シリーズの幅と奥行きを示す短編集第3弾
2010/03/21 23:00
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投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日 → 月」の次はてっきり「年」絡みだと思ったら『曜日』だったのね、というタイトル。表紙を飾る真冬ちゃんのスク水姿はナイスなれど、巻頭カラー口絵の、とりわけ知弦さんの破壊力にやや持っていかれた感もある短編集第3弾(全8編、内、書き下ろし4編)。
本巻の見所その1は修学旅行であろう。何故か寝台列車で、そして風変わりな配置での就寝前の駄弁りから、旅行先の名所を、鍵の被害的ドタバタで巡り、そして自称(?)トップアイドル星野巡こと宇宙巡が鍵と変わった自由時間を過ごすまでが全3話で描かれており、これが実に面白い。中目黒クンの存在感侮りがたし!に加えて、今回は弟の守が訳あって実質的には途中退場したものの宇宙姉弟も活躍している。そして、中目黒クンを愛でつつも鍵にからかわれ、時に逆襲する関係で脇をしっかり固めるクラスメイトの面々。ボケとツッコミが重層的にしっかり機能した役割分担の面白さを充分に発揮しながら、「よい子はマネしちゃダメだよ」な、しかしライトノベル的には愉快な旅行が進んでいく。そして、最後に巡のいじらしくて可愛らしい念願の行方に繋がる流れが微笑ましかった。今回は思いの外積極的だった巡の想いを鍵はどうしてこうも曲解するのか、というもどかしさもまた楽しさの1つであろう。
そして、本シリーズの根幹を別の意味で彩る過去回想話が見所その2。奇しくも知弦さんが呟いた「叙述ロジック」の盲点を突いた構成で、冷めた登場人物に反してアツいどんでん返しとなるカタルシスが心地良い。シンプルなトリックだけに、してやられた感を味わうニクい作品で、オチも秀逸である。
思えば生徒会のメンバー、特に会長の出番がかなり少なかったが、番外編たる短編集としては、むしろシリーズの幅と奥行きを示すことになり、内容も含めてなかなか良かったと思う。
生徒会はじめて物語もあるよ
2010/03/21 11:45
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
2年B組の修学旅行の様子を描いたり、過去の碧陽学園生徒会の出来事を描いたり、外伝ぽい物語と、新規読者をサポートするという名目で『生徒会の一存』シリーズのテーマを考察したり、杉崎と真冬の遊びなど、本編ぽい物語の両方がある。
本文中にある通り、どーでもいい日常を楽しむ物語だ。
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今回もよい安定感。ピンナップもいい仕事してます。黙示録の方は生徒会以外のメンバーも際立っていいですね。個人的には日記を読む話が好きですね。あのドS姉さんがツッコむことしか出来ないなんて…副会長、恐ろしい子!あ、占いしおりは受けでした。
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何をどう突っ込んだらいいやら・・・帯のアオリ文句は購入後に気付きました。
電車とかの移動中には、このままでは読めませんね(笑)透明でないブックカバー必須です。
ちなみに、ゲーマーズでの購入特典では、真冬の白スクバージョンのカバーが貰えました。もちろん架け替える勇気はありませんが。
ドラゴンマガジン掲載の3本(+付録1本)と書き下ろし4本で構成。
表紙のスク水真冬の謎は、書き下ろしで明らかになります。
単なる読者サービスじゃないんだ・・・
結局、生徒会シリーズって、真冬ちゃんの79ページからのセリフで表現できるんだ。と言う発見は、価値があったような気がします。
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まず一言出版社様に申し上げたいことがあります。
「買いづらいわ!!」
私、三省堂書店で買ったのですが、表紙が女の子のスク水の絵です。女性店員のレジに出したときなんて、羞恥プレイだと思いました。だから、amazon.co.jpで買った方がいいと思います。
内容ですが、ツンデレを深く愛する私としては深夏の登場シーンが少なくて残念です。ただし、全体的に笑いのある構成は相変わらずですね。というより、笑いしかないですね。
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やっぱり番外編ならではの2年B組の話はおもしろくてすきだー。
あと春秋くんくだりの話がお気に入り。衝撃展開多すぎて笑ったー
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どうしてくれよう。
基本的に生徒会のシリアスパートに必要性を全く感じないのだけれど、作者様はシリアスをやりたい様子。
勘弁してほしい。
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今回は今までの生徒会シリーズの中で一番面白いと思った。
杉崎のかっこいいとろだけじゃなくて、今までの話ではよくわからなかった巡の考え方や気もちがよくわかった。
しかし杉崎は相手の性格に合わせて聞き方を変えて自分が聞きたいことを言い出させることができてすごいなーと思う。
過去の生徒会や、真冬のゲーム部の話も少しでてきて生徒会シリーズの魅力が深まった。
「アイツ自分がマジでアイドルだってこと、大事なとこで自覚してねぇんだよなぁ、ホント。あいつに限ってとは思うけど……変な男とかに絡まれてなきゃいいけど……あぁ。
ああ、もう、考えてたらどんどん心配になってきた!一年の時の失踪騒ぎみたいに、無事でいてくれればいいんだけど……。でもなぁ……失踪するってことは、逆に精神的に弱ってるってことだろうし……ああ、どっちにしても心配だ……ああ……
ああ、神様。舞妓さんにうかれていてすいませんでした。俺は舞妓さんと遊べなくてもいいんで、どうか、どうか、あいつが無事でいてくれますように。」
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2010 4/11読了。WonderGooで購入。
相変わらず特になにも考えなくても読める。
『始まる生徒会』は途中でだいたいオチは見えたけど、オチが見えてなお面白いというのはまさに2回読みたくなると言う生徒会メンバーの反応通りやも知らぬ。
あと『それらしい生徒会』のうしとらネタは俺得。
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笑ったよ。うん。一番笑ったのは最後の真冬スネークことスネカジリ話だったが…前生徒会の話も笑った。正直落ちが途中で分ったのがつまらなかったが…それでも良い感じ。後はお約束な展開の2-B話も悪くは無かったです。巡が可哀想で…(笑)
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今巻の最初はそんなに面白いとは思わずいままでと同じテンポである意味「生徒会の一存」の感じが出ている。自分としては後半の面白さがかなりツボでした。
表紙があれすぎて買いづらいわっ!
もくじ
いきなり最終話です
受験生必読だよ!
これさえ読めば生徒会の全てが!・・・・・・分からねえだろうな
学を修めると書いて修学旅行。・・・・・・お前ら、分かってるよな?
この人達のおかげで、今の碧陽学園があるのかもね
ゲームと現実を混同する若者の実態をとくと見よ!
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番外編ならではの2年B組の話がよかった
スク水真冬もよかった
生徒会の過去の話もよかった
相変わらず面白かった
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はい,そんなわけで碧陽学園生徒会黙示録の3巻ですよ.
生徒会の一存シリーズの外伝ですよ.
今回は火種ってことで生徒会役員内で内戦でも勃発するのかと思ってたらば
そんな事は無く,いつもの通りに雑談しておりました.
杉崎が修学旅行に行ったり
生徒会室で駄弁ったり
新規読者の為というフリで毒にも薬にもならない話をしたり
10年前の生徒会役員の日記を読んだりしてましたよ.
今回はその,
10年前の生徒会副会長の日記を読む「始まる生徒会」って話が非常に面白かったよ.
10年前の副会長の日記を鍵と知弦が読んでいくんだけども
そこで明らかになる現在の生徒会役員選出方法とか
そんなシリアス話の中で所々に挟まれるジャンプネタとか・・・.
しかしホントにジャンプネタ好きだなぁ・・・.
そして一人で雪だるまや鎌倉を作る日記副会長に萌える.
うん,面白かったよ.
黙示録の次のタイトルは「生徒会の水○」だとか.
水死とか水没,水害じゃないことを祈ろう.
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二年B組な杉崎の愛されてる感が好きだ。…生暖かい意味で。あと過去の人の日記はベタと言えど楽しい。オチは結構ありきたりだけど、このシリーズに意外性は求めてないのでこれで良いのです。美少女さいきょー、おー。
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希咲雪海のイラストは、描く側にとってハードル高いですよね。なんか、ドラゴンクエスト3やイースの書を読んでいるようでした。例えが古いですね。