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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.9
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/231p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-75191-3

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文庫

紙の本

闇の奥 (光文社古典新訳文庫)

著者 コンラッド (著),黒原 敏行 (訳)

船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘...

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商品説明

船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘め沈黙する密林。ついに対面したクルツの最期の言葉と、そこでマーロウが発見した真実とは。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー41件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

善悪定まらないものの 魔力を感じながら

2010/01/04 18:29

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新訳で「闇の奥」を読んだ。

 中野良夫の旧訳の「闇の奥」は幾分読みづらい本であったが 本書でも その読みづらさは ある意味で変わらない。となると これはやはり原作自体の難しさにあると考えるしかないと思った。

 僕にとっての 本書の難しさは 結局主人公であるクルツの善悪が定まらない点にある。これは僕自身が「善悪がはっきりしないと物事の理解が難しい」という「考える力の弱さ」を露呈したと謙虚に受け止めるべきだ。

 僕らにとって 何かを考えることは 「それらを区別し 何らかのラベルを貼る」という作業で終わってしまうことが多い。「分かるとは分けることだ」という言い方もあるし それは一面真理なのだろうが それだけだと「分けようとしても分けられないもの」への理解が不可能になる。その一例が 本書であり 本書の主人公であるクルツではないかと事が今回読んだ印象だ。

 文化人類学を学べば 「すばらしく崇高なもの」と 「おそろしく俗物なもの」は一人の中に共存することがある点が分かる。クルツを理解するには そのような手法を取っていくしかないに違いない。

 本書には救いもないし 結論も無い。どこか尻切れトンボで居心地も悪い。クルツの許嫁の大いなる誤解も滑稽だ。あるべき「悲劇」にもなっていない。それがコンラッドの 結局言いたかったことなのだろうか。ただし 結末を作者が提示していないことで 本書の読み方が自由になったことも確かだ。本書から 村上春樹が「羊をめぐる冒険」を書いたと言われるし コッポラは「地獄の黙示録」を撮った。「善悪定まらないもの」への本能的な嗜好が人間にはあるのかもしれない。

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電子書籍

闇のさらに奥とは?

2017/07/29 01:03

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画「地獄の黙示録」のイメージの元になったといわれる。
コンラッドは、ポーランドの没落した小地主の息子で、家族はシベリヤに送られ強制労働に処せられた。その後イギリスへ船乗りになるために渡り、後年船乗り時代の経験を語る形式で、物語は始まる。
19世紀、暗黒大陸と呼ばれたアフリカ、そのコンゴ川をさかのぼるのだが、当時アフリカからの輸出品は象牙だった、それを奥地から送り出してくるクルツという得体のしれない、まさに闇の男がいることを知る。どうやって大量の象牙を集めているのか、鎖につながれた奴隷たち、クルツに心酔する白人青年、髑髏の突き刺さった杭、船に向かって雨のように降る弓矢、闇の奥はさらに深い心の奥。

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2015/03/22 13:15

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2009/10/05 22:11

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2011/08/25 10:28

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2010/06/27 20:19

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