広げる1960年代の物語で、R&BをBGMにしてちょっと羽目を外した高校生の青春ドラマを見ているようだ。オーティス・レディングを懐かしく思える人は、読んでいるうちにこの世界に入り込んでしまうだろう。
個人的には次の3編が特におもしろかった。
<夕暮れ隧道>
初デートを成功に導いてくれた鴇田君カップル。それは悲しくも美しい幻だった。
<青い火花>
おじいちゃんであり写真師である「伊能夢影」。都電の花電車を写す親・子・孫、3代の思いやりとは。
<すいばれ>
人気のない夏の砂浜で貸しボート屋の店番をしている「谷さん」。彼の男粋とは。
紙の本
著者の自伝的連作短編集
2023/12/12 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京に霞町なんて町があったことを知らなかった。調べたら1967年まで実在したらしい。今の六本木とか麻布のあたり。
そこを舞台にした浅田次郎氏の自伝的な短編集。祖父、父、自分を中心に家族を描いた内容だが、さすがの筆致。何とも切なく、そしてじわじわと心に染みる。