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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.5
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:20cm/p305〜604 18p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-622-08032-X
  • 国内送料無料

紙の本

磁力と重力の発見 2 ルネサンス

著者 山本 義隆 (著)

【毎日出版文化賞(第57回)】【大佛次郎賞(第30回)】【パピルス賞(第1回)】脱神秘化していく魔術と、理論化される技術。ルネサンス期に「遠隔力」概念を担った「実験魔術」...

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磁力と重力の発見 2 ルネサンス

税込 3,300 30pt

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セット商品

磁力と重力の発見 3巻セット

  • 税込価格:9,68088pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

【毎日出版文化賞(第57回)】【大佛次郎賞(第30回)】【パピルス賞(第1回)】脱神秘化していく魔術と、理論化される技術。ルネサンス期に「遠隔力」概念を担った「実験魔術」とは? 新知見ときめ細かな論証、ダイナミックな歴史の描出。西洋近代科学技術誕生の謎に真っ向からとりくんだ渾身の書き下し。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

山本 義隆

略歴
〈山本義隆〉1941年大阪生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、学校法人駿台予備学校勤務。著書に「古典力学の形成」など。

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

目次

2003/06/09 19:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第9章:ニコラウス・クザーヌスと磁力の量化 305
 1. ニコラウス・クザーヌスと『知ある無知』 305
 2. クザーヌスの宇宙論 310
 3. 自然認識における数の重要性 316
 4. クザーヌスの磁力観 326
第10章:古代の発見と前期ルネサンスの魔術 333
 1. ルネサンスにおける魔術の復活 333
 2. 魔術思想普及の背景 341
 3. ピコとフィチーノの魔術思想 346
 4. 魔力としての磁力 354
 5. アグリッパの魔術——象徴としての自然 358
第11章:大航海時代と偏角の発見 372
 1. 「磁石の山」をめぐって 372
 2. 磁気羅針儀と世界の発見 380
 3. 偏角の発見とコロンブスをめぐって 388
 4. 偏角の定量的測定 395
 5. 地球上の磁極という概念の形成 403
第12章:ロバート・ノーマンと『新しい引力』 412
 1. 伏角の発見 412
 2. 磁力をめぐる考察 423
 3. 科学の新しい担い手 430
 4. ロバート・レコードとジョン・ディー 434
第13章:鉱業の発展と磁力の特異性 444
 1. 十六世紀文化革命 444
 2. ビリングッチョの『ピロテクニア』 451
 3. ゲオルギウス・アグリコラ 458
 4. 錬金術に対する態度 467
 5. ビリングッチョとアグリコラの磁力認識 472
第14章:パラケルススと磁気治療 481
 1. パラケルスス 481
 2. パラケルススの医学と魔術 491
 3. パラケルススの磁力観 496
 4. 死後の影響——武器軟膏をめぐって 502
第15章:後期ルネサンスの魔術思想とその変貌 510
 1. 魔術思想の脱神秘化 510
 2. ピエトロ・ポンポナッツィとレジナルド・スコット 515
 3. 魔術と実験的方法 524
 4. ジョン・ディーと魔術の数学化・技術化 531
 5. カルダーノの魔術と電磁気学研究 543
 6. ジョルダノ・ブルーノにおける電磁気の理解 551
第16章:デッラ・ポルタの磁力研究 559
 1. デッラ・ポルタの『自然魔術』とその背景 559
 2. 文献魔術から実験魔術へ 568
 3. 『自然魔術』と実験科学 574
 4. 『自然魔術』における磁力研究の概要 578
 5. デッラ・ポルタによる磁石の実験 585
 6. デッラ・ポルタの理論的発見 594
 7. 魔術と科学 599
注 [1-18]

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紙の本

神から自然へ

2006/05/07 22:53

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本シリーズは、物理学史でほとんど省みられることがなかったという、中世ヨーロッパの磁力観について、数々の文献による根拠を挙げながら、当時の思想的・歴史的背景を交えて解説している。本書はその第2冊で、ルネサンスの前期と後期における”魔術”の変遷と磁力の関係についてふれられている。
 ルネサンス期に生じた学問の変化の理由として挙げられているのが、印刷術の普及と大航海時代である。前者は利潤追求の観点から、それまでの学術言語であったラテン語から、読者層の多い自国語の文献の増加を招いた。後者は観測点の増加の観点から、これまで盲信されてきた古代の文献の権威低下を招いた。
 これらの転換点を境に、同じ不可思議な磁気現象にもかかわらず、神・天使・悪魔など外因によってもたらされると考えられていたものが、自然の内因に起因するとみなされるようになった。また、思弁的文献的現象論が、実験的現象論に変化し、近代物理学への道を開くことになる。
 これを読んでちょっとでも興味を引かれた方は、ご一読いただかれてはいかがでしょうか。

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紙の本

「魔術」こそが科学への道

2004/05/15 22:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:king - この投稿者のレビュー一覧を見る

磁力の概念をめぐってのヨーロッパにおける言説を分析することで、近代科学の始まりを準備したものを解き明かす、という壮大なテーマで展開される「磁力と重力の発見」第二巻。

冒頭、磁力をいかに研究するかという方法について決定的転換をなしたという、ニコラウス・クザーヌスが登場する。彼が提示したのは、磁力の強さを数値化することであった。その提案は、いままでの磁力の本質、原因のみを追及していく本質論的磁力論と一線を画し、数値化し法則化することによって数理科学としての近代物理学への道を切り開くものであった。しかし、その後ルネサンス期においては、魔術思想の普及とともに、世界を象徴的なものとして捉える見方が優勢となり、定量的測定という近代物理学への道はデッラ・ポルタの登場まで持ち越されることになる。

そして二巻ではおもにルネサンス期の言説にスポットが当てられることになるのだが、ここで前面にせり出してくるのは「魔術」である。「魔術」と「科学」とは一見鋭く対立する要素のように思われるが、本書では両者に密接な関係があるという。

ルネサンス期において「魔術」は、超自然的な霊魂、奇跡などの関与において行われるもの(ダイモン魔術)と経験的、実践的な技術として自然のメカニズムを利用するもの(自然魔術)とに峻別される。そしてその「自然魔術」がルネサンスをまたいで「経験的で数学的でかつ実践的な」傾向を持ち始めてくるのである。

この動きと軌を一にして、ラテン語による教会独占の知のあり方が、各国語つまり俗語での出版、翻訳を通じて革新されていく。結果、その実践、実験がそれまで行われてきた「旧態依然とした書物偏重の知」を脱却する契機となり、それまでの千数百年のあいだ信じられてきた俗説、迷信の類をはっきりと否定していくことになる。

「自然魔術」は「錬金術」という言葉でイメージされる超自然的な能力をもたらすものではなく、自然にある力をいかに使うかという技術へと変貌する。
本書末尾において磁力研究に決定的な転換をもたらしたと見られるデッラ・ポルタについて本書ではこうある。

「磁石をめぐる古代からの言い伝えの多くを実際に実験することによって否定し、こうして文献魔術から実験魔術への転換を成し遂げ、磁石にまつわるいくつもの迷信を過去のものとしたのである。そして自然認識にたいする中世的な秘匿体質から脱皮し、魔術の脱神秘化、大衆化をはかったことにおいても、『自然魔術』は近代科学を準備するものであった」

「魔術」思想から現れた方法が、クザーヌスの方法を受け継ぐ形になって、近代科学への道をひらいたという指摘は面白い。機械論的な接触などによる運動だけを信じる立場(こちらの方が近代的な見方に見える)からすればあり得ないものである「磁力」は、魔術思想の側からすればあり得べき現象であり、そうして肯定的に捉えたことで、より科学的な方法は「魔術」の実践から生まれたということだろう。

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「自然魔術」という触媒の役割

2003/07/09 12:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:三中信宏 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第2巻は〈魔術〉が中心テーマとなる.「魔術」と聞いて後ずさり
する読者はきっと少なくないだろう。しかし,この巻こそ,全体の
中でもっとも刺激的かつおもしろいと私は感じる.いわゆる〈暗黒
の中世〉からルネサンスを経て,近代の科学に連なる系譜を考える
とき,さまざまなタイプの〈魔術〉とよばれる「技芸」があったわ
けで,著者はその中でも遠隔作用としての「磁力」は〈魔術〉その
ものであったことを指摘する.しかも,〈魔術〉の発展とともに進
んできた「実験的手法」と「経験的思考」は,その後の近代科学が
育つ揺籃であったことを著者は示す.

第10章では,この〈魔術〉に光を当てる.ルネサンスにおける
〈魔術〉の復権は,人間が自然を支配できるとみなすルネサンスの
人間中心主義の精神のもうひとつの発露であると著者は言う(p.34
3).もちろん,もともとの〈魔術〉は超自然的な霊(ダイモン)
によるとみなされる行為だが,クザーヌス以降,そのような〈ダイ
モン魔術〉とは別個の〈自然魔術〉が登場してくる(p.348).著
者はこの〈自然魔術〉がその後の科学に与えた影響を「力」概念の
史的検討を通して調べる.遠隔力という〈隠れた力(virtus
occulta)〉をあやつるという点では同一であっても,宗教的な
〈ダイモン魔術〉と定量的な〈自然魔術〉とは異なっている(p.37
0)という著者の主張は,その後の章でも繰り返し述べられる.

第15章では,ルネサンス後期の自然魔術を論じる.〈隠れた力〉
も最終的には自然的原因に帰着されるのであって,ダイモンのよう
な超自然的原因をもちだすのはまちがっているという見解(p.51
7)は,「自然主義的で技術的な魔術観」(p.524)をもたらす.現
代の多くの読者にとっては,「魔術」と「科学」の並列は違和感が
ぬぐえないが,本書でいう〈自然魔術〉はほとんど【実験科学】と
同義であるといってよいことに読者は気付かされる.

欲を言えば,ここでも中世の形而上学(存在論)との関わりに言及
があってほしかった.なぜ「本質」を求める実念論的姿勢が中世の
スコラ学に広まっていたのか.対立する唯名論の立場はどうだった
のかとか.アリストテレス的な演繹主義が本質主義をベースにして
いたことは事実だろうし.いずれにせよ,演繹的なスコラ学と超自
然的な〈ダイモン魔術〉を両極端としたとき,非演繹的でしかも実
験に基づく〈自然魔術〉がその内分点に位置するという著者の主張
は説得的だ.

第16章は,デッラ・ポルタのベストセラー『自然魔術』(1558)
をとり上げる.タイトルとは裏腹に,ほとんど「博物誌」に近い内
容をもつとされる本書は,「思弁的な文献魔術から実証性を重んじ
る実験魔術への転換」(p.571)を遂げたという点で画期的な書物
でありとくに,デッラ・ポルタの磁石研究は後世の歴史家がことごとく
見逃してきたが,その内容は続く時代の先鞭をつけたものにほか
ならないと著者は言う.


この章の終わりの部分で,著者は〈魔術〉と〈科学〉のちがいをま
とめている(pp.599ff.).〈魔術〉の秘匿性に対する〈科学〉の
公開性という対比は,実はそれほど正確ではなく,むしろ初期段階
では〈魔術〉も〈科学〉もともに公開性と秘匿性を併せもっていた
と考えるべきだろうと著者は言う(p.601).科学の裾野が広がる
につれて,出版や教育を通じて秘匿性がしだいに消失し,世俗的に
なっていったというのが著者の意見である.

(第3巻に続く)

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