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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.9
  • 出版社: 勉誠出版
  • サイズ:19cm/189p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-585-07119-9

紙の本

義経の東アジア (智慧の海叢書)

著者 小島 毅 (著)

中国大陸での宋金2大国の抗争が、源氏と平氏の命運を分けた…。なじみの深い「義経像」も「武士道」も、じつは東アジア海域のなかで生まれたもの。いま話題の源平時代の背景を、日本...

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義経の東アジア (智慧の海叢書)

税込 1,045 9pt

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商品説明

中国大陸での宋金2大国の抗争が、源氏と平氏の命運を分けた…。なじみの深い「義経像」も「武士道」も、じつは東アジア海域のなかで生まれたもの。いま話題の源平時代の背景を、日本を超えるスケールで巨視的に読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

小島 毅

略歴
〈小島毅〉1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、同大学院人文社会系研究科助教授。著書に「中国近世における礼の言説」「東アジアの儒教と礼」など。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

どのようにして”義経伝説”は成立したのか?

2006/02/19 01:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る

メインテーマーは義経伝説が江戸期以降中国渡来の朱子学によってどのように変貌したかの話ですが、日本史を大きく東アジア全体との関連で捉えた面白いご本です。
著者は中国思想史がご専門ですが、“義経伝説”を中心に中世王権論から中世貿易事情、近世に至るまでの儒教史迄取り込んでいかにもスケール大きく易しく語られています。
さて 義経は悲劇の英雄であったか?
平家物語では逆境に育ち頼朝はじめ板東武者にいじめ抜かれた義経ですが、幼時京の優雅を楽しみ、イケメンとは申せませんが結構華やかな公家人脈すら持っていたのです(保立道久氏“義経の登場”に詳しい)
関東平野に鎖国的農業立国を目指す頼朝と日宋貿易を重視経済活性化をもくろむ清盛との対比の中で、どちらかと言えば“おぼっちゃま”将軍の義経は荒戎の板東武者より清盛に心情的に近かったのかも知れません。
池宮氏が小説“平家”で描かれたように日宋貿易でしこたまお金を儲けた平家・清盛と共通の利害関係を持つ・奥州藤原氏、そして御曹司“義経”の間に暗黙の契りが有ったのかも知れません。
しかし戦略に弱く ついに頼朝の目指すものを読めなかった義経でしたが、無類の戦術家でした。
勝つために手段を選ばぬ戦術(船乗り射殺という当時の軍事法違反)を切り開き平家水軍を滅ぼします。正に“殺し”のプロとしての武士の面目躍如です。
そこで 武士とは何か?
①天皇の番犬としての武士(水戸学に賞揚された楠正成、義経)
②公家貴族の時代を打破して新しい中世の時代を築いた武士(頼朝、尊氏)
③新興領主階級の利害代弁者として旧勢力・天皇制に挑戦した武士(頼朝)
④武家は公家、寺家と並ぶ権門として天皇を頂点とする国制の構成要素に過ぎないとした「権門体制論」
⑤明治32年 新渡部稲造が描いた“武士”
新渡部は日本“武士道”こそ神道、禅、王陽明学(朱子学の一派)など日本精神文化の遺産を受け継ぐものとして賞揚しました。
しかし新渡部の“武士道”は江戸時代の武士道です。“戦闘要因としてこそ存在意義を持っていた武士が江戸幕藩体制という恒久平和のもとで心ならずもいくさをしないでよくなってしまったがために戦争実践の代替物として自己の存在証明とした理論的産物だった”
朱子学という思想体系を得て武士達は文明人になったのです。
つまり“陽明学が武士道精神を支えた”という神話=虚構が成立する。神話と言っても侮れない、歴史的虚構が義経伝説を変貌させたのだ。
新渡部“武士道”は鎌倉末期から室町時代にかけて怒濤の問うに押し寄せた中国文明としての朱子学に始まる(主に禅僧によって輸入されたがため仏教批判の牙を抜かれ、社会制度ではなく思想・観念として伝わったのだが)
朱子学の流入で室町時代、古代以来の日本史を大きく変貌する。巨大な裂け目。国のあり方、社会の仕組み、人々のものの感じ方・考え方が大きく変る事になる。室町期に“日本的伝統”が形成されそれが江戸期に完成する。
“なま白顔のチビで出っ歯のブサイクなあんちゃん”ではあったが、公家人脈や海洋に夢をかけ、いくさ上手でとことん勝利に執着した“平家物語”の義経を室町期“義経記”にみる兄に追われ有能忠誠無比な弁慶達とひたすら逃亡した母性愛くすぐるジャニーズ系悲劇の美少年に変貌させた秘密のカギが朱子学だったのです。

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2005/11/18 03:32

投稿元:ブクログ

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2010/06/20 09:50

投稿元:ブクログ

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