ボーン・コレクター(上)
著者 ジェフリー・ディーヴァー , 池田真紀子・訳
ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光って...
ボーン・コレクター(上)
商品説明
ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた……女はどこに!? NY市警は、科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが……。ハンデをも武器にする、ニューヒーローが大活躍の傑作ジェットコースターミステリ。<リンカーン・ライム>シリーズ第1弾!
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知識とスピード感あふれる警察小説
2018/09/30 18:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
捜査中の事故で四肢麻痺となったリンカーン・ライム。尊厳死まで考えていた彼のもとに、事件に協力してほしいという依頼が舞い込んでくる。徐々に熱意を取り戻し、独自の調査チームを招集して連続殺人犯と対決する。「CSI科学捜査班」ばりの最先端捜査技術が出てきて、なんかすごいことやっとるな、というのは伝わってくる。非常にスピード感があり、息つく暇がない。下巻がどうなるか楽しみだ。
映画
2021/03/03 19:57
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画でこれをみて大好きで3回は最低見てました。
それが原作が小説だとは知りませんでした。
名前や日付など色々映画とはやはり少し違いますがそれでも面白いし映画が結構小説に忠実に描かれてるんだなと実感。
読み終えて、レンタル・ビデオ屋へ走った
2004/06/20 15:54
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
デンゼル・ワシントン主演の映画を観ているから、プロットや真犯人は(多少の脚色=変形加工はされているものの)おおよそ頭に入っている。それでも、いや、それだからこそかもしれないけれど(というのも、傑作ミステリーは二度楽しめるから──最初はウブな処女のごとく作者の術中にはまり、再読ではすべてを知り尽くした経験者としてその手練を味わう)、この「ジェットコースター・サスペンス」は本当に面白い。アームチェア・ディティクティヴならぬ寝たきり探偵のリンカーン・ライムと、美貌の巡査アメリア・サックスとの交情が丹念に書きこんであるのがなにより嬉しい。かの『青い虚空』にもハマってしまったけれど、この『ボーン・コレクター』はそれ以上。強いて難点、というか読者として不満に思う点をあげると、巧みに書き分けられる真犯人の分裂したキャラクターがなかなかぴったりと一つに結像しないこと。これがクライマックスで突然姿を現わすボーン・コレクターに迫真の不気味さ、怖さをもたらさない所以だと思う。でもこれは大した疵ではない。──読み終えて、レンタル・ビデオ屋へ走った。映画で楽しみ、原作で楽しみ、再度映画で楽しむ。この贅沢な味わい方は、アイラ・レヴィンの『死の接吻』以来のこと。ちょっと古いか。