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紙の本
新世界より 中 (講談社文庫)
著者 貴志 祐介 (著)
町の外に出てはならない—禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスク...
新世界より 中 (講談社文庫)
新世界より(中)
05/02まで通常880円
税込 440 円 4pt紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:2,992円(27pt)
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商品説明
町の外に出てはならない—禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本SF大賞(第29回)】【「TRC MARC」の商品解説】
町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(講談社文庫)
プラチナ本 OF THE YEAR 2008『ダ・ヴィンチ』第1位
恐怖とは内から芽ぐむ。
人間の心から出た膿が、社会を、自らを異形化させる。
心に埋め込まれた暗示が、都合の悪い記憶が蘇るのを妨害しているのだろうか。知らない方が安全――でも。警告は繰り返される。
町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。【商品解説】
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紙の本
著者の最高傑作
2024/02/28 20:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語に必要ない要素もあるような気はするが、そのような要素があるからこそ唯一無二の作品として成り立っているのかもしれない。
紙の本
かなり本格的なSF
2019/06/20 19:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校4年生の女の子がが読んでいた『新世界より』。
読んでみたら面白くて、上中下で1500ページぐらいある文庫本を全部読んじゃいました。
かなり本格的なSFで、クラークの『幼年期の終わり』やオールディスの『地球の長い午後』といった学生の頃に読んだ名作を想起させる作品でした。
ローレンツの著作にも影響されているみたいで、その辺りも私には合いました。
ただ、ちょっとこれは小学生にはきついよね、と思ったのですが、あの子ははどうだったでしょうね。
貴志祐介という人は、「黒い家」とか、コワ~イ話をよく書いていますが、こんなのも書くんだね。
紙の本
上がり調子
2014/09/07 14:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上から読み進めて、どんどん引き込まれ、上がり調子。
紙の本
悪鬼と業魔の正体
2016/03/18 09:48
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
今から千年後、日本の人口は激減し、全国で五万人程となっていた。代わりに人類は呪力と言う超能力を得て、魑魅魍魎が跋扈する世界を生き抜いていた。注連縄という結界を作ってその中に生活する人間たち。その結界の外にはバケネズミやミノシロといった怪物を始め、悪鬼や業魔という、人類を滅亡させるほどの力を持った伝説のような生き物も過去存在したという。
上巻では結界の外に夏季キャンプに行った主人公早季たちが、先史文明が遺した「国立国会図書館つくば館」の端末機械である「ミノシロモドキ」と遭遇し、「悪鬼」と「業魔」の正体等の禁断の知識に触れてしまう。そこから、それまで平和だった神栖66町に不穏の影が落ちる始めた。この中巻では、仲間うちでも優秀だった「瞬」が、業魔となって命を落としてしまうのだ。そう、悪鬼や業魔というのは呪力によって自らを変異させてしまった、人間の姿であったのだ。人間の呪力には「愧死機構」という、呪力を人間に使ってしまうと自分が死んでしまうという機能が備わっており、人間同士の争いを避けるようになっているのだが、悪鬼にはその機構が存在しない。つまり悪鬼が誕生してしまうと、悪鬼が自ら死ぬまで、人間は一方的に悪鬼に殺される事になるのだ。禁断の事実を知ってしまった早季たちは瞬の記憶を消される。しかし今度は真理亜と良が結界の外へと逃げ出し、外の世界で生きて行く事を選んでしまう。早季は彼らを連れ戻すよう、風紀委員会から命令を受けるのだが。
本作品ここまで読んで、初めて漫画やアニメになったのだと知る。なるほど確かに漫画やアニメにしやすい設定、内容だなと改めて感じる。ただ「町」という枠から大きく出て行かないからか、内容が濃い割にスケール感を感じないのが玉にキズかも。上巻に続いてのこの中巻で、物語の様相が変わってきた。これまで呪力で圧倒的な力を持つ人間に、非常に従順だったバケネズミ達の動きがどうも怪しい。物語は大きく動く様相を呈してきたので、下巻に期待したいと思う。
紙の本
なかなか
2019/03/08 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:caroten - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、簡単に書けば、魔法のようなものを使えるようになった人間が、世界の事を知るために戦ったりする話です。
電子書籍
強大な力を制御するということ
2015/08/26 01:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ショコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
超能力者のいる世界を描いた物語。子供達も成長していきます。
悲しく恐ろしい現実に直面しても、それを忘れさせられ生きていく…
強大な力を持つことの意味と難しさを考えさせられました。
途中、性描写がちょっと長く感じました(笑) ストーリーはとても面白く、
名作であることは間違いありません。
紙の本
思ったより読みやすい
2016/02/22 21:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚い本だし、長い物語なら途中でだれるかもと思っていたが、ページ当たりの行数も少ないし、活字も大きめだったので、それほど読みにくさは感じなかった。これが、創元ならもっとしんどっかっただろう。
内容も、昭和の香りのする懐かしさと、伝奇ものらしい怪しさとを併せ持った、まさにドボルザークの「家路」がバックに流れ続けているような、そんな感じがした。
超能力者の話の割には、見えている者にしか呪力が使えないとか、様々な制約があって抑制がきいている。
上中下3分冊にはなっているが、一気に読んでしまいそうだ。
紙の本
この世界の本当の歪さ
2015/03/26 10:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
一段落。前巻ほどの加速度は無いが、徐々にこの世界の本当の歪さが浮かび上がってくる。バラバラと崩れていく一班の5人、望まない形での別れが何を及ぼすのか、入り交じりせめぎあう人と人の思い、物語の果てにどんな世界が待ち受けているのか下巻が楽しみ。