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紙の本
いちばん新しい、いちばんおすすめの「いまむかしえほん」。見どころは…
2010/02/07 05:00
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かさじぞうといえば、有名なおはなしです。小学2年生の教科書にも載っています(「かさこじぞう」というタイトルですが)。
この「いまむかしえほん」シリーズは、よく知られた昔話を、次の世代に伝えていくために再話した絵本なのだそうです。
絵に見覚えがあるな、と思ったら、『じいじのさくらやま』の松成真理子さんでした。
あたたかみがあって、うすっぺらさとは対極にある、ふくらみ、あつみを感じさせる絵、とても好きです。雪になりそうな空模様、山の空気までが描かれています。
お金はなくても、いつもにこにこなかよく暮らしているおじいさんとおばあさん。
明日はお正月、という日、明け方からかさをせっせと編んで、五つこさえたおじいさん、町へ出かけていきます。
年越しの買い物をする人でにぎわう雪の降り始めた町。この様子も見事に描かれています。ひとりひとりの表情をじっくり見たくなってしまいます。おじいさんのかさは売れません。理由も書かれています。
とぼとぼと山みちを引き返して、峠で出会ったおじぞうさま。おじいさんがしたことは、ご存知ですよね。おじいさんのことば、しぐさを表した文章も、とてもあたたかいんです。
おもちが買えず、おかゆで年越しをするおじいさん、おばあさん。もちつきの真似の様子はとてもたのしそう。
そして夜中…
ふとんの中で、不思議な物音を聞く様子。ここは、いちばんの見どころかもしれません。教科書で習ったばかりの二男も、この部分にはいちばん惹かれるようで、見入って、わたしの語りを耳をそばだてて聞いていました。
昔話の絵本はたくさん出ていて、いざ読もう、買おうとすると迷ってしまうかもしれません。
これは、いちばん新しい絵本ですが、いちばんおすすめしたい。見て、読んでいただければ納得がいくと思います。
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