紙の本
著者の思い出の中のデパート
2017/01/29 21:31
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパートが娯楽そのものだった時代から著者が実際に勤務時間した厳しい現実としてのデパートまでが書いてある一冊。著者にとって腹立たしい事も懐かしさも入り交じっているだけにどこかゴッタ煮風。
紙の本
あまり良い印象はない
2015/09/13 22:12
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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいても、話がアチコチに飛んでいたり、愚痴が多かったりするのは残念。
何となく著者がデパート勤めがあまり好きではない印象を受けるほどでもある。
固定概念を押し付けすぎてしまうと読み手はあまり楽しめない。
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昭和の匂いが漂うエッセイ。
20年以上のお付き合いだけど、エッセイ読むの初めてでなんだか変な気分。
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デパートで働いている身としては、ああ…ずっと同じスタイルなんだな、と思うことが多かったです。言葉遣いや、静待機動待機の仕方など。カバーが包装紙のようで素敵です。
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もう10年以上前から長野さんのファンだけど、長野さんがデパート勤めをしていたのは初耳。でも妙に納得。更に長野さんのお母様もデパガだったとの事で、ますます納得。
なんというか、長野さんは子どもの頃からお金持ちそう(ひらひら襟のブラウスとグレーのワンピースにエナメル靴、赤いポシェットを提げたお嬢ちゃん)なイメージがあったので。
小説自体は、我が家から一番近い百貨店を思い浮かべながら読むと、フムフムと頷けるような事が多くて楽しかった。
今度行く時は、色々と裏や奥の方まで目を凝らしてしまいそう(笑)。
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デパ地下という言葉が出てくる前の、月に数回もしくは年に数回ばっちりおしゃれ着を着て行く場所だった『百貨店』をテーマにしたエッセイ。
元『百貨店』勤務だった長野さんの視点から話される裏側も面白いが、私が一番この本から感じたのは当時の『百貨店』が子供だけではなく、大人にとっても高級感あふれる特別な場所だったかということ。
今の『百貨店』にはないこの高級感を思い出し、ドキドキした一冊だった。
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個人的に接客畑の人間なので、雑学的に楽しめた点が多々ありました。デパートならではの丁寧な接客になるほど!と思うところも。歴史やルーツなども。ただ毒が多い…。否定かと思ったら肯定だったり、肯定かと思ったらぶった切ったり。少々疲れてしまいました。カバーはデパートの包装紙みたいで、紙の本の良さを再実感。
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小説ではなくデパートの始まりから昭和初期(作者の母が勤務)、昭和年代(作者自身の体験)、昭和末期(作者が勤務)のデパートを記録した本。
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昭和のはじめから終わりまでのデパートを親子2代のデパート勤務の経験から書いたエッセイ。デパート好きな長野さんがいまのデパートを語るところも必読。愛が感じられます。たまに来る嫌な客の描写も面白がってる感じが伝わってきて、完璧な接客をされてたんだろうなぁと想像できます。アパレルに務めてた時、1週間だけ研修でデパートに行かされたことがあり、トイレのことを東方に行ってまいりますとか変な暗号みたいなので言うことがあったなぁと思い出しました。その時の経験から未だにちょっとお化粧室に行って来ると言うと友達にへ?と言われる時があります。店内放送の曲の意味、店内放送の暗号など興味深く読みました。
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モダンなノスタルジックな雰囲気が思い浮かびとても良いです。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-954.html
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かつてデパートに勤めていた長野まゆみが書いたデパート論。
長野まゆみがデパートで仕事をしていたなんて、初めて知ったのだけれど、昭和のデパートを裏から描きだしている。
裏からだけでなく、日本の高度成長期のデパートは消費者目線で描き、まだデパートがイケイケだったころの事は、そこで働く者の目線で分析する。
それに加えて、現在のデパートが以前と比べてどう変わってきているか、デパートがこれから生き残っていくためには何が必要かもわかりやすく、消費者目線で語っているところが、なかなか面白かった。
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東京生まれ育ちでデパート勤務経験がある著者による
昭和文化としてのデパート考、デパートとの思い出。
東京育ちではないし長野さんよりは年下だけど、
子ども時代の記憶と結び付いたデパートの思い出に思いっきり共感。
そうそう家族みんなでよそ行き着て行く「おでかけ」の場所で、
特別な場所だったよね!
営業時間も10時開店6時閉店だったよなあと懐かしく思い出した。
勤務経験があるからこその業界裏話も面白かったし
愛ある毒がピリリと利いていて、
「平成のデパート」の存在意味について考えさせられるエッセイだった。
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世代が近いせいか、うなずけるところが多く、また懐かしく思うことも多く子供の頃やOLの頃を思い出しながら読み、楽しかった。
この著者の作品は初めてだったのだが、カッコで注釈を入れている箇所が多く、何とかならないものかと思った。その部分がマイナスだった。
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四六判で充分売れるのだろうけれど、この文体と内容なら、新書にしてもよかったような?(新書だったら、かなり新鮮だった気もする)
一種の「業界もの」ですね。
バイトでも派遣でもなんでも、少しでもデパートで働いたことのある人なら、そうそう!と思うことばかり。外商とか符丁とか台車とかバックヤードとか、ほんと、いろいろ不思議のある館でした、デパート。
このエッセイ、デパートと昭和という時代を結びつけたところが、的を得ていたと思われます。デパートって、「昭和」という時代(特に高度経済成長)を象徴するような施設、商い、商習慣だよね。
今やかなり厳しくなっている百貨店。
昔ながらのお得意さんを守りそのニーズに応え続けるべきなのか、時代のニーズにもっと積極的に対応していくべきなのか?
生き残りの活路はどこに?!
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なつかしくそして面白かった。デパートが消費情報の発信基地で文化も提供していた頃の、若い自分を思い出す。
銀座のデパート、渋谷・新宿の店舗の様子が目に浮かぶのを愉しみながら振り返る。