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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発行年月:2009.12
- 出版社: 岩崎書店
- サイズ:29cm/28p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:978-4-265-08001-4
紙の本
かさじぞう (いまむかしえほん)
おじいさんが売れなかったかさをしょって山道をひきかえしてくるとおじぞうさんが雪をかぶって立っていました…やさしさあふれる昔話絵本。【「BOOK」データベースの商品解説】大...
かさじぞう (いまむかしえほん)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:7,150円(65pt)
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商品説明
おじいさんが売れなかったかさをしょって山道をひきかえしてくるとおじぞうさんが雪をかぶって立っていました…やさしさあふれる昔話絵本。【「BOOK」データベースの商品解説】
大晦日に、かさを売りに町へでかけたおじいさん。売れなかったかさを背負って山道を引き返してくると、お地蔵さんが雪をかぶって立っていて…。優しさあふれる昔話絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
広松 由希子
- 略歴
- 〈広松由希子〉1963年ロサンゼルス生まれ。ちひろ美術館学芸員などを経てフリーに。著書に「おかえりたまご」など。
〈松成真理子〉1959年大分生まれ。児童文芸新人賞などを受賞。作品に「まいごのどんぐり」など。
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紙の本
いちばん新しい、いちばんおすすめの「いまむかしえほん」。見どころは…
2010/02/07 05:00
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かさじぞうといえば、有名なおはなしです。小学2年生の教科書にも載っています(「かさこじぞう」というタイトルですが)。
この「いまむかしえほん」シリーズは、よく知られた昔話を、次の世代に伝えていくために再話した絵本なのだそうです。
絵に見覚えがあるな、と思ったら、『じいじのさくらやま』の松成真理子さんでした。
あたたかみがあって、うすっぺらさとは対極にある、ふくらみ、あつみを感じさせる絵、とても好きです。雪になりそうな空模様、山の空気までが描かれています。
お金はなくても、いつもにこにこなかよく暮らしているおじいさんとおばあさん。
明日はお正月、という日、明け方からかさをせっせと編んで、五つこさえたおじいさん、町へ出かけていきます。
年越しの買い物をする人でにぎわう雪の降り始めた町。この様子も見事に描かれています。ひとりひとりの表情をじっくり見たくなってしまいます。おじいさんのかさは売れません。理由も書かれています。
とぼとぼと山みちを引き返して、峠で出会ったおじぞうさま。おじいさんがしたことは、ご存知ですよね。おじいさんのことば、しぐさを表した文章も、とてもあたたかいんです。
おもちが買えず、おかゆで年越しをするおじいさん、おばあさん。もちつきの真似の様子はとてもたのしそう。
そして夜中…
ふとんの中で、不思議な物音を聞く様子。ここは、いちばんの見どころかもしれません。教科書で習ったばかりの二男も、この部分にはいちばん惹かれるようで、見入って、わたしの語りを耳をそばだてて聞いていました。
昔話の絵本はたくさん出ていて、いざ読もう、買おうとすると迷ってしまうかもしれません。
これは、いちばん新しい絵本ですが、いちばんおすすめしたい。見て、読んでいただければ納得がいくと思います。
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