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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.11
- 出版社: 角川SSコミュニケーションズ
- サイズ:19cm/191p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-731831-1
紙の本
眠っているうちに病気にならない体をつくる本
著者 根来 秀行 (著)
睡眠中のホルモンをフル稼働すれば、「風邪」はもちろん、「ガン」にも負けない体がつくれる! 「再生工場としての睡眠」の働きと実践法をわかりやすく解説する。【「TRC MAR...
眠っているうちに病気にならない体をつくる本
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商品説明
睡眠中のホルモンをフル稼働すれば、「風邪」はもちろん、「ガン」にも負けない体がつくれる! 「再生工場としての睡眠」の働きと実践法をわかりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
根来 秀行
- 略歴
- 〈根来秀行〉1967年生まれ。東京都出身。東京大学大学院医学系研究内科学専攻博士課程修了。医師、医学博士。ハーバード大学医学部客員教授等を務めるほか、東京大学附属病院で研究、臨床にあたる。
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紙の本
近頃気になる根来秀行
2010/12/04 15:32
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は睡眠のことを「再生工場」だと定義している。
毎日毎日、睡眠により、
1.体の成長促進
2.病気の治癒や予防
3.老廃物の排除
4.酵素の生産
5.脳と精神のメンテナンス
が、なされているという。
この5つは、体が病気にならないためには大切な要素であり、そうした働きを十分に行うためにも、良い睡眠が大切である、というのが著者の主張だ。
医師であり、ハーバード大学医学部教授でもある著者の言葉には、とても説得力がある。彼の主張はすべて、研究によって証明されたものだからだ。それも、最新の研究によって。
「良質の睡眠はどんなに高価な美容液よりも効果的」とは、昔から言われていること。実際、よく眠った後の肌の調子の良さは、誰もが体験していることだろう。
病気にならないだけでなく、良質の睡眠はアンチエイジングにもなる。また、良い眠り精神の安定をも支える。そんなことより、「ぐっすりと眠りたい」というのは、人間の根源的な本能のようなものかもしれないが。
後半部分では、著者はよい眠りを導くための食事方法と、一日の過ごし方を提案している。
睡眠に問題を抱え、
「これを飲めばすぐに眠れる」
といった方法を求めて本書を手にした方には、少し期待はずれだったかもしれない。
著者の提案は、朝から夜までの一日をかけて、良質の睡眠をとるためにはどう過ごすか、というものだから。
しかし、よく考えてみれば、何かを飲んだり食べたりして睡眠の即効性を求めるよりも、著者の提案に従うほうが、健康のためには良い。無理やり体を睡眠に追いやったとしても、良質の睡眠が得られるのかどうかは、素人が考えても明らかだなのだから。
著者の提案は健やかに毎日を過ごすためのもので、実行するのにそれほど苦労するものではない。簡単に言えば、眠りのためだけでなく、「健康的な暮らし方」の一提案だから。それも実行するのに、それほど困難なものとも思えない。すべてを実践するのではなく、できる範囲で、とハードルを下げれば、さらに簡単だろう。
一生付き合っていく大切な体のためには、よりよい再生工場を実現していきたい。
根来秀行のもう一冊の著書、「身体革命 世界最先端のアンチエイジングの法則」も、ちょっと気になるところである。