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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/10/28
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/461p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-323400-4

紙の本

いとしのヒナゴン

著者 重松 清 (著)

30年ぶりに現れた謎の生物ヒナゴン。役場の類人猿課に配属された信子は、その存在を次第に信じるように…。市町村合併問題、町長選をめぐって、ヒナゴン騒動はヒートアップ!『オー...

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いとしのヒナゴン

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商品説明

30年ぶりに現れた謎の生物ヒナゴン。役場の類人猿課に配属された信子は、その存在を次第に信じるように…。市町村合併問題、町長選をめぐって、ヒナゴン騒動はヒートアップ!『オール読物』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

重松 清

略歴
〈重松清〉早稲田大学教育学部卒業。「ビタミンF」で直木賞を受賞。

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みんなのレビュー39件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

いとしの「いとしのヒナゴン」

2004/12/20 16:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:level-i - この投稿者のレビュー一覧を見る

重松さん得意のおじさん世代のほかに、20代を丁寧に描いてあったのが新鮮だった。東京から「一発逆転」を胸に期してヒナゴンさがしにやってくる週刊誌の記者。仕事を除く全てのことに不器用で、打たれるとひどく弱い、町長の懐刀。人のことはいっちょ前に観察もし、そこそこ批判精神も持ち合わせているくせに、自分自身、何者にもなれない主人公。
みんな、私と同年代で、みんな、どこか私と似ている。


———学生時代は「やりたいこと」ばっかりだった。
———大人になったら、「やり残したこと」はなんだろうと考えるようになる。
印象に残るフレーズ。私自身、四方を山に囲まれた、なんとかニュータウンの出身だから、わかる。愚痴じゃなく、言葉遊びじゃなく、ただのリアルなんだ、と思う。このまま東京にいて何ができるのか、帰らないのは何をやり残したからなのか、私もときどき考える。いつもじゃない、いつもは考えていられないけれど、ときどきは考える。

これこれこういうことと言えないまでも、やり残したことが確かにあると思って、とりあえず毎日仕事に出かけられるうちが花なのかな、と思う。
だけど、いつか、残したものがあると感じたまま、残したままで帰るのかな、とも思う。
だからこそ今は、と力強いことも、ごくたまには思う。
重松さんの本は、そのごくたまのとき、私に追い風をくれる。

ステージの歌手が客席の自分を見ていると思い込む人のように、重松さんに手紙をもらった気になってしまって、どうも冷静になれない。いつも以上にクサいシーンが多かったし、もう少し薄い本にできたんじゃないのとも思うし(なんでもかんでも長く書いて厚い本にしてしまう風潮には反対だ)、あそこ無理があったんじゃないのとか、文句はつくけど、その辺りを上回る勢いで、好きな本。
良いんじゃない。ただもう好きで、好きなだけだ。

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紙の本

“重松節”から“重松ワールド”へ、後年転機となった作品だと語り継がれそうな作品といえそうです。

2004/11/07 21:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

重松清さんの最新刊は来春井川遙・伊原剛志主演で映画化されるファンタジー作品である。

ファンタジー作品といえどもテーマは地方自治体合併問題とふるさとのあり方。
ただ、文章の滑らかさや登場人物のバラエティさは他の作品とは違ったテイストに仕上がっている。

従来の重松さんの重いイメージを払拭する作品である。
幅広い読者層をターゲットとして意図的に書かれていると思う。

主人公2人(といって良いだろう)の浮き彫りの仕方が見事である。
2人とは物語の語り手で少し酒癖の悪い信子(25歳で比奈町出身)と、超個性的なイッちゃん(40歳で比奈町長)の2人である。

イッちゃんのキャラに心和まされた人も多いことであろう。
これからの日本を背負って立つ世代(25歳)と、人生の折り返し地点に差し掛かった世代(40歳)との両方を巧くコントラストすることによって、読者に今の日本人にとって何が大切なのかを問いかけてくれます。
脇役陣も豊富である。
イッちゃんの幼なじみのドベ、ナバスケ、カツ、信子の同級生のジュンペと西野、あるいは雑誌記者の坂本など…
過去のエピソード作りや後半の展開なんかはまるで浅田次郎さんの作品を読んでいるのかと錯覚してしまった。

架空の動物ヒナゴンを登場させることによって、従来の重松作品にありがちな最後にふっと前向きにさせてくれる構成じゃなくて、物語全体をハートウォーミングな世界で構成しているから万人受けしやすい作品に仕上がったといえるであろう。

といっても全く身につまされる話がないわけではない。
テーマとなっている地方自治体の合併吸収問題については登場する比奈町が直面している問題である為にリアルに描かれている。
比奈町は合併される側であるから特に辛い立場である。

きっと地方に住まれてる方や地方から都会へ出てきてる人は、自分のふるさとについてもう1度よく考える機会を提供させてくれている。
逆にふるさとの持たれてない方は自分の身の回りの人に対しての“つながり”・“接し方”・“結束”について少しでも見つめなおす機会を提供させてくれている。
重松作品に接することイコール“読者にとって格好の人生勉強の機会”であると再認識した。

物語が終わって、ふるさとに居続ける物もいればふるさとを離れるものもいる。
しかし共通している点はふるさとをこよなく愛している点である。

私が力説したい点は、本作は重松作品の中ではもっともエンターテイメント性の高い作品に仕上がっているという点である。
本当に読みやすい。
従来の作品のように涙するような話ではないが、楽しく読める点ではみなさんにオススメしたく思う。
はたしてヒナゴンは現れるであろうか?
ワクワクしながらページをめくって欲しい。

トラキチのブックレビュー

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紙の本

屈辱の経験でした。本の途中で、不快さの余り投げ出してしまいました。途中までしか読めなかった本の書評、それでも私は書きたい

2004/12/26 21:17

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

やってはいけない、と思うのです。でも、初めて私はやってしまいます。そうです、私はbk-1史上初の、最後まで読むことが出来なかった本の書評をやってしまうのです。これは私の読書暦史上初めてのことでもあります。読み終えることが出来なかった本について、一冊の本として語る、これはウン十年の人生の中でも初めてのことなのです。

そこまでして、なぜ書くか、じつはこの作品を読が出来なかったこと自体が、もしかすると書評になる、この物語への評価になるのではないかと、コロンブスの卵くん的思いを抱いたからです。いつものスタイルで書けば、イラストレーション 石本真裕子、ブックデザイン 鈴木成一デザイン室。

全体は、十章構成。ちなみに私が読むことを断念したのは第七章「ヒナゴンの涙」、460頁の本の半ばを過ぎた250頁のところでした。

主人公は私、のぶちゃんこと石井信子。話は、私が25歳のふるさとで起きた事件の顛末記といったものでしょう。なぜ、これが回想録のスタイルをとっているのか、最後まで読み通していない私には、わかりません。発端は2002年6月のことでした。東京の私大を卒業して三年目、マスコミ志望の就職浪人として日々を過ごす私のところには、毎週のように広島県の比奈に住む母から、野菜などの差し入れがあります。

そして、今日の便に添えられた手紙には「ヒナゴンが三十南振りに姿を現したらしいのです」という言葉が書かれていたのです。1970年から74年にかけて大きな話題を呼んだ謎の類人猿ヒナゴンは、当時、十数件の目撃事例とともにマスコミをにぎわせ、比奈の町名を一気に有名にし、役場には類人猿課まで設けられることになったのでした。

しかし、最初のうちは騒動を歓迎していたマスコミは、最後には「町ぐるみの売名行為」として町を非難し始めたのです。その傷は深く、今でも町の人にとって「ヒナゴン」は禁句なのです。そして、嘘の目撃譚をしたとして糾弾されたのが石井健作、私のおじいちゃんでした。そうして類人猿課は1974年に解散したのです。

そのヒナゴンが再び現れ、類人猿課がもういちど発足するというのです。その指揮をとるのが、1971年のヒナゴン騒ぎの時、小学校三年生で比奈町の悪ガキ史上に燦然と輝く伝説のガキ大将、現在40歳になる新町長のイッちゃんこと五十嵐さん、その広報にあたるのが総務課長で町のHP担当のドベさんこと吉岡さんです。

町に帰り再発足した類人猿課に努めることになった私と一緒に活動するのが、同級生で教員生活二年目の小学校の教師ジュンペこと島本順平と、優等生で早大法学部卒の、何故か今は故郷に帰っている西野俊彦です。それにジュンペの生徒でドベさんの娘である彩花が色を添えます。そして大きな背景として隣接する備北市との合併話があるのです。

先行してこの本を読んでいた高校生長女からは、「駄目男ばかり出てきて、不快。面白くない」という感想を聞いていたのですが、今まで、重松の作品の殆どを読んできた私は、また尻の青い娘が生意気を言いおってと、叱りまでしてしまったのです。しかし、今では彼女の気持ちがよく分かります。

ここに描かれる地方は、まさに公私混同、情実と不正を良しとし、自らの姿を改めることもしない、最低の世界なのです。しかも、主人公には自分がそのような存在であることを恥じる気持ちは、少なくとも第6章までにはありません。むしろ、真面目に物事を考える人を嘲笑すらするのです。

この小説を読み、実際にわが町の役所で働く人や、宣伝カーで街頭を走り回る能天気な右翼、いや国民全体の支持率では20%に過ぎないにも拘わらず与党と称して国政を牛耳る政治家のレベルを見れば、これが現実であることが嫌でも伝わってきます。そして、私はここに重松がこれらを反面教師としてではなく、肯定すべきものとして描いているとしか思えないのです。それに失望します。

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2004/12/02 22:07

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2005/02/24 00:29

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2008/03/22 22:05

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2005/06/07 14:02

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2005/06/12 08:27

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2006/01/14 19:13

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2006/02/07 18:29

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2006/05/25 18:28

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2006/06/07 23:23

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2006/11/29 13:34

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2007/10/27 10:44

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2007/12/05 00:33

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