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紙の本
ガロア理論を学びたい人には絶好の入門書です!
2020/04/22 09:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、フランスの数学者であったエヴァリスト・ガロアが1830年代に見つけ出したガロア理論について書かれた入門書とも言うべき一冊です。ガロア理論とは、代数方程式や体の構造を「ガロア群」と呼ばれる群を用いて記述する理論で、ガロアが抱いていた疑問の一つ、「5次方程式の解の公式は代数的に求められるのか?」に対して、まだ知られていなかった群や体の考えを独自に方程式の研究に用いて、この疑問を解決に導いたと言われています。また、ガロア理論によれば、「ガロア拡大」と呼ばれる体の代数拡大について、拡大の自己同型群の閉部分群と拡大の中間体との対応関係を記述することも可能です。同書は、こうしたガロア理論を直截簡明な叙述で、コンパクトにまとめた一冊となっています。入門書としては絶好の書ではないでしょうか。