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紙の本
幻獣坐 1 The Scarlet Sinner (講談社ノベルス)
著者 三雲 岳斗 (著)
財政破綻し、鷲王院と呼ばれる巨大企業に支配された日本。自殺した友人の死の原因を調べていた高校生・久瀬冬弥は、同級生の藤宮優々希が、人の死を操る「幻獣」の力を持っていると知...
幻獣坐 1 The Scarlet Sinner (講談社ノベルス)
幻獣坐 The Scarlet Sinner
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商品説明
財政破綻し、鷲王院と呼ばれる巨大企業に支配された日本。自殺した友人の死の原因を調べていた高校生・久瀬冬弥は、同級生の藤宮優々希が、人の死を操る「幻獣」の力を持っていると知る。鷲王院に逆らい己の信じる正義を実行するため、優々希を利用しようとするが、新たな「幻獣」の持ち主が現れ…。【「BOOK」データベースの商品解説】
鷲王院と呼ばれる巨大企業が支配する日本。自殺した友人の死の原因を調べていた高校生・久瀬冬弥は、同級生の藤宮優々希が、人の死を操る力を持っていると知る。己の正義を実行するため、優々希を利用しようとする冬弥だが…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
三雲 岳斗
- 略歴
- 〈三雲岳斗〉大分県生まれ。「コールド・ゲヘナ」で第5回電撃ゲーム小説大賞《銀賞》を受賞し、デビュー。他の著書に「少女ノイズ」「ダンタリアンの書架」など。
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紙の本
異能と事件
2018/10/31 19:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代社会では犯罪立証できない異能に目覚めた少女と、その力を利用して復讐を企む少年の物語。
異能の力に焦点を当てずに、その力で何をするかということがメインかな。
もう後戻りできない2人がどんな結末を迎えるのか続きが楽しみ。
紙の本
エグみのある序盤から、変に良すぎる後味
2010/04/08 21:07
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直に言えば「デスノート」の影響を強く感じる作品でした
ストーリー的にはそうでもないんですが、設定やキャラクター性に強く引きずられている印象があります
ただ後半は男性主人公がかなり変化していて、日和ったというかむしろ正統派ラノベに近いスタンス
重たくエグい序盤の展開から、最後はキレイに纏めてあり、纏めてしまった
黒いのは黒いままなんですが、その辺は隠して灰汁を沈めて後味を良くした感じ
紙の本
弱さを支える心の柱
2010/03/07 19:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
久瀬冬弥は、自殺した同級生内田未歩の葬儀の席上で、赤髪碧眼の少女藤宮優々希に呼び止められる。未歩の親友だった優々希は、自殺の原因が冬弥にふられたことにあると思い込み、詰問するために呼び止めたのだった。
冬弥の話を聞き思い込みが誤解だと理解した優々希は、未歩の自殺の原因を探るという冬弥に協力を申し出る。冬弥には、他人を利用してでも追い詰めたい敵がいた。日本を経済的に支配する鷲王院の一族たち。彼らの一人が事件に関わっているという予感が冬弥にはあったのだ。
優々希は自覚のないまま囮となり、事件の首謀者の毒牙にかかろうとした瞬間、誰も予想しなかった事態が生じる。彼女には、祖母から受け継いた幻獣を扱う力があった。
犯人たちを殺してしまった自責の念に悩む優々希に対し、冬弥はその力によってしか裁けない悪が存在していることを説く。呪われた自分の力を恐れる優々希は、そんな自分を受け入れてくれる冬弥の言葉に慰められ、いったんは落ち着きを取り戻す。しかしそこに、新たな幻獣による事件が起こる。それは明らかに、彼女の幻獣を意識した模倣事件だった。
おそらくは私怨を晴らすため、他人を利用することを厭わずに目的を果たすために行動する冬弥と、自らの力に悩み恐れながらも、自分の存在を許容してくれる冬弥へ淡い好意を抱き行動を共にする優々希の、二人の視点を交互に挟みながら物語は進行する。一緒にいながらも互いが互いに秘密を抱えていて、しかし目的のために離れられない。
超能力による不可能犯罪を利用した私刑にして復讐劇であり、人間の弱さと強さを描いた作品。多くの謎が残されたままなので、続編があればそこで明かされるのだろう。