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リトル・シスター
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 40件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.12
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/361p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-209178-9
  • 国内送料無料

紙の本

リトル・シスター

著者 レイモンド・チャンドラー (著),村上 春樹 (訳)

「あなたはとことん見下げ果てた人間です」私は二十ドルぶんの通貨を、デスクの向こう側に少し押し出した。「君は二十ドルぶん、彼のことを案じていた。しかし何を案じているのか、も...

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リトル・シスター

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商品説明

「あなたはとことん見下げ果てた人間です」私は二十ドルぶんの通貨を、デスクの向こう側に少し押し出した。「君は二十ドルぶん、彼のことを案じていた。しかし何を案じているのか、もうひとつよくわからない」行方不明の兄オリンを探してほしい—私立探偵フィリップ・マーロウの事務所を訪れたオーファメイと名乗る若い娘は、20ドルを握りしめてこう言った。いわくありげな態度に惹かれて依頼を引き受けることとなったマーロウ。しかし、調査を開始した彼の行く先々で、アイスピックでひと刺しされた死体が!謎が謎を呼ぶ殺人事件は、やがてマーロウを欲望渦巻くハリウッドの裏通りへと誘う…。村上春樹が「愛おしい」作品と呼び、翻訳を熱望した『かわいい女』、ついに半世紀ぶりの新訳なる。【「BOOK」データベースの商品解説】

行方不明の兄、オリンを探してほしい−。オーフォメイと名乗る娘の依頼は、謎が謎を呼ぶ殺人事件へと発展する。やがて、フィリップ・マーロウは、欲望渦巻く虚飾の街・ハリウッドの裏通りへと誘われ…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

レイモンド・チャンドラー

略歴
〈レイモンド・チャンドラー〉1888〜1959年。シカゴ生まれ。33年作家デビュー。39年には処女長篇「大いなる眠り」を発表。「ロング・グッドバイ」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞を受賞。

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みんなのレビュー40件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

凡庸な人物の心の裡に降り積もる日々の鬱屈の噴出。このスピーチを聴くだけでも読む価値はある。

2011/01/06 17:36

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上訳チャンドラーとしては三作目になる『リトル・シスター』。旧訳では『かわいい女』だった。最近特に奇異とも思わなくなった英語原題片仮名書きタイトルだが、今回は兄弟関係がテーマになっていることからもこれが適当だろう。化粧っ気のない縁なし眼鏡をかけた田舎娘をつかまえて「かわいい女」はない。旧訳タイトルの「女」は誰を指しているのだろう。誰をヒロインにするか、訳者の好みでタイトルが変わることもある見本。七篇あるマーロウものの長篇第五作目。タフが売り物の探偵も三十八歳になり、少しくたびれかけている。

カンザスの田舎から音信不通の兄を探しに妹が出てきた。曰くありげな娘の様子が気になり、相場の半額で仕事を引き受けたマーロウだったが、行く先々で出会うのはアイスピックを頸椎に突き立てた死体。どうやら強請がからんだ事件らしい。現場で見つけた一枚の受領証を手がかりにマーロウは事件の解決をはかる。だが、そこには映画の都ハリウッドならではのスキャンダルが隠されていた。大量の注射針を隠し持つ医者やアル中のマリファナの売人、詐欺師、やくざ上がりのハンサムなレストラン経営者と、虚飾の都の裏通りは背徳と頽廃の棲処だった。推理する暇もあらばこそ、一気に大団円に向かって突き進む展開は息つぐ暇もない。たった二日間の出来事なのだ。その上最後の謎解きがどんでん返しにつぐどんでん返しで真相は藪の中。

正直いって、ミステリとしてあまりよくできた作品とはいえない。プロットが複雑すぎて一度読んだだけではよく分からず、何度も前の頁を繰る羽目になる。前に戻って読んで分かる場合はいいが、どれだけ読んでも分からない部分もある。会話の中で、すでに話されたこととして処理されている内容が、実はどこを探しても書いてなかったりする。

男性に比べると女性の人物造型が難とされるチャンドラーだが、今回も重要な役割をつとめる二人の映画女優の造型はいまひとつ。セクシー・シンボルを地でゆくドロレスはカリカチュアとして楽しむことができるが、マーロウが守ってやりたいと思う売り出し中の女優ミス・ウェルドの方は、映画の台詞をなぞっているようだ、と自分でも口にする。ヒロインが自分で類型化されたキャラクターだと証しているようなものだ。

それでは、面白くないのかと言われるとそれはちがう。さすがにチャンドラー。読者が何を期待して自作を読むのかよく知っている。たとえば、独特のキレがよくってテンポのいい会話はいつにも増して洒落ている。ちょっとメモしておいて使いたくなる決め科白も少なくない。ひねりが効きすぎて時に理解不能になる比喩の濫用。やたらに長い修飾部を持つ饒舌な文体。自己憐憫に陥る一歩手前のルサンチマン溢れる社会批評。タフでハードな探偵稼業をきびきびこなす男の裏側にあるセンチメントをこれでもかというくらい過剰に見せる演出は今回も絶好調である。チャンドラーを嫌う人なら目を背けたくなる。

女を描くときは類型的だが、男の場合は別だ。チャンドラーの筆はエキセントリックなまでに個性的な人物を描き出す。ガラスで囲まれたオフィスのパティオで三匹のボクサー犬に小便をさせる映画会社の社長オッペンハイマーの見せる迫力はどうだ。この手の大人物の前ではマーロウなんぞひよっこの青二才に見えてくる。昼間ピアノ練習をするために深夜の勤務を選んだ物静かな警官もいい。タフを売り物にする男たちには皮肉で相手するマーロウが唯一心を開いてみせる。出番はわずかだが、その存在感は大きい。それとは逆で、一生懸命やっているのに誰からも誉められず、批判され、嫌われるばかりという警官を代表するフレンチ。このロス市警警部補がマーロウに奮う長広舌もいい。凡庸な人物の心の裡に降り積もる日々の鬱屈。このスピーチに共感する読者も多いだろう。チャンドラーは、一作ごとに強烈な印象を残す脇役を創り出す。小説の魅力は人物にある。

最後まで読み終えても、何度でも読み返したくなるというのがチャンドラーの小説である。犯人が分かってしまえばそれで二度と読み返すことのない「ミステリ」の枠におとなしく収まっているような代物ではない。『リトル・シスター』には確かに瑕疵がある。それは作家自身承知していた。が、それを補ってあまりある読む愉しみを味わわせてくれるのも事実。評者は新訳を充分楽しんだ。さて次回は、何を訳してくれるのだろう。『大いなる眠り』あたりではないか、と思うのだが、それではあんまり本命過ぎるか。いずれにせよ、楽しみなことである。

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紙の本

人物がいい文章で魅力的に描かれていれば、それで結構毛だらけ猫灰だらけ

2011/03/09 13:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る


 これは村上春樹が翻訳したチャンドラー6番目の長編探偵小説で、以前は「かわいい女」という題名だった。

 しかし読んでみると、この女性は容姿や所作にかわいいところが少しはあるものの、腹黒く、とんでもない食わせものであるから、村上がいうように「末妹」というタイトルのほうが内容的にはよりマッチしていると私のような門外漢にも思われる。

 これは、女2人、男1人の3人きょうだいが、長姉のハリウッド女優の卵をめぐってやくざがらみの犯罪を引き起こし、例によって美女の美脚に弱い私立探偵カーロウが、あれよあれよと巻き込まれ、命からがらロスの街をさまよい歩くというよくある話なのであるが、不思議なことにこの小説、誰の翻訳で、何回読んでも、いったい誰が、なぜ、誰を、どうやって殺したのかが五里霧中なのである。

 にもかかわらず、これほど読んで面白いミステリーもざらにはないというところが、本書のもっともミステリーな部分であろうか。翻訳がこれほどに拙劣で(彼のレーモンド・カーヴァーなどとは大違い!)プロットなんざそうとういい加減でも、探偵と犯人候補者たちが、いい文章で魅力的に描かれていれば、それで結構毛だらけ猫灰だらけなのである。

 このちょっと古風な探偵小説を読みながら、私はロサンジェルスを懐かしく思い出した。いくら近代的なビルジングが建ち並び観光客がうろついていても、サボテンの茶色い枯枝が空っ風に吹かれてベヴァリーヒルズの舗道を舞っているこの天使の街の中心は、やはり聖なる森であり、その森の下には、太陽に焼きつくされて白くなった大量の砂が、人類以前の古生代の夢を見ながらむなしく眠っているのである。

 そしてそんな面妖な街の片隅で、我らが主人公フィリップ・マーロウは、今日もブロンド女に32口径オートマチックの銃把で頭をぶん殴られたり、「モーツアルトはやっぱシュナーベルだな」とうそぶく警官に一晩中尋問されたりしているのだった。

 

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紙の本

チャンドラーの本は積読も含めてすべて読んでいるはずなのに、『リトル・シスター』なんていう小説に覚えがない。で、あとがきを読むと『かわいい女』を改題したらしい。いらぬお世話を、っていう感じ。新訳する必要がある作品とも思えない。それに年齢設定は旧訳のほうが自然。ま、脇役がいい佳作であることは確かですが・・・

2011/10/29 19:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

チャンドラーの小説は、殆ど読んでいるはずだし、少なくとも積読にはなっているはずですが、『リトル・シスター』は知らなかった。P・K・ディックじゃないけれど、チャンドラーにも未訳の作品があったんだ、と本当に驚いたんです。で、本を読み終えて、あとがきに『かわいい女』の新訳で、タイトルも変えたとあるのに気付き、そういえば先日、旧訳の『かわいい女』が書棚の置くに眠っているのをみつけたばかりだったなあ、と思った次第。

で、です。このカバーデザインは好きです。まさに洋書、1960年代のアメリカ映画のポスターを見ているような気にもなります。そいうえば、我が家にあるクリスティーの『Sleeping Murder』、洋書の初版もこんなデザインでした。全体の色合い、文字の色の変化とレイアウト、日本の本ではなかなかこの手のものは似合わない。さすが、早川書房。勿論、装幀の坂川栄治+坂川朱音(坂川事務所)にも拍手。訳者の村上春樹と話し合いがあったのかもしれません。

全体は、本文35章、訳者あとがき、となっています。その、あとがきで、気になったことがあるので、最初に書いておきます。といっても、人物に関係するので、話に必要な人物に触れておけば

フィリップ・マーロウ:女癖の悪い38歳の私立探偵
オーファメイ・クエスト:やたら気の強い、どこか精神的に不安定な感じがする若い女の依頼人
オリン・P・クエスト:就職して都会に出てきたものの、連絡がとれなくなっているオーファメイの兄
リーラ・クエスト:オーファメイとオリンの姉で、父親の前妻の子
ドロレス・ゴンザレス:ひじょうにセクシーな映画女優
メイヴィス・ウェルド:若手の映画女優

です。村上は、あとがきで、登場人物の年令が特定しにくいことに触れ、既訳が年齢順にオリン、リーラ、オーファメイとしているのに対し、リーラは前妻の子、オリンとオーファメイが新しい母との間にできた子どもだから、リーラはオリンより年上、として、リーラ、オリン、オーファメイの順番が正しいとします。そして、オリンが28歳であることを基準に、売り出し中の若手女優が30歳ということに若干抵抗があるけれど、ハリウッドの例から考えておかしくはないとし、ドロレスを30代半ばとして、この新訳にしたそうです。さらに、メイヴィスがマーロウに向かって言う部分
           *
"I'm free, white and twenty-one, "she said.

文字通り訳せば、「私は自由の身で、白人で、二十一よ」ということになる。(中略)しかしこれは当時流行っていた慣用的表現であって(たとえばある映画の中でジンジャー・ロジャーズが口にしている)、決して彼女が実際に二十一歳であることを示しているわけではない。
           *
と教えてくれます。さすが、映画通の村上です。映画に疎い私は、これについては何も言えませんが、一読者としては感覚的に既訳に軍配を上げます。オリンの年齢を無視して、読んだ印象だけでいえば、リーラ27歳、オリン25歳、メイヴィス19歳、ドロレス26歳です。なぜ、村上がドロレスを30代半ばにしたのか、明らかという根拠が何であるのか、理解できませんが、私はそういう感じで読んでいて少しも矛盾を感じませんでした。

村上はチャンドラーについて、必ずしもストーリーにおいて整合がとれたものばかり書いているわけではない、言います。その言葉に甘えて、オリン28歳を無視して、現在の日本の状況を考えれば、リーラ25歳、オリン21歳、オーファメイ18歳、ドロレス26歳くらいの方が自然ではないか、なんて思ったりもします。それほどに登場人物たちの行動は、幼いのです。

で、マーロウはまたまた女に甘いところをみせながら人探しをしていくのですが、行く先々で殺人事件が起きます。なぜ、誰が、という話ですが、やはり私は楽しめませんでした。村上春樹の小説の主人公は、マーロウのように、据え膳食わぬは男の恥とばかりに、美女たちを関係します。こういう探偵をよしとする日本人作家は多くて、柴田哲孝の小説に出てくる東北の私立探偵・神山健介も、樋口有介の小説の柚木草平もにています。

さらに言えば、マーロウ38歳に対し健介は30代後半、草平などはそのものズバリ、38歳ですから、柴田、樋口も村上同様にチャンドラーが好きなのでしょう。でも、私は、女性に対して距離をおくロス・マクドナルドのリュウ・アーチャーの姿勢に共感するので、今ひとつ乗れないのです。むしろ、またかよ、って思ってします。それと、主要登場人物たちの行動の幼さゆえの愚かさが気になってしかたがない。

そういう意味では、簡易アパートメントの管理人で、アルコール中毒もレスターや、アパートの宿泊客で、怪しい動きを見せるジョージ、あるいは〈ダンサーズ〉のオーナー、見た目には立派な紳士で、女性にもてる要素をたくさんもつスティールグレイブ、案外紳士的なギャングのジョセフのほうが自然だなと思います。人間的には大嫌いですが、トードの甥で、薬で頭がおかしくなっているような気配があり、言動が非常にあぶない男アルフレッドや、ベイ・シティ警察の警部補で、やたら暴力的な男モーゼズの行動も理解できます。主役たちより脇役がいい小説、といえるかもしれません。

最後に、カバー折り返しの言葉で、全体を簡単にご紹介。

「あなたはとことん見下げ果てた人間です」
私は二十ドルぶんの通貨を、
デスクの向こう側に少し押し出した。
「君は二十ドルぶん、彼のことを案じていた。
しかし何を案じているのか、
もうひとつよくわからない」

行方不明の兄オリンを探してほしい――
私立探偵フィリップ・マーロウの事務所を
訪れたオーファメイと名乗る若い娘は、
20ドルを握りしめてこう言った。
いわくありげな態度に惹かれて依頼を
引き受けることとなったマーロウ。
しかし、調査を開始した彼の行く先々で、
アイスピックでひと刺しされた死体が!
謎が謎を呼ぶ殺人事件は、やがてマーロウを
欲望渦巻くハリウッドの裏通りへと誘う……。
村上春樹が「愛おしい」作品と呼び、
翻訳を熱望した『かわいい女』、
ついに半世紀ぶりの新訳なる!

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2011/01/13 00:59

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2011/10/30 17:34

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