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紙の本
四季のうた カラー版 (中公新書)
著者 長谷川 櫂 (著)
四季の移り変わりを細やかに感じ取る、その時節ならではの言葉「季語」。季語を手がかりに、俳句や短歌、川柳など、様々な「うた」をカラー写真とともに紹介する。『読売新聞』連載「...
四季のうた カラー版 (中公新書)
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商品説明
四季の移り変わりを細やかに感じ取る、その時節ならではの言葉「季語」。季語を手がかりに、俳句や短歌、川柳など、様々な「うた」をカラー写真とともに紹介する。『読売新聞』連載「四季」を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
長谷川 櫂
- 略歴
- 〈長谷川櫂〉1954年熊本県生まれ。東京大学法学部卒業。読売新聞社勤務ののち創作活動に専念。現在、俳句結社誌『古志』主宰。朝日俳壇選者、東海大学教授(文学部文芸創作学科)。
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四季は移ろう、歌は詠まれる
2019/05/23 16:10
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
詩句の引用とそれに関連した短い本文、といえば、誰もがかつて朝日新聞朝刊一面に連載されていた大岡信さんの『折々のうた』を思い出すだろう。
新聞連載後は岩波新書のシリーズとして20冊近く出版されている。
また、その変形としてさまざまな形で出版されているから、この種の出版物としては画期的だったといえる。
それらを理解した上でだと思うが、読売新聞が朝刊二面(一面ではないところに奥ゆかしさを感じないでもないが)に大岡さんのコラム記事と同じようなコラム「四季」が始まったのが2004年4月である。
執筆しているのは俳人の長谷川櫂さん。
当然長谷川さんだって大岡さんの業績を知った上での執筆だろう。
大岡さんとの違いといえば、その詩歌に合った写真が添付されていることぐらいだろうか。
そして、一方が岩波新書であれば、こちらは中公新書(のちに中公文庫になる)での刊行である。
岩波新書で刊行された最初の『折々のうた』では大岡さんの長い、しかも連載の意図であったり覚悟であったり工夫であったりを記した「あとがき」がある。
残念ながら、長谷川さんの新書のあとがきは短い。できれば、先人大岡さんの『折々のうた』とどう違えたのか、あるいはどう踏襲したのか、そんな説明が欲しかったと思う。
それにしても日本人の詩歌好きは果てしない。
今も読売新聞の連載は続いているのだから。