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紙の本
競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)
著者 若竹 七海 (ほか著)
池袋の書店を土曜日ごとに訪れて50円玉20枚を1000円札に両替する中年男の真意は? 若竹七海提出のリドル・ストーリーにプロアマ13人が果敢に挑んだ、世にも珍しい競作アン...
競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)
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商品説明
池袋の書店を土曜日ごとに訪れて50円玉20枚を1000円札に両替する中年男の真意は? 若竹七海提出のリドル・ストーリーにプロアマ13人が果敢に挑んだ、世にも珍しい競作アンソロジー。解答者/法月綸太郎、依井貴裕、佐々木淳(倉知淳)、高尾源三郎、谷英樹、矢多真沙香、榊京助、剣持鷹士、有栖川有栖、笠原卓、阿部陽一、黒崎緑、いしいひさいち【本の内容】
収録作品一覧
五十円玉二十枚の謎問題編 | 若竹七海 著 | 12-20 |
---|---|---|
解答編-土曜日の本 | 法月綸太郎 著 | 21-69 |
解答編 | 依井貴裕 著 | 70-88 |
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紙の本
馴染みの作家さんから、知らない作家さんまで
2018/11/05 00:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり有名な本(出題?)だったにも関わらず、未読だった本作。
既に知っている作家さんの話から、知らない作家さんまで、いろいろなタイプのストーリーが読めて、面白かったです!
審査の過程まで載せているのも、よかったです。なるほどー、という感じで。しかし、審査の過程が優秀作品たちよりも先にあったおかげで、微妙にネタバレされた感もなきにしもあらずです。
特に、猫丸先輩ものが私は好きでした。選考の過程では色々と言われていましたが、猫丸先輩っぽい話でよかったと思うのは私だけでしょうか。。。(私が既に猫丸先輩を知っているからそう思うだけで、初読の方は審査員の方々のような意見になるのかもしれません。)
作品同士でネタ被りとか言われていますが、それぞれに味があり、楽しく読めた一冊でした。
紙の本
「1000円」が煌く謎の饗宴
2007/01/27 13:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る
若竹七海氏がかつて体験した「日常の謎」系ミステリとして、この謎はありそうでなさそう、というギリギリのラインで面白く読みました。プロのミステリ作家は勿論、一般公募から選び抜かれた優秀作が本書には収められています。そのどれもが奇抜な論理で「真相」を暴き出していて面白かったです。そういう話の流れで真相を結び付けてくるのか、と大喜びしそうになったものも幾つか。
ですが…、やはり、というか、そのどれもが「『五十円玉二十枚の謎』というテーマで書かれたミステリ」以上のものにはなり得ていないのですよね。限られた情報、という条件下での物語り作りがそもそも難しいこともあるのでしょうけれど、オリジナルの設定が持ち出されて「こういう真相だったのだ」とぶち上げられると、それは創作の色があまりに濃くなってしまって、本質的なところで本書の根底でやりたかったことから外れてしまうようにも思えてしまったので…、まあそれは、本書を「ミステリ」たらしめている所以なので、優秀作の数々も、「ミステリとして」面白いから選抜されているのですから、案外、真の真相は殊の外、単純で詰まらないことであったりするのかもしれません。この辺りのことは読者がとやかく言っても詮のないことだと分かっていますし、「両替男」本人様が名乗り出ない限りは推理の域を絶対に越えることはないのでしょうけれど。
(初出:CANARYCAGE)
紙の本
有栖川さんのがいいかな
2020/05/31 11:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な謎ですね。
特に意味があるかどうかも分からない、実際の出来事。
最初の2編の解決編はいまいちかな。
内輪の話にしちゃったら興ざめ。
むしろ一般応募の作品の方がいい。
紙の本
謎は謎のまま・・・?!
2018/12/25 23:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日常の謎」として有名な「五十円玉二十枚の謎」。
果たして、どんな解答が提示されるのか?期待しながら読みました。
プロ作家さんの解答に、楽屋落ちが多かったのはちょっと残念。。ミステリマニアの方々なら楽しめるのかもしれませんが。
個人的には、公募作の方が知恵を絞っている感じが出ていて楽しめました。
本書のはじめの方に「一般公募作選考過程」の章があるのですが、後に掲載された作品のネタバレになってしまうので、「あとがき」と同類に一番最後に読むことをオススメします!!
紙の本
面白い企画。でも……
2002/05/09 13:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男は、とある書店を土曜日ごとに訪れて、「千円札と両替してください」と五十円玉二十枚を出し、札を手にするとさっさと姿を消す。
これは、作家若竹七海さんが、大学生の頃、実際にアルバイトをしていた本屋で体験した出来事。
いつも五十円玉二十枚、銀行には行かずに(当時はまだ土曜日も営業していた)なぜ本屋に?
考えれば考えるほど、謎は出てくる。
この実際にあった謎に、プロの推理作家が挑戦、そして一般公募からも優秀な作品を選び、作られたのがこの本です。
実に面白い企画で、興味津々で読みました。
でも、やっぱり謎は作られたものの方が面白い?
この謎は、作られたものではなく、実際に起こった出来事。
本当に、深い意味があることだったのかどうかも、わからないわけです。
そんな謎に対し、皆さんあれこれと想像して書かれたわけですが、どうも今ひとつぱっとしないような……。
あっと驚くような納得のいく解答は、残念ながらなかったように、私は思うのですが。
(物語として、面白いものはありますが)