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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.4
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/436p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-208808-6

紙の本

ノーフォールト

著者 岡井 崇 (著)

大学病院に勤める女性産科医・柊奈智は、深夜の当直で容態の急変した胎児を救うために緊急帝王切開を行なう。それは、生死を分けるギリギリの判断だった。だが、それから悪夢が始まっ...

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ノーフォールト

税込 1,760 16pt

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商品説明

大学病院に勤める女性産科医・柊奈智は、深夜の当直で容態の急変した胎児を救うために緊急帝王切開を行なう。それは、生死を分けるギリギリの判断だった。だが、それから悪夢が始まった。過酷な勤務の中、次々と奈智を襲う試練。そして、ついに迎えた医療における最大の悲劇にショックを受けた奈智は…。現役の医師が、圧倒的な迫力で描く医療サスペンス。【「BOOK」データベースの商品解説】

深夜の当直で容態の急変した胎児を救うために緊急帝王切開を行う。だがそこから悪夢が始まった。過酷な勤務の中、次々と女性医師を襲う事件。そして医療における最大の悲劇…。現役の医師が圧倒的な迫力で描く医療サスペンス。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

岡井 崇

略歴
〈岡井崇〉1947年和歌山県生まれ。東京大学医学部医学科卒業。医学博士。昭和大学医学部産婦人科学講座主任教授。同大学病院総合周産期母子医療センター長。日本産婦人科学会常務理事等も務める。

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評価内訳

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紙の本

妊婦搬送問題について考えたり意見を言ったりする人に。

2007/10/03 02:46

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Guro - この投稿者のレビュー一覧を見る

(読んでほしい人:この国の医療制度について関心のある人に。医療訴訟、周産期医療、それから少子化問題に関心のある人に。妊婦搬送問題について考えたり意見を言ったりする人に。産科の実態について知りたい人に。法曹の人にも。)

この小説は、産科医が止むに止まれぬ思いで筆を執った小説です。ですから小説としての評価をするべきではなく、現状を伝えるルポルタージュとして評価すべきです。その点では、産科の実情、特に出産時の手術などについては克明に描写されています。

作家は、2年前からこの小説の構想をあたためていた、と「あとがき」で記しています。折りしも、妊婦搬送問題や、産科をやめる病院が出るなど、さまざまな問題が今年になって急浮上しており、間に合わなかったともいえますが、機を見て出されたともいえましょう。

小説は、分娩時の手術後の容態が思わしくなく母体死亡になってしまう事例から、医療裁判になってしまう、というケースを中心に進められていきます。本書のタイトル「ノーフォールト」は「過失はない」という意味であります。医師に過失はなかったのに、なぜ裁判で裁かれなければならないのか。訴訟の場に引きずり出されることによって、医療現場の士気の低下は避けられず、また、医学的に是とされる治療判断も訴訟的に否であれば採られなくなるという悪影響を及ぼすこと、さらに、医師を目指そうという人材が敬遠することなどから、医療現場の崩壊を招こうとしている現状が、登場人物各人をとおして語られます。

作家は、小説を通して、医療賠償制度の提案をしています。この制度は、『医療崩壊―立ち去り型サボタージュとは何か―』で、示されているものと同等のもののようです。

産科の問題がクローズアップされる中、こうした医師からの小説という声を通して、現状を打破する改革がなされることを願って止みません。

さて、医療事故の実数は減少しているにもかかわらず、医療裁判が増加している事実は何を指し示しているのでしょう。私の見立ては、「死」を受け入れる場所の喪失にあるのではと思います。この国の人は、すべからくして「病院」で死ぬようになってしまいました。人間の「死」を受け入れるには、相当な心への衝撃を避けることは出来ません。昔であればそうして衝撃は地縁血縁共同体で補われていたのかも知れません。しかし、現代の「死」は病院でもってしか表出せず、そこには「医師」という人が必ずや介在している。身内の死の衝撃を、その医師に対して、訴訟という形でぶつけてしまう心理というのがあるのやも知れません。

すべからく人が病院で死ぬようになった社会は、歓迎すべき社会だと思います。ですが、死を受け入れる場所として、その刃を医師に向けるのはやはり誤っていましょう。この国が抱えているさまざまな問題は、なかなか解決策が見出されないものですが、この医療訴訟の増加という問題に関しては、「医療賠償制度」という解が示されています。ならば、ぜひとも、そうした方向へ進んでいってもらいたいものです。

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紙の本

読んだら元気をもらいました。

2007/08/12 22:45

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る

現役の産婦人科の医師が、どうしても伝えたい事があって、小説を書いた
のがこの本です。

少子化を取り巻く事柄の一つに産める場所の減少が伝えられています。
産婦人科医師、助産師の減少。病院の集中化。
が最近良く報道されます。

この本では、ある大学病院の産婦人科を舞台に、実際の現場をベース
にした物語が展開されます。
そこから見えるものは、

普通では考えられない過酷な労働条件で、
医師が健康的に暮らせない、正常な状態で診察治療できない実態。
そうせざるを得ないいびつな給与、収益体系。

そして、多すぎる訴訟。

これを読むと、余りに大変で、産婦人科医のなり手がいなくなることが
納得できてしまいます。

最近、産婦人科の医師の給与を上げることで医師確保をしようとしている
記事を見ますが、そういう利益誘導の発想だけでは解決にはつながらない
だろうと感じます。

特に、本の中で、筆者が訴訟に対するしくみの整備を訴えています。
厚生労働省等には、抜本的な対応を考えて欲しいものです。

尚、この本は、読み出したら止まらない。スピード感あるとても面白いサスペンス小説に出来ています。

重いテーマなので、途中は暗い気持になる時もありますが、こんなに頑張っている人達もいるかと思うと、こっちも頑張らなくてはと元気が出てきました。

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紙の本

ドラマとしては海堂尊には及ばないと思います。正直、真面目。でも現代医療が抱える問題に対する思いは、同じ。このままじゃあ、イケナイ

2007/11/10 17:02

7人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

奈良県で産気づいた妊婦が受け入れる病院がないために亡くなった事件がありました。産科の看護婦の経験がある私ですが、ああ、またか、と暗然としてしまいました。そんな時に何気なく手にしたのがこの本で、内容を知らずに読み始め、時に切歯扼腕し、時に涙しながら一喜一憂して読了。

タイムリーといえばタイムリーなんですが、素直に楽しんでいいかなあ、なんて複雑な思いでした。

カバー折り返しの文は

「すべての患者さんに
この物語を読んで欲しい」(作者より)

大学病院に勤める女性産科医・柊奈智は、
深夜の当直で容態の急変した胎児を救う
ために緊急帝王切開を行なう。それは、生
死を分けるギリギリの判断だった。
だが、それから悪夢が始まった。
過酷な勤務の中、次々と奈智を襲う試練。
そして、ついに迎えた医療における最大の
悲劇にショックを受けた奈智は……。
         *
現役医師が、圧倒的な迫力で描く医療
サスペンス。

なんだかZARDの坂井泉水を思わせるような写真が印象的ですが、写真提供/岡井崇とあります。下世話な私などは、この写真についてもう少し語って欲しかったかなと思いますね。装幀はハヤカワ・デザインですが、写真のインパクトが強いので、とくにありません。いつものハヤカワ本の域を出てはいない。

現代小説ですが、年代ははっきりしていて平成15年から17年にかけての二年間です。主人公の柊奈智は城南大学病院の院外助手です。その名の通り助手の定員の枠外で勤務する、平成11年医学部卒の医師で経験は五年。給料も安く、ボーナスもありませんが週一回、アルバイトをすることが認められています。

今回の話のメインとなる美和子のグレートAカイザー(城南大学で使われている用語で、最も緊急度が高く、一分でも早く胎児を娩出させたい時の帝王切開)を、奈智は40数時間殆ど睡眠をとっていないという状態で行ないます。それが常態化している、というあたりが、繰りかえし描かれます。

一旦は成功したかに思われた手術ですが、患者が原因不明の出血を繰りかえし、再手術も空しく亡くなったことから訴訟問題に発展、話は産婦人科医の減少の背景、訴訟社会のあり方、弁護士のモラルなどを問うものになっていきます。内容としてはここまで。感想ですが、お医者さんというのは、頭がいいのか文章も上手だな、って思います。ま、香り高い名文、というわけではありませんが、気取りや無駄がありません。

ただ、私は今、NHKのBSで放送している「ホスピタル」という台湾製作のテレビドラマを見ているんですが、お話としてはそちらのほうが面白い。それと、海堂尊の小説がどうしても脳裏を過ぎる。今、海堂の『ブラックペアン1988』を読んでいるんですが、展開の劇的さ、手術の緊迫感、人間の躍動感ではどうしても海堂に一日の長があります。ただし、医療の問題に寄せる想いは同じ。

とりあえず主人公について書きましょう。

奈智は中学の時父を亡くし、母の手で育てられてきました。叔父の康男は内科の開業医ですが、後継者がいないため、彼女に自分のあとを継がせたいと考えています。ただし、あくまでも控え目に思っているだけで、それが話に大きく関係してくるのは、ラストちかくだけです。奈智の年齢ですが、もうじき30の大台にのる、とあるだけで正確に語られることはありません。

彼女には離婚暦があります。別れた夫は隆弘といい、同級生で循環器の内科が専門。今も彼女と同じ病院に勤務しています。医師になって二年で離婚していますが、理由は多忙のため顔を合わせる時間もないということだけなので、恨みがあるとか、そういうことはありません。二人の間には子供がいます。4歳になる雄太ですが、奈智と暮らしています。といっても、育児は奈智の母・伸子任せの生活です。

他の登場人物をイッキに紹介。

・矢口恵子:美和子の手術のときの第一助手。
・君島和彦:城南大学病院産科病棟医長。人柄がよく人望が厚い。
・榎原浩史:城南大学病院婦人科病棟医長。君島とは同期の入局で、周囲からはライバル視されている。臨床医としての実力は、君島より上。勉強熱心で、厳しいがそれを評価する人も多い。
・須佐見誠二郎:城南大学病院産婦人科教授、一部の教室員から“おやじ”とよばれる。職人気質というか、医学一筋の人間で、わが身を省みないところがある。世間ずれしていない医師で曲がったことが大嫌い。病院長の嶋秀雄とは大学の同級生。
・徳本美和子:28歳。奈智の手術で勇太を出産するが、その後、原因不明の出血を繰り返し、三回目の手術のとき死亡。
・徳本慎一:美和子の夫で銀行員。人柄も穏やか。
・川辺学、はっきりいって社会人としても失格としかいいようのない弁護士で、視野が狭く、ものの見方が偏向していてバランスを欠く。東大出の官僚によくあるタイプで、自分以外は皆石ころ、といったことを露骨に主張し恥じるところがない。現在、日本の教育界のトップや、国粋的主張をする人間によく見かける。

目次ですが

第1章 グレートAカイザー
第2章 渦の中
第3章 伴侶の信頼
第4章 菊花一輪
第5章 震える声
第6章 再起へ
第7章 余命に彩り
第8章 戦略の一つ
第9章 尋問
第10章 心の根っこに
第11章 真実の証明
第12章 母と子
第13章 決意の深層
第14章 最後の夜
第15章 誓約
余話

で、余話がちょっと面白いかな?

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2008/03/10 21:34

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