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商品説明
九戸城二ノ丸跡から発見された十数体の惨殺死体。それら、落城の際に「撫斬り」にされた人骨や埋蔵遺構など、物的資料と文献史料を厳密に分析した、九戸城落城に関する学術書。【「TRC MARC」の商品解説】
数千人が籠城した奥州九戸城は天正19年9月2日、豊臣秀次を総大将とする数万人規模の上方軍に包囲され、9月4日には城主九戸政実が投降する。この時城に残る者を助命するという約束は反故にされ、開門と同時に上方軍がいっせいに城内になだれ込み、為すすべもなく逃げまどう籠城者を情け容赦なく殺戮した。それから約400年後の平成7年に、九戸城二ノ丸跡から十数体の惨殺死体が骨となって発見された。これらの人骨こそが戦国の世の酷さを如実に物語っている。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 史跡九戸城跡の発掘調査
- 第二章 九戸城二ノ丸跡出土人骨の同位体分析
- 第三章 九戸城二ノ丸跡出土人骨
- 第四章 文献史学的考察
- あとがき
著者紹介
百々 幸雄
- 略歴
- 東北大学大学院医学系研究科教授 解剖学・形質人類学専攻 1944年生まれ
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2008/10/07 14:37
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投稿者:東北大学出版会 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数千人が籠城した奥州九戸城は天正19年9月2日、豊臣秀次を総大将とする数万人規模の上方軍に包囲され、9月4日には城主九戸政実が投降する。この時城に残る者を助命するという約束は反故にされ、開門と同時に上方軍がいっせいに城内になだれ込み、為すすべもなく逃げまどう籠城者を情け容赦なく殺戮した。それから約400年後の平成7年に、九戸城二ノ丸跡から十数体の惨殺死体が骨となって発見された。これらの人骨こそが戦国の世の酷さを如実に物語っている。
《目 次》
はじめに
第一章 史跡九戸城跡の発掘調査
第二章 九戸城二ノ丸跡出土人骨の同位体分析
第三章 九戸城二ノ丸跡出土人骨
第四章 文献史学的考察
あとがき
索引