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紙の本
カラスはどれほど賢いか 都市鳥の適応戦略 (中公新書)
著者 唐沢 孝一 (著)
都市の発展により多くの野生鳥が姿を消したが、一方では環境に適応することによって積極的に都市に進出する鳥群が観察される。その頂点に君臨するのがカラス群団であり、いま都市にあ...
カラスはどれほど賢いか 都市鳥の適応戦略 (中公新書)
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商品説明
都市の発展により多くの野生鳥が姿を消したが、一方では環境に適応することによって積極的に都市に進出する鳥群が観察される。その頂点に君臨するのがカラス群団であり、いま都市にあってはカラスとヒトの知恵比べが熾烈に進行中なのである。本書は都市烏研究会にあって長年、野鳥を観察研究してきた著者が、その成果を克明に報告するとともに、カラスに対する人間の愛憎半ばする感情をさまざまな文献に探る、カラス百科である。【本の内容】
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カラスの賢さがよくわかりました
2020/10/31 20:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
私のいちばん身近な鳥は、カラスです。
近くのマンションやビルの屋上に止まっているのをいつも見ています。
10数羽が思い思いに止まっています。
ペアでなんかやってたり、追いかけっこをしているときもあります。
近所の樹木に巣があって、そこで繁殖しているようです。
『カラスはどれほど賢いか』という新書を読んで、
カラスの賢さがよくわかりました。
紙の本
カラスも生き物
2022/11/19 11:47
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前『カラスの早起き、スズメの寝坊』という本を読んでカラスに興味を持てたので、他書を読んでみたいと思い、辿り着いたのが本書です。先の本で深掘りしたかった点は、鳥は本当に眠るのかという事と、眠るなら何処で眠るのかという事でした。
結論、鳥は眠るし、場所は木の上や巣などで眠る、です。勿論カラスとて眠ります。ただ昼間と打って変わってかなり神経質です。
本書ではカラスの生活体系を中心に、カラスの性格や知恵にも踏み込んで著述してあり、非常に興味深いです。
カラスについて知らなかった事を数多く知る事が出来ました。あと、人に飼育されたカラスは、人に甘える事があるというのが微笑ましく思いました。
紙の本
都市に住む鳥の脅威
2002/06/02 18:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M.O - この投稿者のレビュー一覧を見る
あなたは身の周りで鳥を見かけることがあるだろうか。
「ある」と答える人の大半はカラス、スズメ、ハトを挙げるのではないか。
実際、我々はその3種以外の鳥を街で見かける事がほとんど無い。
それにも増して、都市部ほどカラスの増加が問題化している。
そしてそれは同時に「人間とカラスの知恵比べ」が
熾烈に展開されていることを意味するのだ。
本書は長年野鳥を観察・研究してきた著者によるカラス百科である。
「クルミや貝などをくわえて空高く飛び、コンクリートや石に落として割る」
「オオカミに獲物を襲わせ、まんまとその食べ残りをいただく」
など、人間と知恵で勝負するカラスがいかに利口か、驚きの連続である。