紙の本
やられた
2023/02/23 16:58
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
またしても、すっかりやられてしまいました。
犯人そこ!?それぞれが人に言いたくない秘密を持っているから、余計にややこしくなるんですよね。
でも、秘密のない人間なんていないからこそ真実味が出てくるのかな。
紙の本
「白昼」というより「太陽の下」の方が合っている
2021/06/04 07:04
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポアロものの中でも評価の高いこの作品は、1941年に発表されたもの。
原題が「Evil under the Sun」で、確かに「白昼の悪魔」なんだけどどちらかといえば「太陽の下の悪魔」といいたい。
これは地中海の避暑地スマグラーズ島の静かなホテルで起こった殺人事件で、いつものように登場人物は多いがいずれも避暑独特の服装が似合いそうだ。
だから、波打ち際に浮かぶ死体も太陽のギラリとした光の下で漂っている。(これって、謎解きの大きなヒントですが、きっとこれだけではさっぱりわからないでしょうね)
この作品では、あ、この男怪しいと思えたのですが、そのトリックまでにはたどり着けなかった。
男と書きましたが、今回の殺人は絞殺で大きな手による犯行ということになっています。
その避暑地のホテルにわがポアロも宿泊しているのですが、不思議なのは探偵としてのポアロの名前はここでもすでに有名で、 宿泊者の中にはポアロが何かの事件の解決のために来たのではと疑うほど。
そんな名探偵がいるとわかっていながら、犯行に及ぶというのはいかがなものか。
私ならポアロが去っていくまで、計画を延期しますがね。
なので、犯人の大きな失敗はポアロの推理力を甘く見たことでしょうか。
そして、この作品でも事件解決とともに新たな恋愛も成就するのですから、相変わらずポアロのキューピットぶりは推理以上かも。
紙の本
大胆不敵
2019/10/11 20:02
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
バカンス先でも殺人事件に巻き込まれるポアロ。海辺の美男美女、絵になる光景が良いです。大胆不敵な犯人にびっくり。
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燦々とした
2015/12/20 19:48
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
陽光の中で堂々と起こる殺人事件。
ポアロもの。
風光明媚な観光地で起こる殺人事件。
一見無邪気にも見える犯人が恐ろしい。
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ポアロ作品。地中海の避暑地で起こった殺人事件。だが容疑者には全員確かなアリバイがある。終盤、ポアロが仕掛けた作戦と知らずに、犯人が謎を解く鍵を自ら露呈してしまうのだけれど、そこにあった無邪気さと、殺人を犯す残忍さを持ち合わせていることが、悪魔というタイトルになっているのだろうか。
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地中海の平和な避暑地スマグラーズ島の静寂は突如破られた。島に滞在中の美しき元女優が、何者かに殺害されたのだ。犯人が滞在客のなかにいることは間違いない。だが関係者には、いずれも鉄壁とも思えるアリバイが…難航する捜査がついに暗礁に乗り上げたとき、滞在客の中からエルキュール・ポアロが進みでた。
【感想】
http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50250659.html
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誰かが殺人を決意したら防ぐのは困難だ。島で休暇を過ごすポアロの前に現れたのは、何か問題を抱えていそうな何組かの夫婦と、いかにも悪女といわんばかりの美人の元女優の人妻。これで殺人事件がおきないわけがない。
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魔性の女性と寡黙で不器用な夫、女に惚れている若い男とその病弱な妻。ボートでないといけない浜辺で殺された女。日光浴する人々は死体に見える。ポアロ
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外界からほぼ隔離された避暑地、スマグラーズ島では、避暑客らの平和なバカンスが続いていたが、その平穏の下に悪意がかくされていることに誰が気づいていただろうか。
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エルキュール・ポアロ・シリーズ
アリーナ・スチュワート殺人事件。映画『地中海殺人事件』の原作。
2009年11月1日読了
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「いったんだれかが殺人を決意したら防ぐことは困難だ、と言うのだ。彼はこの事件について自分を責めたりしていない。彼に言わせれば、これは避けようのないことだったのである。」
ポワロの腕の見せ所!
さすがですねー。
まさか!と言う犯人に驚きを隠せなかったー。
もちろん、メンバーの中に犯人がいるってことは100%分かっているんだけれど、一番怪しくない人が犯人とは、なんともなんともなぁ。
それに、さりげない伏線も最後には綺麗にまとめてくるんだもん。
凄いとしか言いようがなかった。
そして、気持ちのいいほどの勧善懲悪。
悪い人が絶対犯人!悪者を見つけなければ。
【4/9読了・初読・市立図書館】
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青い海と空・白亜の建物。リゾートで起こる残酷な殺人事件。
いやいや休養に来ていたポアロが捜査に乗り出します。
この作品の場合は”意外な犯人”ではなくその方法に瞠目。
クリスティーは人物の描き分けがいつも特徴的です。
脇役にも様々な思いがある。その事をいつも丁寧に描いてますね。
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ポアロシリーズの他作品と比べてやや地味めな印象だけど、
ミステリーの女王と名高いクリスティー女史の技が
「これでもか、これでもか。えい、えい。」と詰め込まれている隠れた名作。
物語をつぶさに観察する虫メガネを手にして、
細部までじっくり見つめてやると、
登場人物達のさりげない会話や殺害現場の描写に
重要な伏線があちらこちらに巧妙に張られているし、
「人を見かけや他人の評価で判断してはいけません。」と
なぜか日頃の自分の人との接し方まで反省させられるラストも
良い意味の裏切りもあったりして、気持ち良い。
全てがうまい。
「推理小説を読む楽しみ」をたっぷり味わわせてくれる。
「さすがベテラン。」と名推理をしたおじいちゃん名探偵ポアロと共に、
クリスティー女史に拍手を送りたい感じ。
ぼぉっと途中を読み流すと、ラストの面白さが半減なので、
くれぐれも油断禁物。
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偶然手に入れた一冊でしたが、期待よりずっと面白かった。
キャラクターの描き分けが見事なのはいつものことですが、
いたる所に伏線となる言葉や事柄が散りばめられていて、ポアロが仰るように”バラバラのパズルのピース”がクライマックスでカチリとはまる心地良さを味わせてくれます。
章の切り方も読みやすいと思ったことのひとつかも。
あと、冒頭のページに舞台となる島の地図が載っていたので、情景をイメージしやすかった。いつも地形や間取りがイメージできなくて、訳わかんなくなってしまっていたので、その点では親切。
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小学校に全集がなく、この本しかなかったので、この本しか知らないのですが、アガサ=クリスティー全集があれば、こっちにもはまっていただろうと思わせてくれた傑作。