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商品説明
ポスト赤緑連立時代のドイツにおける左翼陣営の政治的再編成を、2010年1月に誕生した左派の超党派シンクタンク「連帯的近代のための機構」の活動を中心に読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに 本書の問題関心と構成
- 第1章 2005年連邦議会選挙後の政治的再編成
- 1 五党制の定着と政党連立問題
- 2 州における経験
- 第2章 各党の党内状況とプログラム的展開
- 1 社会民主党
- 2 90年同盟/緑の党
- 3 左翼党
- 第3章 超党派的左翼再編成
- 1 「連体的近代のための機構」の誕生
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紙の本
隣の芝生は青い?
2012/02/09 16:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hharu - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みながら思い、そして読み終わっても思うのは、日本の社民党や共産党とはえらい違いだなあ、ということだ。もちろん、政治学者の本だし、特に外国人である日本の政治学者が整理して書いている本だから、「隣の芝生は青い」という印象を与える内容になっているのかもしれない。
それにしても、超党派シンクタンクの「設立宣言」などは一種の感動的な美文になっているし、各党が政策を理論的に議論し、綱領を改定し、新たな政治的同盟の道も模索していく、といったプロセスには感銘を覚える。翻って我が国の左翼陣営を見てみれば、自らの誤りは決して認めず、他党や政府に対して、きれい事の批判を繰り返しているだけであり、残念としか言いようがない。
しかし、政党を構成しているのは一般の党員であり、つまり一般の有権者だ。政治不信、政党不信の今の日本において、タイムリーな本かと思う。