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図書館の主 1 (芳文社コミックス)
図書館の主1
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紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,735円(88pt)
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書店員レビュー
私設児童図書館にいる...
ジュンク堂書店福岡店さん
私設児童図書館にいる、キノコ頭の性格も口も悪い司書の御子柴。
だけどかなりの敏腕司書。
そんな御子柴が選ぶ「その人を選んだ本」は、大人は初心にかえらされ、子供は新しい世界へ飛び立たせてくれる。
子供の頃読んだ児童文学を読み直したいと思える作品です。
本も人と同じで一期一会。
私がこの漫画に出会ったのも、まさに一期一会だと思います。
コミック担当 K
ところで私、幼い頃に...
ジュンク堂書店千日前店さん
ところで私、幼い頃に読書をした記憶があまりないんですよ。
今になって、「あの頃読んでいたらな……」なんて本に出会うこともしばしば。
さておき。
タチアオイ児童図書館。
そこには名物司書がいる。
無愛想で口は悪いが、子供には懐かれ仕事は一流。
そんな「児童書のソムリエ」御子柴と、図書館へやって来る利用者達とを描いたお話です。
様々な事情を抱えた利用者達が、御子柴から時にはぶっきらぼうに、時には喧嘩腰に渡される一冊の児童書。
けれど利用者達は、そのたった一冊の児童書で、そこから出る糸口を見つけ出していきます。
後半にはオーナーと御子柴が出会い、この図書館を始めるまでのエピソードが収録されているのですが、そこで御子柴が口にしたこと。
それは書店員、図書館司書のみならず、本を愛する全ての人が共感出来ることなのではないかと思います。
この本は漫画で、扱われるのは児童書ではあります。
けれど、大人も子供も関係なく、本を愛する多くの方に読んでいただければと願う一冊です。
(卯)
紙の本
児童書専門の図書館のマンガ。これはちょいとはまりますよ。
2018/11/08 21:31
14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
検索したら、著者の篠原ウミハルさんは他作がない。
ということは、これがデビュー作になるのだが、
名義を使い分けているのではと疑いたくなる。
それくらい話のすわりはいいし、絵にも力がある。
これが新人とは、にわかに信じられないレベルだ。
でも新人だからなのか、一巻の売れ行きが悪かったんだろう、
初版切りの様相を呈している。実にもったいない。
これ、けっこう面白いと思うんだけれど。
サラリーマンの男が、ふらふらと図書館に
迷い込むところから話が始まる。
会社で上手くいかず、閉塞気味な気分で悪酔いしている。
たまたま図書館に立ち入るが、そこの司書の御子柴が、
若僧のくせにという生意気クン。
ちょっとした小競り合いの後で、男は児童書を手渡される。
新美南吉童話集だった。
読んでみると、うた時計という話が、男の境遇に
重ね合わさっていた。そして返却する時に、御子柴につっかかると、
一言返される。
「お前が本を選ぶんじゃない、本がお前を選んだんだ」
男は児童書の世界に魅せられ、この児童図書館に足しげく
通うようになる。
御子柴は、図書館に集まってくる人々に、本を薦めていく。
選んだ本の内容と、登場人物たちの個性が織りなす物語だ。
起伏の付け方がうまく、登場人物たちの心の問題なども
なかなか読み応えがある。
登場人物が薦められた本を読んで、心が洗われるという展開だが、
話がうまく進み過ぎてしまうところが、ちょっと難点ではある。
これが名前の売れた漫画家の作品だったら、もう少しゆっくり
展開できるのに、駆け足気味でもったいない。
いずれにしろ、登場人物に結構魅力があるので、
今後の展開が楽しみである。
引用される書籍は、当然ながら児童書である。
有名書籍が多いが、その切り取り方も魅力的なので、
読み落としていたなあとか、懐かしい、もう一回読んでみたい、
という気持ちにさせられる。
私も児童書を読む時があるのだが、ちょっと背中を押して
もらえる気になる。図書館が舞台だから、本好きの人には
それだけで魅力的だと思う。
参考までに、登場する書籍を記載しておく。そこも含めて
楽しみという方は、以下は読み飛ばしていただければと思う。
・新美南吉童話集より「うた時計」
・ロバート・L・スティーブンソン「宝島」
・オスカー・ワイルド「幸福の王子」
・ラーゲルレーヴ「ニルスのふしぎな旅」
・江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」
・御子柴君がオーナーに渡した本:
内容が引用されなかったため分からず。いつかお話に
なることを期待。ああ、何の本を渡したのか知りたいなあ。
電子書籍
子どもの頃の出会い
2023/05/28 21:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
御子柴さんが子供のころに
出会った司書さんと司書さんが教えてくれた本との出会い、
「居場所」でゆっくり本を読める環境。
それらがかけがえのない時間を重ねて、大人への時間を
大切に育ててくれたように感じました。
良い人、良い本との出会いがかけがえのないものだと
感じた一冊。とても良かったです。
電子書籍
不思議な図書館
2023/03/03 22:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
司書の仕事って本を探すがけなのかと思っていたら、おすすめの本を教えてくれるんですね。本により人の考えを変えることもできる話が面白かったです。
最初は夢の中に出てくる図書館とか幽霊図書館(夜だけ出現する)のは話かと思っていましたが、実際に遅い時間まであいている図書館の話です。最後のほうでとういった経緯でできたのかが語られています。
電子書籍
図書館
2023/10/23 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館、好きです。借りた本は数知れず。
でも私設図書館は行ったことがないなぁ。
自分の好きな本や自分におすすめされた本ばっかりおいてあったら
幸せだなぁ。私はどんな本を置いてもらおうかなぁ。
紙の本
本好きには無視できない作品
2017/12/28 20:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館戦争と趣きは全く異なります。が本好きにはたまりません。児童書を専門として私設図書館。そこには無愛想でも有能な図書館員がいて。彼のいう、「本に選ばれた」という不思議な設定のお話をもっと読みたい。なぜかふらりと立ち寄ったサラリーマン宮本さんが出ずっぱり。