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現代ドイツ政党政治の変容 社会民主党、緑の党、左翼党の挑戦 みんなのレビュー
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紙の本
隣の芝生は青い?
2012/02/09 16:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hharu - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みながら思い、そして読み終わっても思うのは、日本の社民党や共産党とはえらい違いだなあ、ということだ。もちろん、政治学者の本だし、特に外国人である日本の政治学者が整理して書いている本だから、「隣の芝生は青い」という印象を与える内容になっているのかもしれない。
それにしても、超党派シンクタンクの「設立宣言」などは一種の感動的な美文になっているし、各党が政策を理論的に議論し、綱領を改定し、新たな政治的同盟の道も模索していく、といったプロセスには感銘を覚える。翻って我が国の左翼陣営を見てみれば、自らの誤りは決して認めず、他党や政府に対して、きれい事の批判を繰り返しているだけであり、残念としか言いようがない。
しかし、政党を構成しているのは一般の党員であり、つまり一般の有権者だ。政治不信、政党不信の今の日本において、タイムリーな本かと思う。
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