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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.12
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社新書
  • サイズ:18cm/188p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-720373-8
新書

紙の本

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

著者 橋元 淳一郎 (著)

なぜ時間は過去から未来に流れるのか。なぜ過去は定まっているのに未来は未知なのか。科学が明らかにした時間と空間の本質を基本に、人間が日常的に感じる時間の性質を解明しようと試...

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時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

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商品説明

なぜ時間は過去から未来に流れるのか。なぜ過去は定まっているのに未来は未知なのか。科学が明らかにした時間と空間の本質を基本に、人間が日常的に感じる時間の性質を解明しようと試みる。物理のカリスマによる画期的時間論。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

橋元 淳一郎

略歴
〈橋元淳一郎〉1947年大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。相愛大学人文学部教授。日本SF作家クラブ会員、日本文藝家協会会員等。著書に「われ思うゆえに思考実験あり」など。

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みんなのレビュー72件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

あのね,ないんですよ,時間なんて(笑)

2008/08/26 16:44

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 題名からも分かるように時間論の本である。なんで時間は過去から未来へ流れるのかとか,なんで過去はもう変更出来ず,また未来のことは分かんないのか,量子物理学の世界では時間が消滅するというのはどういうことなのか,てなことを相愛大学教授にしてSF作家でもある橋元先生が懇切丁寧に説明してくれるのである。以下,先生の論旨をオレに出来る範囲でかいつまんで紹介してみよう(我ながらちょっと無謀?)。

 まず先生は哲学者マクタガートの「時間の三系列」というのを紹介する。A系列はわれわれが普段「そこを生きている」と思ってる主観的時間。B系列は年表のような客観的な時間。そしてC系列はただの配列,つまりいまここにオレがA系列,B系列,C系列と並べたようなもの。で,マクダガートはAとBの時間は実在しない,かろうじて実在するかもしれないのはCだけだ,と言った,と。

 ここで話はいきなり量子論に突入(量子論に詳しくない人はこの辺であきらめてください)。量子論の対象となるミクロの世界では,コトの因果は我々の思っているようには確定しない。知ってる人はファインマン図形を思い出して欲しいが,十分に近づいた2つの粒子間で光子が交換されるという図は,座標軸を変えればそのまま粒子と反粒子がぶつかって対消滅し,それで発生した光子が再び粒子と反粒子に別れた,とも言える。つまりこの世界では時間と空間は入れ換え可能で,マクダードの言うC系列にそっくりだ。言葉を変えて言うとこれは,物理的な時間というものは実在しないということだ。ないんですよ,時間なんて。

 しかしである,素粒子の世界はそうかも知らんが我々の世界には時間がある。あっちになくてこっちにある以上,これはあっち(ミクロ)の世界からこっち(マクロ)の世界に向かうどっかで生まれたことになる。論理的ですね。ここで先生は突然エントロピー増大の法則を持ち出す。知ってると思うがこれは「エントロピーは増大する,絶対的エントロピーは絶対的に増大する」というもので(なんか混じりました?),ぶっちゃけ無秩序無秩序と草木もなびく,という話である。

 その,世を挙げて無秩序に向かおうというご時世にあって,我々の持つ「生命」というものは秩序そのものだ,とおっしゃるわけだ。絶え間ないエントロピー増大の圧力にさらされながら「生命」は自分を構成する「秩序」を出来得る限り保とうとする。ここに「意思」が生まれ,意思が「時間」を生む。宇宙は単に事態が並んでいるC系列のものなのだが’,そこを走査するのが意思だから,そこにA系列の時間が生まれるのだ,ということなんですわ,はぁはぁぜいぜい。

 あの……これで解説はおしまいなんだが,もし上の説明がなんとなく「ジが当ってカーン,ジが当ってカーン,はいジカンの出来上がり」てな落語みたいに思われたとしたら,それは一重にオレの要約が悪いので,自分でこの本を買って確認してくだされ。よろしくお願いいたしまする。

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紙の本

生命が作る時間の流れ

2007/06/17 01:45

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:裕乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

過去から未来へと時間が流れていくことは、自明の理のように思われる。しかし、この当然と思われる時間の流れが、現代物理学の根幹をなす相対性理論と量子論では説明できないとのことである。相対論では時間の流れを未来から過去へと逆にしても成立するし、光速度一定の法則により、観察者の速度によって時間の流れる速さが変わってしまう。量子論の扱うミクロの世界では、不確定性原理により、あるイベントが起こった時刻を理論的に確定することができない。いずれの理論の中にも我々が日々感じているような『時間の矢』を見出すことはできない。では、時間の流れはどこで生まれるのか?著者は、秩序を維持しようとする生命の意思が時間の流れを生んでいる、と主張している。生命体はDNAという精巧な設計図をもとに蛋白質を主な材料として組み立てられた、秩序の塊のような構造物である。ところがエントロピー増大の法則により、放っておけば秩序はどんどん崩壊してしまう。生命体にとって己の持つ秩序の消失は死を意味する。このエントロピー増大の法則の圧力に抵抗して、自らを構成する秩序をできるだけ長く維持し、長く生きようとする生命の意思が、時間の流れを生み出している、という。このような生命の意思がないところには、時間の流れも存在しない、ということもできる。
部屋が散らかっていることを注意されたら、『そういう秩序に拘泥する心があるから、時間に支配されてしまうのだよ』などと言い訳してみるのもいいかもしれない。大喧嘩になり、ますます部屋のエントロピーが増大してしまうかもしれないが。

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紙の本

面白すぎた

2021/03/27 23:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読書の冬 - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間とは一体なんなのか、誰でも一度は抱く疑問だと思いますが、本書は物理学の観点から時間について説明されていて一般人が考える時間とは全く別の異次元ともいえる論理と想像が展開され世界の見え方が変わると思います。
ところどころに哲学的アプローチも取り入れられていて果てしなく深いです。

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紙の本

哲学、量子論、相対性理論。そして。

2016/02/27 01:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

哲学と物理学の基礎は必要。基礎のないまま読み始めた私はいったん脱落しました。その後、ちと勉強してもう一度読んでみたら。
おお。わかるではありませんか。人間勉強すべきですね。唐突すぎてわからなかった「非因果的領域」や、マクタガートの時間論。そして難儀だったミクロ世界の量子論。
こんなに難解なことを、的確に端的にまとめる頭脳、すさまじいなと思うのに、導きだされた結論が、あんがい前向きで希望に満ちた感じであることには驚いた。「理系脳」って「文系脳」よりピュアでいられる、そんな部分があるのかもしれない。なんて内容とは関係ないことで感嘆してしまいましたが、それくらい読後感が清々しい1冊です。良書。

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紙の本

刹那刹那に創造される時間

2007/03/16 11:28

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なぜ時間には過去から現在へ、あるいは未来から現在へという「流れ」があるのか。つまり、「今現在」に依存する主観的な時間(マクタガートのA系列)はどこで生まれたのか。また、なぜ時間には先後関係という「向き」があるのか。つまり、歴史年表のような客観的な時間(B系列)はどうやって成り立ったのか。
 これらのことを解明するため、著者は、相対論と量子論の成果をもとに、次の前提条件を導き出す。ミクロな量子系に時間は実在しない。時間はマクロな相対論的世界のどこかで生まれている。そこでは、事象は、過去・現在・未来といった様相や時系列のうちにあるのではなく、数列のように一覧表として並んでいる(C系列)。
 このような「C系列一覧表世界」にあって、エントロピー増大の法則に反し、自らの秩序を維持するものが存在する。生命である。主観的時間は、この生命の進化を通じて、刹那刹那──「生命個体が外部世界からの干渉を受けて、自らの行動を決断する、その刹那刹那」──において秩序を維持しようとする生命の「意思」の力によって、創り出される。
 まず、エントロピー増大の法則による外の世界からの干渉(秩序を壊そうとする外部の圧力)が、すでにそこにある変更不可能な過去である。それに対して、「意思」をもって、多くの選択肢の中から秩序維持という唯一の解を選ぼうとするのが生命である。「こうして、[結晶や竜巻のような]単なる自己増殖機械にすぎなかった初期の生命は、やがて本当に生きることになるのである。」また、明確な「意思」の存在が生命に、外圧に逆らって秩序を維持する自由、つまり未来をもたらす。
 もし、この主観的時間を創造している刹那刹那の「意思」が、自分の意思決定を「記録」する手段をもつならば、一連の「意思」は、あたかも川の流れのように一つにつがることになる。「こうした記憶を得た生命は、誕生から死へとつながる一連の自己という意識をもつようになるだろう。」実際、人間の脳の記憶領域には、これまでの「意思」の「記録」が順番に配列されている。この配列こそが、B系列の時間にほかならない。

 面白い本だった。第一章から第五章までの物理学を中心とした議論と、付録によるその補強、とりわけエントロピーの法則をめぐる叙述は、自然科学の啓蒙書として抜群の面白さだった。参考文献解説も読みごたえがあった。ただ、本書のキモとなる第六章と第七章の議論での、C系列からA系列へ、A系列からB系列へという時間誕生の理論は、なるほどと思わせられはしたけれども、心底説得されなかった。
 たとえば、刹那刹那の「意思」の力によって主観的時間(A系列)が創り出されるというとき、そのようなことを(自らに生じた体験として)語りうるのはいったい誰なのだろう。「意思」の「記録」がもたらす「自己という意識」がそれである、というのでは答えにならない。なぜなら、それはB系列の時間のうちにあるものなのだから。
 本書後半の議論は間違っているとか、欠陥があるといいたいのではない。時間の謎は、本書でもついに解明されなかった。謎は謎のまま残った。でも、時間の謎がはらんでいた「驚異」の実質はより鮮明にされたのではないか、といいたいのある。
 途中の説明と論証抜きに極論を述べると、世界を説明する言葉の生成(自己意識)と、その言葉によって説明される世界の創造(記録)が切り離せない、そのような世界の実相(意思としての世界)に迫る途方もない議論が、ここから始まるかもしれない。

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紙の本

物理からはいいね!

2012/09/25 21:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジュン - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間を物理学の相対論、量子論から考えていますが、大変わかりやすくなっています。さらにカント、マクタガード、ハイデガーなどの哲学者を交えて考察しています。ただ、マクタガードの本は日本語に訳したものはなく、紹介された本になっていましたのでもう少し解説が欲しかったです。それから、カントは純粋理性批判から引用していますがさらりと言っているので普通の読者ではわからないと思います。
 それから、「われわれの祖先は一万年前までは、時間という概念を持っていなったと思われる。」と欄外に記述されていますがこれの根拠が示されていませんでした。たしかに、氷河時代以降に農耕が始まったことは確かですが、いつ頃、このような概念を持ったのかは今後の研究課題なのではないでしょうか?
 この本は面白く、すぐに読めました。

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2007/01/21 00:34

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2007/03/09 22:12

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2007/02/27 14:18

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2007/03/04 17:47

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