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紙の本
片耳うさぎ (光文社文庫)
著者 大崎 梢 (著)
小学六年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった。とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝...
片耳うさぎ (光文社文庫)
片耳うさぎ
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商品説明
小学六年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった。とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝えがあるらしいのだ。頼りの中学三年生さゆりは、隠し階段に隠し部屋と聞いて、張り切るばかり—二人の少女の冒険が“お屋敷ミステリー”に、さわやかな新風を吹き込む。【「BOOK」データベースの商品解説】
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書店員レビュー
女の子二人での謎解き...
ジュンク堂書店京都BAL店さん
女の子二人での謎解きに、広くて古い家に隠された秘密探し。
古い家というのは理屈抜きに怖いもの。そこに、言い伝えや呪いから、隠し部屋に過去の事件、怪しい行動をする人々まで。いくつもの謎解きとお屋敷での冒険がとても面白いです。
良質な児童文学といってもよい作品で、子どもから大人まで楽しめるお話しです。先の読めない展開に裏切られた気持ちになるとともに、優しい気持ちにさせる読後感で、嫌なイメージを抱かせる登場人物まで好きになってしまいそうでした。
まだまだ謎がありそうな蔵波家。続編の発売を期待してしまいます。
京都BAL店文庫担当
紙の本
片耳うさぎのいる大屋敷
2020/10/10 15:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の舞台は、関東北部の小さな村に営々と続く名家の大屋敷。玄関は、三和土広々、立派な上がり框と、入口からして威風堂々、長い廊下でつながれた部屋はいったい何室あるか不明な感じ。加えてこの大屋敷、隠し階段やら、隠し部屋、天井裏...など、泣かせる小道具大道具。旧い屋敷好きな読者は、冒頭から、もう気分盛り上がりまくりです。夢中です。
主人公は、内気な小学生女子と好奇心と行動力バッグンの美少女中学生という組み合わせ。とある村の旧家・名家のミステリィ-といえば、横溝正史...とかのおどろおどろしい世界を想像しがちだけど、もちろん全然そうならない。
ベーシックには、運命に翻弄される一族の話ではあるのだけれど、そんなものは笑い飛ばすかのような清々しいエンディング。
大崎梢さんの本は、いつも最後に救いがあるなと思う。
紙の本
どきどきわくわくの大冒険
2010/01/15 20:31
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本好きにとって反則技ともいえる書店を舞台にしたミステリ『配達赤ずきん』の著者の文庫最新刊。
本書の主役は小学六年生のなっちゃん。大人の事情で父の実家である古いお屋敷(豪邸)で居候をしているなっちゃん一家。お母さんのお母さんの具合が悪くなったために、火曜日から週末まであのお屋敷の居候部屋でひとりで寝なければならくなった。これは一生に一度の大ピンチ。なっちゃんは気難しくて口うるさい祖父や大伯母がこの上なく苦手なのだ。
そこへ助け船が現れた。クラスメイトの祐太のねえちゃんことさゆりさんが泊まりに来てくれるのだ!しかしこのさゆりさん、強い好奇心の持ち主で、お屋敷探検をはじめてしまった。はじめはさゆりさんの後ろに隠れるようにくっついてお屋敷を探検していたなっちゃんだったが、隠し階段に隠し部屋、お屋敷に伝わる
「片耳うさぎ」の噂など色々なことが分かってきて…。
うーん、いいなぁ。「青春ミステリ」と言うにはちょっと幼いか。しかし、ほんっといい。
小心者のなっちゃんと好奇心旺盛で度胸が座っているさゆりさん。探検中に出るわ出るわの隠し階段に隠し部屋。
小学生が主人公と聞いて舐めてかかっていた。なっちゃんとさゆりさんの冒険に一緒になってどきどきはららら、そしてわくわくしてしまった。
本書では人は死なない。誰も傷つかない。いや、むしろ癒される人さえいる。読後感があったかくって爽やかで…好きだなぁ、こういうの。
こういう後味のよいミステリって誰にでも受け入れられうような気がするのだけれど、もしかしたら読む人を選んだりするのだろうか。小学生が主人公――ここがネックかもしれない。小学生が読んでも楽しいだろうけれど、ここは大人に読んでもらいたい。なっちゃんが経験した「どきどき」と「わくわく」を共有したくてたまらないのだもの。
紙の本
釈然としないなあ
2017/04/17 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうにも舞台設定に頼り過ぎた作品だと思いました。いくら地方だって今どきそりゃ無理だよと言いたくなります。