野球を深く考えたい人に
2017/11/23 20:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段から解説などでバッターや投手の考えていることを的確に
指摘しているのが野村氏。
2017年ヤクルトのヘッドコーチに就任した宮本氏も、この人の
ヤクルト時代の愛弟子。
いずれも「考えて野球をする」ことの大切さを説いているが
その中身を垣間見ることができるのがこの本。
中学生までなら、現役の選手が読んでも参考になるし、
プロや高校野球を深く観戦したいと思うなら必須の本だと思う。
野球ファン(も、これから野球ファンになる人も)必読
2022/12/11 23:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はノムさん政権からのヤクルトファンですが、ノムさんの野球が野球との出会いの始まりでほんとうに良かったとつくづく思っています。野球の見方がノムさんの影響を受けたことで深くなっていることを実感していて、野球は人間学だと感じます。本書は野球の教科書であり、野球を考えるきっかけとなる本です。
野村克也さんの代表作
2020/05/21 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のこのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元楽天監督の野村克也さんの書籍の代表作だと思います。野村さんの解説や人柄が大好きでした。ご冥福をお祈りいたします。
スワローズファンはもちろん
2023/07/26 06:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの野球好きに愛された野村監督。ビジネスの分野でも応用できそうな組織論、リーダーのあるべき姿が伝わってきました。
投稿元:
レビューを見る
楽天監督を今シーズンで終えた野村氏が数年前に書いたものを文庫本化したもの。野球のノウハウ(特にバッテリーに関するもの)がエピソードや選手の評価とともに記載されており、プロ野球ファンや野球に関心のある人向けには興味がもてる本。
マスコミ等で絶賛されている野村監督の野球観にふれたくて購入。自身が野球をやるわけではないが、ビジネス面での応用や事例紹介ネタ探しを目的として読んでみた。野球が非常に緻密なスポーツだなぁ、ということがこの書籍を読んだ第一の感想。あと他選手を評価する野村の切り口が鋭く、人物評価という観点で興味をもてた。あと、随所に出てくる野村氏の人生観。やはり一流の人物には必ず底流に確固たる行動基準となる思想があると改めて感じた次第。
投稿元:
レビューを見る
野球は一人のエースでは勝てない。
「全員野球」
メンバー一人ひとりに役割があり、
能力だけでなく、
気力や知力、そして状況環境などの外的要因など
さまざまな要素が絡み合った複雑系。
それが野球。
これはまさに人生の縮図にも似た、
生き方が凝縮されたスポーツです。
そして、野球監督とはチームの経営者。
弱小チームをのし上げ、強くする。
どんな考えと、どんなマネジメントによって
野村監督は野球を生きているのか?
人間学・心理学・経営学
野村哲学は学ぶ価値ありです。
投稿元:
レビューを見る
購入者:治
南海、ヤクルト、阪神、時代の野村監督の教育本です
野村さん
ヤクルト監督時代セリーグペナントレースめっちゃ混戦やったと思います
コナミパワフル野球で友達と130試合した覚えがあります
野球の技術はわかりませんがそれぞれ有名選手の得意、不得意が
解かります
すぐに読めます
貸出:山本資 返却:(2010.4.13)
とても尊敬できる野球人の一人で考え方を知りたいと思って読みましたが分析力は非常に長けていると思いました。僕たちの仕事も様々な分析と行動が不可欠なのでいい刺激をいただきました。
貸出:片岡(2010.12.17)返却:(2010.12.21)
選手を見抜く力、頭脳で野球をして結果を残す人という印象がありましたが、本を読んでたら本当に深い内容で頭脳野球の神様だと思います。
貸出:川端(2013.01.03)
書かれていた「名選手は名監督にあらず」というのは本当に良く聞きますが、それでも天才でなくてもある程度の選手でないと、名監督にはなれないのだな、とも思います。野村監督は恐らく野球だけでなく、人をとことん見て、どうやって成長させ、調子に乗らせ、活かすかを弱者側からの目線でされている方なので、僕もスポーツマンだけに非常に勉強になった本です。
投稿元:
レビューを見る
野村さんの本は、結構内容がかぶるものが多い。
ほぼ野球の話ですが、人生訓なども織り交ぜてあり、感銘を受ける部分も多い。
投稿元:
レビューを見る
2005年に単行本として発売され、34万部も売れたノムさんの「野村ノート」が、一部加筆され、今年の11月に文庫化されました。
プロ野球ファンの方は既に読んでいる方も多いかと思いますが、私は今回初めて読み、感動しました。
野球というのは奥深いものなんですねぇ。
毎試合ぼやいていた理由がこの本を読んで理解できました。
この本は野球理論はもちろんですが、組織学、リーダー学、人生論の勉強にも役立ちます。
文庫本ですが、古本屋に出さず、何度も読み返したいと思います。
投稿元:
レビューを見る
■概要
野村監督が野球に絡めて、リーダーシップ、選手の育成、勝ち方、考え方、等について書いた本
■役立つ点
野村監督の本は初めて読みましたが、本当に良く「考えている」と思います。
野球について、バッターについて、投手について、選手について、チームについて、等々。
野球というのは、1試合だけでなく、1年トータルで考えるべきこと。また、その中での戦い方について、作戦の必要性を感じる本です。
野球は最近余り興味がなかったりするのですが、試合の見方が変わる本ですね。
ビジネスや人材育成に興味ありがとうございますがあり、その上で、野球好きなら読んでまちがいない一冊だと思いますね。
(はっせー)
投稿元:
レビューを見る
【2009/12/29丸善にて購入】【2011/11/28読了】私自身は野球よりサッカーの方が好きであまり野球は見ないが、野村監督の手腕には注目していた。万年Bクラスだったヤクルトがなぜ優勝できたのか?野村監督でも阪神はなぜ最下位だったのか?理論をわかった上でプレーすることで確率が上がり、さらに選手も「俺たちは一つ上の野球をやっているんだ」と自信を持つ、組織はリーダーの力量以上に伸びない、など、野球以外でも応用できる内容がいい。あれだけ手塩に育てた古田が年賀状一枚も送っていないくだりはちょっと笑ってしまったが。
投稿元:
レビューを見る
プロ野球界でも話題になったという『野村ノート』が文庫化されているのを発見したのでさっと手にとって購入した。
野球をやっている人ならばそのまま“教科書”としても使えるだろう知識・考え方が満載だし、野球をそこまで知らなくても、”シゴト論”や”組織論”、”人材育成論”、”リーダー論”としても読み余すことのないノムさんの考えが満載だ。
「どうしたら、勝てるのか」これをとことん考えているのがノムさんであることが理解できる。仕事に対して向上心が少しでもある人ならぜひ一読してほしい一冊。
●以下、印象に残った表現集。
「管理するものは、絶対に結果論で部下を叱ってはいけない」
「よく「野村野球=データ野球」という人がいるが、私は決してそうは思わない。データとは観察のもととなるもので、試合の前までによういするものだ。一方、情報は試合のな
かで拾うものである」
「チーム優先主義というと「譲る」「我慢する」ばかり全面に出されるが、「おれがエースなんだから最後まで投げる」「勝つためにはおれが投げ切る」と自己主張するのも立派なチーム・スピリットである」
「出会いや縁を無駄にしてしまう選手は、将来の可能性まで狭めてしまうのである」
「仕事をするうえで必要なこととして3つの能力が必要とされる。「問題分析能力」「人間関係能力」そして最後のひとつが「未来創造能力」である」
「組織改革と結果は、長期的ビジョンで見ればいつかは結び付くのだろうが、即効性は別問題である」
「何をもって将来性というのか、その基準すら定かではない」
「不満をもっているということは、裏を返せば理想を描いているということである」
「自分の思うのようにしたい。ところが現実はなかなか思うようにならない。そこに理想と現実のギャップが出てくるわけだが、だからこそ努力が必要である。自分の思うようにするために努力していく。その先にあるのが理想であり、夢であり、希望であり、願望である」
「前・後期制、DH制、予告先発。私の現役時代の晩年から次々と打ち出されたパ・リーグの愚策の数々が今日のパ・リーグの衰退につながっているといわざるをえない」
「役割を徹して進むべき方向を決めてあげることが、適材適所に当てはまるように選手が育っていく近道となるのだ。/「人集めと人づくり」、それが強いチームづくりの基本である」/逆に選手のい調子や結果によって、褒めたり、方針を変えたり、あるいはその選手の適材適所を見誤ったりすれば、育成は中途半端になる。プロ社会において、中途半端は選手を骨の髄まで腐らせてしまう」
「野村野球とは意識付けだ」
「実践においては意識付けを中心に、「備えあれば憂いなし」「準備の充実なくしてはいい結果は得られない」という準備重視(プロセス重視)が私の野球である」
「監督がチーム優先で考えているのに対し、選手はあくまで個人主義である。/ところが選手というのは、自分の存在価値を知ってくれる人がいれば、「この人のために死んでも構わない」と思��てしまうから不思議だ。「士は己を知る者のために死す」という言葉があるが、リーダーのためという思いから、「チーム優先」に変われるのである」
「選手を力いっぱいに育ててたりたい、立派な人間にしてやりたいと思ったとき、何も褒めたり優しくしたりするだけが愛情ではない(中略)。直言をしてやったり、厳しく接したり、叱ったりということも立派な愛情である」
「人格はつくれるが、性格はつくれない。いかに3歳教育、家庭教育、親の教育が大事かということだ」
「よく一流選手は一流の監督にはなれないといわれるが、選手として一流だったから指導者になれないということはありえない。その選手が技術的には一流でも、一流の人間ではなかった、だからリーダーとしてはそぐわない、そういうことなのである」
投稿元:
レビューを見る
私はスポーツは、体で覚えていくのが1番早く上手くなれると思っていたので、研究、調査も必要なのだと感じました。
勝ち方は、相手の弱点を知るだけではなく自分の弱点を知ることでも有る事も、なんか野村監督が監督を辞めてしまうには早すぎたなぁ。。と思いました。
人生が野球に染まっているいると言っても過言じゃないほど、野球に注いだひとだったんですね、
投稿元:
レビューを見る
いつもながら野村さんの本はすいすい読める。語りかけるような文体だからだろうか。努めて分かりやすく伝えようという姿勢もうかがえる。野村ファンならずとも読後に勉強になったなと思える本であると感じた。
ただ、気になるのはたくさんの本が出版されているので内容が重なる部分も少なからずあり、同じような書き方だと読み手としては「またか」と思ってしまう。贅沢かもしれませんが、少し残念。
昨年末に同氏の著作「ああ、監督」を読んだばかりということもあって印象が重なるのかもしれませんが。
投稿元:
レビューを見る
ご存じ「ID野球」を掲げ、ヤクルトスワローズを日本一に導き、
楽天ゴールデンイーグルスを初のCSに導いた名将の本。
野村ID野球の考え方の根本が書かれている。
選手の特性を見抜く方法論は正に『論理(ロジック)』だ。巻末の右左打者ごとの9×9に分解されたゾーン分析には驚かされる。
意識改革、機能する組織、人づくりの重要性など見習うべき点が
沢山あり、 必読の本。