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下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち(講談社文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 226件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/07/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/277p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-276399-8

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文庫

紙の本

下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち (講談社文庫)

著者 内田 樹 (著)

なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか。だれもが目を背けたいこの事実を、真っ向から受け止めて、鮮やかに解き明かす怪書。「自己決定論」はどこが間違いなの...

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下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち (講談社文庫)

税込 682 6pt

下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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商品説明

なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか。だれもが目を背けたいこの事実を、真っ向から受け止めて、鮮やかに解き明かす怪書。「自己決定論」はどこが間違いなのか? 「格差」の正体とは何か? 目からウロコの教育論、ついに文庫化。「勉強って何に役立つの?」とはもう言わせない。(講談社文庫)


日本中の親、教師を震撼させた話題の書。なぜ日本では雪崩のように学力崩壊が起こり、ニートと呼ばれる人たちが大量に発生しているのか。その理由を鮮やかに解き明かす。ベストセラー、待望の文庫化!【商品解説】

目次

  • まえがき
  • 第一章 学びからの逃走
  •  新しいタイプの日本人の出現/勉強を嫌悪する日本の子ども/学力低下は自覚されない/「矛盾」と書けない大学生/わからないことがあっても気にならない/世界そのものが穴だらけ/オレ様化する子どもたち/想定外の問い/家庭内労働の消滅/教育サービスの買い手/教育の逆説/不快という貨幣/生徒たちの意思表示/不快貨幣の起源/クレーマーの増加/学びと時間/母語の習得/変化に抗う子どもたち/「自分探し」イデオロギー/未来を売り払う子どもたち
  • 第二章 リスク社会の弱者たち
  •  パイプラインの亀裂/階層ごとにリスクの濃淡がある/リスクヘッジとは何のことか?/三方一両損という調停術/リスクヘッジを忘れた日本人/代替プランを用意しない/自己決定・自己責任論/貧しさの知恵/構造的弱者が生まれつつある/自己決定する弱者たち/勉強しなくても自信たっぷり/学力低下は「努力の成果」
  • 第三章 労働からの逃走
  •  自己決定の詐術/不条理に気づかない/日本型ニート/青い鳥症候群/転職を繰り返す思考パターン/「賃金が安い」と感じる理由/労働はオーバーアチーブ/交換と贈与/IT長者を支持する理由/実学志向/時間と学び/「学び方」を学ぶ/工場としての学校

著者紹介

内田 樹

略歴
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程を中退後、同大学人文学部助手などを経て、現在は神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『「おじさん」的思考』(晶文社)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『街場の教育論』(ミシマ社)、『昭和のエートス』(バジリコ)など著書多数。

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みんなのレビュー226件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

設定された読者と 設定されていない読者

2011/01/16 09:36

13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 数時間で楽しく読み切った。

 この本を読むに際しては、自分の立ち位置を良く考えないと行けないと感じる。もっと言うと、著者が本書の読者として設定しているのは副題の「学ばない子どもたち 働かない若者たち」本人ではなく、彼らの親や上司であると僕は理解した。従い、本書の読者が、著者の設定した立場にいるか、いないかで本書の読み方も多分全く変わってくるはずだ。


 僕自身は幸か不幸か著者の設定した読者の範疇にいると思う。中年を迎えて、子供の勉強が気になったり、会社においても部下のモチベーションを考えることが多くなっている。その立場から本書を読むと、誠に快刀乱麻であり非常に説得された。但し、「学ばない子どもたち 働かない若者たち」が本書を読んだ場合にどのような反応を示すのだろうか?


 「設定されていない読者」として、彼らが本書をどのように読むのかを考えることは中々難しい。そもそも、彼らが本書を手に取るかどうかすら分からない。「学ばない子どもたち 働かない若者たち」という表現には、著者が彼らとの間に取っている一種の「距離感」が有る。その「距離感」に彼らが耐えつつ、本書を読破することが出来るかどうかということは僕の疑問だ。


 それにしても内田という方の論にはいつも感嘆する。内田の本の魅力は、読んでいて その全く新しい独創的な論に魅了されるという点にあるわけではない。むしろ「そうそう、僕もそう思っていた」という、一種の既視感に囚われることが多い。自分で考えていたことをすらりと纏めてくれる味方のような印象を受けてしまう。
 勿論、そこに内田という方のたぐいまれな話術がある。内田の論を「前からそう僕も思っていた」と思わされてしまった段階で、強烈な説得力になる。なぜなら、その段階で内田の論を「自分の意見」と勘違いしてしまっているからだ。人間は常に「自分の意見」だと思っていることに固執することも確かだ。

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電子書籍

一気に読みました。

2015/05/01 17:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

読むきっかけがあってよかった、と感じた本です。また、もう少し早く読みたかった、とも思う本でした。はっとさせられると同時にどこか深く納得できました。そして反省もしました。著者の指摘に当てはまるような授業の取り方をしていたように思ったからです。わかりにくい授業や説明に対して感じていた苛立ちの理由もより明白になりました。時折読み直して確認したいと思いました。

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紙の本

スーパーモラトリアム人間の勘違い

2010/08/09 09:31

11人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきはじめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 社会構造的問題、特に高度な格差の影響が子どもたち若者たちの世代に、文字どおり意思としての「下流志向」という形で現れている、という現状認識と問題提起がされています。
 30年ほど前の高度成長時代に現われた「モラトリアム」人間は、社会に対して責任ある言動を取る自信が無いため少し猶予が欲しい、という従属関係を求める存在だったと思いますが、この「下流志向」人間は、自分にとって責任を果たしてくれそうにない社会は無視する、という独立関係を決め込む存在のようです。
 若い人たちに、「下流」でも「貧困」までは陥らないだろう、「貧困」といっても「飢餓」にはならないだろうという幻想や、勉強しなくても上手くやれば何とか成るだろうと思っている節を感じるのも、一億総中流世代の保護者を持つという社会構造の裏付けがあるからでしょう。
 それもこれも高度格差社会に仕組まれた風潮なのかも知れませんが、変化するのは社会の常ですから、「下流志向」のスーパーモラトリアム人間にも新たな構造変化の波が押し寄せることに、早く気が付いて欲しいものです。
 となると、保護者や教育機関の側には「気付き」に導く方策が求められるでしょうか。

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紙の本

軽く衝撃。かなり納得。この先不安。

2018/09/04 07:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あこすき - この投稿者のレビュー一覧を見る

思考の基礎が異なっていると、互いを理解しにくい。どんな人がいて、どんな考え方をするのか。そして、それをどう認識すべきか。
将来の日本を真剣に考えるならば、避けて通ってはいけない問題。今一度読み返して考えてみたい。
文章は読みやすい。内容はやや重い。
読後に考えさせられること多い。

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紙の本

普段考えていたこと

2016/05/12 14:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る

年配者はともかく、若者・学生はお客様である消費者か?社会的見習いか?
時代や価値観は変われど師匠とは?
経済性や合理性が重視されるとなると人間の価値はどうなるの?
租税回避や不正が明らかになりつつある現在、資本主義に限界が来ようとしているが、その資本主義のしわ寄せが気付かれずにこうやって若者へ現れているのかな?と感じました。
尊敬できる師弟関係って大切だったんですね。
尊敬される大人にならねば。

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紙の本

納得は出来る

2020/05/31 12:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高遠康隆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代社会の問題というのものを提言しているが、筆者の思考のみで結論が導き出されているために、考えの一つとして理解した方がいいかも知れません。

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紙の本

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

2019/04/14 22:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:lakini - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレ
うん・まぁ面白かったかな。
この作者が、寝ながら学べる構造主義、と同じ作者なのは驚きだけど(笑)。

本論とは少しズレるのだけれども、改めて、昔の家族・親戚関係とかは、リスクシェア(ヘッジ)のまさにその形なのであって、今の「個」の形は、確かに失敗したら結構アウトな仕組みかもしれない。ぶっちゃけ、お墓まで買えないほどの失敗ってあまりないけど、でも、お墓もまぁある種そういうことだったのかも、って、少し思った。
本論としては、最近の学力低下は、教え方がどうとかカリキュラムがどうとかいうのではなくて、最近バカになったとかでもなくて、突き詰めれば、子どもたちの怠惰の帰結であるのではなく、努力の成果である、ということ。 というのは、確かになるほどな、という感じではある。
また、なかなかニューな言説だなと思ったのは、子どもがオレ様になったり、個人主義になりすぎたり、労働に対する評価など時間軸の時間の流れのなかで自分を考えられなくなったのは、一つには幼い頃から消費主体として完成されて、即時的・強い立場の「取引」が当たり前になりすぎたからだというものがある。だから、教育も労働も、不満ばかり。これが何になるのか、正当に評価されていない、という発想になる。
面白かったのは、師弟関係の話かな。
「師であることの条件」は「師を持っている」こと。弟子として師に仕え、自分の能力を無限に超える存在とつながっているという感覚を持ったことがある。ある無限に続く長い流れの中の、自分は一つの環である。長い鎖の中のただの一つの環にすぎないのだけれど、自分がいなければ、その鎖はとぎれてしまうという自覚と強烈な使命感を抱いたことがある。そういう感覚を持っていることが師の唯一の条件だ、と。   p.210

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2015/02/12 17:28

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2010/05/17 06:19

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2016/12/04 20:01

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2012/01/13 23:22

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2013/01/26 17:45

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2018/07/22 12:54

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2013/03/28 00:54

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2011/04/14 22:24

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