紙の本
いろいろな人生を見られる
2007/12/14 01:40
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
連作短編小説の形をとりながら、有名な社会科学の理論が理解できるという本。小説としてもよくできていておもしろく読める。第二弾の出版を期待しています。
紙の本
風変わりな経済入門書
2018/05/12 14:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎町裏の亜玖夢博士の元を訪れる相談者の話を聞く内に、経済学の知識で問題を解決していく、という小説仕立ての不思議な経済学書です。
紙の本
構成は良いんですが、登場人物の設定がねえ
2007/12/02 22:39
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
橘玲さんと私はほとんど同年齢である。私が1960年生まれで橘さんは1959年生まれ。共にバブルの生成と崩壊を経験し、その後のアジア通貨危機、平成金融恐慌、ITバブルの生成と崩壊を経験した、いわば「戦友」だ。それゆえ、彼の感覚と私の感覚には近いものがあり、彼の著作はほとんど全部買い揃え、読んでいる。今回も橘さんが本を出したというので早速買って読んでみた。ただ読後感はあまりよいものでなかった。なぜ読後感があまりよくないのか。それは登場人物の人物設定が、社会のクズや落ちこぼればかりで、日本社会の中枢で王道を歩んでいる私が感情移入しにくいものばかりだったからだ。多重債務者、新宿の覚せい剤の売人、いじめられっ子、マルチ商法にはまって詐欺行為を繰り返しては巨万の財を積み上げる男、悲惨な生い立ちのせいか現実をマトモに受け入れられず自分探しに逃避する女性、中国マフィア。こんな連中ばかりが登場してくるのである。場面も新宿歌舞伎町のおかまバーやSMクラブの奥だという。これじゃあ、ねえ。でも、こうした極端な人物設定の上に展開されるカーネマンの行動経済学、ノイマンのゲーム理論、ワッツとストロガッツのネットワーク理論、チャルディー二の社会心理学、ゲーデルの不完全性理論の解説は平易で分かり易い。どれもこれも理論の名前は聞いたことあるけど。。。てなものばかりで、読んだ後は、お手軽にちょっと賢くなったような気にさせてくれるから不思議だ。でもこれらの理論は、どれもこれも日常生活に根ざしたものばかりで、別に小難しい名前なんかつけなくても常人ならだいたい知っているものばかりだったりして。気になるのは中国マフィアの陳さんが、なんでも出来るスーパーマフィアみたいに描かれていることだ。中国をあまり過大評価するものではない。ここがちょっと気になった。
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全体的に分かりやすくて面白いが、橘玲作品という事もあり、期待が大きすぎたかな?しかし良書は良書。2007/12/23
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笑うせぇるすまん好きな人必読って感じデス。
囚人のジレンマなど、経済学のキホンを面白いストーリーにのせて勉強できる!
経済学部生おすすめの一冊
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歌舞伎町を舞台にマドサイエンティスト風の登場人物に経済原理を語らせる本かと思いきや、ひねったエピソードが続く。文章のタッチは浅田次郎風。舞台は馳星周、ネタはナニワ金融道、という感じ。
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短編小説のような構成になっており、読み物としておもしろいしスラスラと読めちゃいます。
5章構成になっており、内容は「ダニエル・カーネマンの行動経済学」「囚人のジレンマ」「ワッツとストロガッツのネットワーク理論」「チャルディーニの社会心理学」「ゲーデルの不完全性定理」。
応用編といった感じのストーリー展開になっていますので、上記の内容について多少の知識を蓄えた上で読まれるとよりわかりやすいかと思います。
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さてさて、かなり大好きな橘玲さんの
本を読みました。
この本は小説仕立てになっていて、全部で五つの話があります。
亜玖夢博士は海外の著名な大学で十余の学位を
取得した後、己の学識のすべてを傾け
人を救済しようと決意しました。
その拠点は新宿歌舞伎町裏の風俗街にあります。
と、書くとまるで良い話のようですが
非常にブラックな一冊となっています。
経済の知識が全くなくても、読み進めていくうちに
難しそうな低利や原理がストーリーに登場し
経済が普段の生活にどれだけ影響しているのか
理解できます。
いやー、すごいブラックな内容で
ブラックジョーク大好きな私としては
すごく大好きです。
読みながら、ニヤニヤしちゃいます。
経済の仕組みを知りたい人
こんな入門本も良いのでは?
「地獄を見たら亜玖夢へ」
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担当:Hirakawa
対象レベル:初級
内容:
第一講 行動経済学
第二講 囚人のジレンマ
第三講 ネットワーク経済学
第四講 社会心理学
第五講 ゲーデルの不完全性定理
私はエンターテイメント的な側面を期待して読み楽しむことができたので★×5としたが、そういった側面を期待しない人にとっては評価は下がるかもしれない。
カーネマンの行動経済学、ノイマンのゲーム理論、ワッツとストロガッツのネットワーク理論、チャルディーニの社会心理学、ゲーデルの不完全性定理について亜玖夢博士がシニカルな実例のもと面白く教えてくれる。
「行動経済学」や「ゲーム理論」を扱った“入門書”は多いが、なんの知識もない人が興味を持ってスラスラ読めるレベルまで噛み砕き、かつ内容自体も十分に楽しめるので初学者でも必ず読みきることができるだろう。
小説の舞台は新宿歌舞伎町の怪しい雑居ビルの一室で野外生活者や非社会的組織、外国人犯罪などを絡めて、グレーゾーンの経済についてわかりやすく解説してある 。
サラ金、マルチ商法、自己破産、いじめ問題、風俗店などがその具体的な例となっている。 かなり面白かったためページ数も300ページ前後と読みやすく一日で読みきってしまった笑。
本当によくこのようなストーリーを思いつくなぁと筆者には毎回脱帽させられる。
本をあまり読まない人・経済学に興味を持てない人にぜひ読んでほしい一冊である。
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誰にでもわかるように社会事象を理論に置き換えて説明している本。この本書いた人はすごい笑
行動経済学、ゲーム理論、ネットワーク理論など、身近にある例を経済学でいうとこの○○理論であるって説明してくれる。
経済を学んだことがない人でもすらすら読めちゃうので、特に経済やったことない人がふらっと買ってみると良いと思います
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少しブラックなストーリーで行動経済学・ゲーム理論・ネットワーク理論・社会心理学・不完全性定理が学べる本。
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随分昔に読みたいなあ、って思ってましたが、いつのまにやら記憶のかなたに。「マインドサイエンス入門」と一緒に書店で平積みされていたので、改めて読みたいなと思って、登録。中古で入手することができました。
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経済の勉強をしようと思ったら小説だった。
奥田英朗さんの空中ブランコは変わったお医者さんが患者さんの悩みを意図せず治しちゃう、みたいな話だったけど、これはそれのなんか学者さん版といった感じ。
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この本好きだったな―
経済学の事が理解できた本だった!
これもストーリー仕立てになっていて、話を読みながら経済が理解できちゃうなんて。
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オムニバスで経済理論の初歩がわかる。
途中まで笑うセールスマンで最後赤川次郎みたいな。
ネコジルも入ってるかな。
ブラックビターなチョコレート