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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.5
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春新書
  • サイズ:18cm/208p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-660249-7
新書

紙の本

論争 教育とは何か (文春新書)

著者 中曾根 康弘 (ほか著)

論争 教育とは何か (文春新書)

税込 759 6pt

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.8

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

中曾根康弘、西部邁、松井孝典、松本健一という思いっきしウヨッキーなメンバーによる熱き座談会。だが、しかし、公徳を養うのが教育の本懐だとは思ふ。

2002/08/29 13:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 有識者やオピニオンリーダーであれば、姜尚中氏や和田春樹氏の著書を読んで良い評価をくだしたあと、中曾根康弘氏や松本健一氏の著書を読んで「こっちもいいね」とは言えないだろうが、一読者というのは自由でいい。どちらの論理にも共鳴することが可能だ。
 というか、あっちに揺れこっちに傾きつつ、「私」の立つ小さな場所を離れて広い世界をバランスよく見渡すことが、先行き不透明な現代社会には必要だろう。イデオロギーを20世紀のものと見送った今、彼ら有識者に求められているものもその柔軟性ではないか。

 この本でも、現在の社会の分析が成されている。戦後日本にも導入された民主主義は多数決の原理にのっとっており、多数派と少数派を生み出し、少数派の不満を掬うことを怠ってきた。テロリズムの温床を内部に孕んできたというのである。
 また、経済的尺度でものを考えてきた結果、右肩上がりの成長がなくなったとき拠って立つ価値観を失ったことに人びとは戸惑っている。仏教やイスラム教には、経済成長に行き詰まっても人びとに生きることの意味を与える価値を提示するものがある。主に経済の面で叫ばれてきたグローバリズムは、民族の伝統や歴史、文化を解体する側面をもっており、国境を越えた生産や消費活動は環境問題にもつながっていく。
 ——という具合。私が読み取ったことを自分の言葉に置き換えたので落ち度もあろうが、これらは大部分の人の共通認識であろう(でもないのかな? 民主主義の捉え方からして論争しそうな有識者たちは確かにいる)。

 社会の現状を把握したところで、いかにあるべきかの規範に立ち返り、その理念に向けた政策を立てる。それが論理的思考だが、本書で教育の一番の問題とされているのは、今の教育基本法に「公徳」が欠如している点だ。この言葉自体は福沢諭吉が「私徳」に対して挙げたもので、ここでは民族や共同体など大きな集団の価値に帰属することで得られる「自己」の概念を確立させるべきという論考が成されている。
 徳育については、地球物理学者の松井孝典氏が生物学的な側面から眺めているのが面白い。人間が過去との関わりの中で生きること、その生存に制約があることをきちんと理解し、人間としての何かを獲得することが徳育であるとしている。松井氏は地球45億年のスパンで物を考えるので、どこかで、人間によって作られた人工物すら人間同様「自然」の一部だという主張をしていた。それと同じくこの場合も、過去との関わりで生きることを人間の「社会的側面」ではなく「生物学的側面」としてしまうところがユニークである。
 
 更に、教育基本法の問題は憲法の問題に通ずると展開する。「憲法が国の形を原理的、外形的に規定するものならば、教育基本法は、国を根底において支える人間の形を精神的、内面的に方向づけるもの(49頁)」と指摘したあとで、松本健一氏は「憲法をどうするかと同時に、国の礎を形成する人間をどうつくっていくかが問われている」と述べる。歴史的、風土的な存在としての人間論をまとめるべきだとメンバーの意見は一致する。
 教育基本法改革の西部氏私案が提示され、徳育としての教育勅語の成り立ちや優れた点が検討され、教育改革の迷走ぶりに遺憾の意が表明される。加えて、グローバリズムという世界的潮流の限界から、戦争や国家、人間圏についての討論が発展していく。
 理念としては大いに同意できるのだが、具体的なブツとして『新しい歴史教科書』のようなものが出てきてしまうのが納得できない。神話が歴史として記述され、戦争についての反省が素通りされている。それが、この辺の方たちの理念の産物だと思うと、せっかくの徳育も別解釈だよなと残念な気がするが、いかがであろうか。

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紙の本

教育制度というのは無辜の大衆のための国家政策

2005/09/20 04:28

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る

初出は,『諸君!』と『産経新聞』(00年〜02年)。本書は,約一年半をかけて行われた座談会の単行本化。中曽根と西部といい(そいや,理系研究者の教育改革論って読んだ例(ためし)がないなぁ。),『諸君!』や『産経新聞』といい,はっきりと右(翼)。4人の年齢を斟酌すると“今の若いもんは・・・”的発言が許されるが,所謂“若者=馬鹿者”論ではなく,教育制度批判である点が本書の眼目。
ただ,教育制度というのは無辜の大衆のための国家政策で,天才用ではない。天才はむしろこういった制度の隙間から出現する。アインシュタインが落ちこぼれだったというのが例になるのかもしれんが,よくわからん。そうだとすれば,ま,有体にいえば,旧一期校から地方有名私大レベルの三流大学を卒業するくらいの人口層を俎上にのせるべきじゃなかったのかなぁ?とは感じる。(966字)

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2006/09/10 02:32

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2011/05/04 19:54

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2011/12/27 19:19

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2020/05/09 01:30

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