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日本のルールは間違いだらけ(講談社現代新書)

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.10
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社現代新書
  • サイズ:18cm/251p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-288017-6

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新書

紙の本

日本のルールは間違いだらけ (講談社現代新書)

著者 たくき よしみつ (著)

漢字の混乱、危ない交通規則、猥褻の基準、公職選挙法…。我々を取り巻くものは、欠陥だらけのルールで運用され、あるいは曖昧なままに放置されている。身近なルールを中心に、いかに...

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日本のルールは間違いだらけ (講談社現代新書)

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商品説明

漢字の混乱、危ない交通規則、猥褻の基準、公職選挙法…。我々を取り巻くものは、欠陥だらけのルールで運用され、あるいは曖昧なままに放置されている。身近なルールを中心に、いかに間違いだらけなのかを検証する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

たくき よしみつ

略歴
〈たくきよしみつ〉1955年福島県生まれ。小説、デジタル文化論、デジカメ写真、狛犬美術など幅広い分野で執筆活動を展開している。著書に「テレビが言えない地デジの正体」など。

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

社会のルールに飼いならされてしまった私たちが手にすべき書

2010/02/20 17:02

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 朝日新聞WEB版で著者が2002年から2007年にかけて連載したコラムで取り上げたトピックを再度見つめ直してまとめたものです。
 ローマ字綴りや人名漢字の決まりごとには説明のつかないおかしな点が多いこと。
 電車の軌道幅に様々な違いのあることがきちんと顧みられてこなかったために人の命を大きく左右する可能性があること。
 風俗店やヘアヌード写真集など性を取り締まる法律にも納得できない点が様々あること。
 2006年に突如として社会問題化した電気用品安全法につけられた摩訶不思議なおとしまえのこと。
 そして公職選挙法に厳然と残る矛盾点が引き起こす悲喜劇。
 そのどれもが、読者の日常生活に深くかかわることでありながら放置されてきたことを著者は分かりやすく、かつ、鋭く指摘していきます。

 そしてなんといっても著者の大きな怒りの矛先は、こうした奇妙なルールを作って知らん顔を決め込んだ司法・立法・行政の三権だけではなく、第四の権力である報道に対しても厳しく向けられるのです。
 例えば、2004年10月の中越地震の際、時速200キロで走行していた上越新幹線が脱線しました。そのときにメディアは新幹線安全神話が崩壊したという視点で報道を行いましたが、著者はこの視点を強く批判しています。
 時速200キロの列車が脱線して怪我人が一人も出なかった、それほどの安全がなぜ保たれたのか。それは列車が走っていた橋脚が地震に耐えられるように支柱の補強工事がされていたのです。
 こうした安全対策がきちんと機能したことの中に、明日の悲劇を防ぐヒントを見つける。それが本来報道機関のある姿なのでしょう。その視点が欠けたメディアのもろさに著者はいらだちを隠しません。

 そしてさらには、矛盾に満ちた規則に対して私たち市井の読者があまりに寛容であることの危うさ。
 馴致されてしまった私たちが明日を生きるヒントがこの書にはあると思います。

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紙の本

「間違い」 とはいえないが…

2010/05/04 00:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本語や日本のさまざまな規則の間違いというよりは,おもにあいまいさを突いている. 「あいまいさは間違いではない」 などといってみても,はじまらないのだろう. これは雑学であって,あまりまじめに反論してみてもしかたがない.

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2009/12/08 12:12

投稿元:ブクログ

ルールのバグが如何に混乱を起こすか。1点のしんにょうが2点の略字体だったこと、存在しない文字のJISコードが1%もあること、年金記録がカタナカコード化されたことがあること、PSEマーク騒動が立法時のミスから起きたこと、狭軌のJRが新幹線と同じ軌道幅の阪急とスピード競争をすることの危うさ、等々。 小選挙区で共産党が自民候補を助けていることは、自分もなんとなく感じていたが、2003年に政権交代が実現していたとの指摘には納得。

2009/10/30 19:45

投稿元:ブクログ

ルールになっているのに実は非常に曖昧だったり、おかしいところがあったりするものをピックアップしている。
ローマ字は確かに曖昧なルールだと改めて思った。

2010/04/14 19:34

投稿元:ブクログ

普段とくに気にせず受け入れているルールがよくよく考えるとおかしいという話。日本語のルール(常用漢字とかローマ字とかの割り振り)や交通ルール(車の左側通行)などなど。内容は薄くてつまらないです。
メーカーの製品開発力を殺す酒税法とか書いて批判しているけれど、税金をケチるだけのせこい開発を大手メーカーがやっているようだから日本の国際競争力がなくなっていくんだって。

2011/04/05 20:58

投稿元:ブクログ

p.179
  まさにこの姿勢こそが問題なのである。
「私自身はおかしいと思う。しかし決まった以上、もう引き返せない」という台詞が、過去何度も、歴史の重大場面で繰り返されてきた。
「おかしいと分かった以上、やめましょう」「もう一度仕切り直ししましょう」と言える人間しか、政治家や役人をやってはいけない。
 自分の一言で殺される者がいることに思い及ばない人間に、政治をする資格はない。

2010/12/18 21:34

投稿元:ブクログ

[ 内容 ]
漢字の混乱、危ない交通規則、猥褻の基準、公職選挙法…じつは世の中こんなにいい加減だった―。

[ 目次 ]
第1章 日本語のルールはこんなにおかしい(「筆順」をテストされるケータイ絵文字世代;ローマ字が書けますか? ほか)
第2章 交通ルールのバグで殺される(信号機に殺される;「左側通行」ルールで日本はどれだけ損をしたか ほか)
第3章 性風俗は曖昧ルールの九龍城(「風俗」って何?;あるトルコ人青年の主張 ほか)
第4章 法律はお上のご都合次第(メーカーの製品開発力を殺す酒税法;消費税内税表示義務化の闇 ほか)
第5章 公職選挙法という不条理(2009年の衆院選挙で民主は本当に「圧勝」したのか?;「重複立候補」をめぐる矛盾だらけのドラマ ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

2011/01/25 00:19

投稿元:ブクログ

前半が少し退屈だったけど、後半から面白くなってきた。

確かに、Winnyの作者が逮捕される理由については納得がいかない。
警察の感情如何で判断されたらたまったもんじゃないな。

酒税については、あまり詳しくなかったのだけれども、
ビールが他のお酒と比べて税率が異常に高いのか。
第三のビールとか何とかは税逃れだろ?
公平性の観点から考えて改正するべきだと思っていたけど、
こういうことなら(そもそも高率)おかしいな。政府側が。

「税金の負担感が少ない」とか…。
厚生年金は半分企業が負担してくれてるからいいとかと同じ思考だな。
もうちょっと物事を丁寧にみることができないものかな。

2009年の衆院選の民主党躍進に、共産党の方針転換が絡んでいた話。
これは『世論の曲解』でも説明されていたやつだな。

裁判員制度で、作者は殺人や強盗致死に関しては、裁判員制度は不要であるのでは?
と提起しているが、どうだろう。刑の度合いの問題があるから、不要とまでは言えない気がする。
ただ、半強制的に参加・他人の人生を左右する決断をさせられることがあるから、
俺はあまり裁判員制度についてよい感情をいだいてはいないのだけれども。

--気になった言葉--
過去のことを言っても始まらないという人がいるが、「取り返しがつかない」ことをしたということを知ってるのと知らないままなのは大違いである。
さらには、マスメディアが間違った誘導をすることで、問題の本質はどんどん隠されていく。そのことを「知る」努力は大切だろう。
自分の一言で殺されるものがいることに思い及ばない人間に、政治をする資格はない。(P177)
官僚たちは、まともな日本語が書けない一方で、自分たちの権力と財産を保全するシステムを作ることだけには頭が働き、ことごとく成功させてきた。(P187)
公職選挙法にとっての救世主であるインターネットを、公職選挙法で排除する。これこそまさに本末転倒、なんのためのルールなのかという「目的」を忘れ、手段を目的化してしまっている。
どうしても「国民の感覚」を裁判に反映させたいのであれば、対象事件は、社会性、公共性の高いものに限定すべきだ。(中略)殺人や強盗致死は誰が見ても悪いに決まってるわけで、犯罪の内容に関する善悪、正邪を問うようなものではない。(P246)

2014/01/20 14:08

投稿元:ブクログ

私たちは勝手にルールを作っている(ルールだと思い込んでいる)。そして、ルールを疑わなすぎている。
これが本書の主張であり、読んだ感想だ。とってもわかりやすく記してある。ただ、紹介されている事例にあまり興味を持てなかった(これは私の問題)。

「ほぉー」と唸ってしまったのは、第1章の冒頭「筆順」。よく考えてみればそうなのだけれど、筆順の根拠はあいまいなのだ。昭和33年に文部省は「筆順指導の手引」を発表した。その中には、筆順は学習指導上に混乱をきたさないように配慮したものであって、他の筆順を誤りや否定しようとするものではないということが記されているそうだ(pp.14-15)。

大学の教職課程では「筆順テスト」がある。教育実習でも「筆順」は、至極注意した。筆順を守らなくても綺麗な字が書ければいい。けれども、そんなことを子どもたちに言ったらいろんなところから文句が来るだろう。筆順がおかしいと、嘲笑されてしまう。私も人の筆順をみてバカにしてしまうだろう。筆順に根拠がなくても、これを覆すことは難しい。むつかしいなぁ。

(まっちー)

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