全てのビジネスマンが読むべき本
2018/07/05 10:39
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投稿者:剣鷹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「常識とされている既成概念は単なる現象であり、そこに本質はない。常識の裏側に本質が隠れているが、それに気がつかない人には非常識に見えてしまう。たとえその他大勢の反対に遭っても、自分が本質と信じたなら自信を持って進みなさい。」というメッセージを著者から受けました。
全てのビジネスマンが読むべき本です。
常識を超えた人生の勝ち方を教えてくれる書です!
2018/05/31 12:08
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界一と称されるヒット車、日産のGT-Rを創造した著者による、人生の勝ち方を教えてくれる本です。どのようにして、上記のヒット車を創造できたのかから始まる語りには、常識を超える思考があったことが分ります。これからのグローバル社会で勝ち抜くには、そのような創造的で常識を覆す思考が必要であることが強調されています。ぜひ、多くの方に読んでいただきたい良書です。
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
日産GT-Rを世界的なブランドに高めた、著者の功績が伝わってきました。限られた時間と予算を、有効に活用するところが良かったです。
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おもしろくて一気に読んでしまいました。
著者がどういう思いで仕事をしてきたのか、自分はそこまでやっているか(全然できてない)など、いろんなことを考えさせられました。
そんな思いで作られた日産GT-R R35だったら、ぜひ乗ってみたい!そう思ってしまいました。(でも買えないけど...)
リーダー(上司)として部下やメンバーとの関わり方も書かれていて非常に参考になりました。
ものづくりに携わている人に限らず、誰かといっしょに仕事をしている人、つまり、ほとんどすべての人にお勧めできる本だと思います。
「おわりに」に書かれた顛末もスゴイです。
この本の著者の水野さんといい、『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』の著者の白駒 妃登美さんといい、そういう気持ちでいたら、そんなことが起きるのか!?という感じでした。
今の私には、そんなことは起こせないだろうなぁ...
どんなことが起こったのかは、ぜひ本書を読んで確認して下さい。
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日産GT-R開発者として知られる水野和敏氏が、自身の仕事の取り組み方について著した書。
ヒト・モノ・カネ・時間が無い中で、如何に優れた結果を生み出すか。自身の生い立ちを振り返りながらその思考過程を伝える。
決して人まねではないその思考過程を辿ることで、今後、自身が不可能と思われる事象への突破口を得る一助としたい。
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現代人が好きそうな行動形態なんだろうな。
多くは社畜を嫌う世の中になってきた。そこにこのような考え方を持って出てきた新しい人種をもてはやす。
考えていることはとても素晴らしいがだからといってすべてに適用できるわけではなく、本人もこの、その仕事を欲していたからできたこと多くの人はその仕事さえ好きになることができないでいる。
問題はいかに自分が気持ちよく仕事をし賃金を得るかでありそこに会社の都合や周囲の環境は何もないということだろう。
成功した人が成功論をかけるのは当たり前なわけでそれを読む人はそれをいかに自分の力に還元できるかを考えない限り何も生まれてはこない、いや大きな壁ができるだけだろう。
高級品を高級なままで提供するのは常識だ、しかし多くの技術力と高度な製品をなお低価格で提供できることがそれ以上に素晴らしい事だと思うそのような考え方を持てる企業人はいないのだろうか。
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人の能力というものは、自ら頭を働かせることにあります。決してメカニックに体や腕だけで働かせてはいけないのです。いわゆる自主性と選択権と、その結果に対する責任です。 40
日本は島国だ、ガラパゴスだと海外からバカにされていますが、その島国だからこそ日本人のほとんどが同じ義務教育を受け、似たような価値観を持ち、一緒になって未来図を描くことができる。
これができるのは、世界中探しても日本くらいのものです。 151
すべての答えは、「お客様のために」という視点に立つと明確に見えてきます。つねに自分が何をすべきなのかを教えてくれるのはお客様だということを忘れてはいけません 173
活動計画は決めたことを守るためにあるのではなく、当初の目標のギャップを確保するため、より良い状況でいい仕事をするためにあるからです。 186
僕には「できること」「できないこと」が明確にわかっていたから、失敗することもなく日産GT-Rを完成させることができたのです。 194
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グイグイと引き込まれます。作者のことが好きになりおあいしたくなります。もちろん、GT-Rがとても欲しくなります。ああ素晴らしい‼
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人と同じパラメーターで物事を見ないこと。
いちばんできる人に作業をさせるな。
チーム全体を見させる。
クルマづくりで一番重要なことはパッケージング。
新しいものをつくろうとしたら感性と創造力。
「責任と権限の基本方程式」
リーダーは
「責任」を会社と上司から与えられ、
「権限」を組織・チームと部下から与えられる。
「能数」
工数ではなく、能力の数。
最も効率的な50人のメンバーで可能にするために。
「人数X部品代X時間」
GT-R。
5000万するはずのクルマが800万でできた謎。しかも3年で。
エンジンとミッションの開発費が合わせて100億以下。普通の10分の1。
自分でできないことを認め、
イギリスのレーシングエンジン開発メーカーにエンジンの基礎開発を依頼し、ポルシェやフェラーリの上を行くエンジンを開発した。
ミッションも同様。
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日産の決算が「自動車会社6社中唯一の営業減益」というニュースや、新車販売ランキングの日産の悲惨さを目にしながらの読了。
水野さんの考え方のすばらしさの反対側に、日産の内部の問題点が浮き彫りになっている。
水野さんの考え方は汎化できると思いますが、サラリーマン社会では厳しそう…?でも多いに感化されました。
一般の女子並な車の知識しかなくても、GT-R乗ってみたくなりました♡
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満たされたヒトモノカネ時間は組織を崩壊させる
効率のいい仕事をするには、それらを徹底的に絞り込むこと
思考の盲点
日頃こういうときにこうすべきという常識にそって仕事をしていると、仕事そのものの本質、やっていることの意味を見失ってしまう
一番出来る人間に作業をさせるな
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メイドインジャパンの「品質」とは何か。安くて壊れないというのが主要な評価軸で、ユーザーが感性から尊敬する製品はほとんど作れていないというのはショックでしたw。
カルロスゴーンをしてMr.GT-Rと呼ばれた著者。四十余年来の日産マンでありながら社内水準に迎合せず、常に自身の感性を「アウタースケール(顧客の期待水準)」へと向け続けた思想に触れられる一冊。
レースでは当時、サーキットに来て日本人はサラリーマンの仕事をいていると揶揄された縦割りの仕事を変え、結果、デイトナ24時間で「ブッチギリで勝ってしまうと、きっとアメリカ人は日本人に対して、翌年にはレースの規定を変えてハンディキャップをつける(中略)そこは抑えて、2位との差が15ラップから一桁の9ラップになるまでピットで洗車をしていました」勝ち出来るようチューンナップした仕事に痺れました。
レースで勝つ、顧客の尊敬を得るという尖った場所で、ホンモノの結果を追求するためのチームに必要なのは、管理職や工数管理を廃し、結果のための仕事以外を削いでいく事だとしている点、腹に落ち、
ふと、スティーブ・ジョブズの仕事と比較して読んでいた事に気づきました。
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■非常識な本質
A.失うものがない人の方が、新しいチャレンジができる
B.製品をつくる際の視点には、お客様の夢のためにつくろうとする「アウタースケール」の視点と、会社や自分の利益のためにつくろうとする「インナースケール」の視点がある。お客様を感動させるものをつくるには、前者の視点が欠かせない。
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日産でGT-Rを開発していた水野さんという方のエッセイ的な書。
図書館でジャケ借りした。
自身のキャリアに基づき、本質をついた話が展開される。大企業にいながら、このような思想に至ったのはかなり特異であると思う。
特に耐久レースのタイムをあげるために、マシン性能をあげるのではなく、チームマネジメントにより短縮することや、単にスピードを追うのではなく、ブレーキを踏んだ時のスピードを追究するなど、ここはためになる視点であった。
また、国内ではスーパーカーを開発するのに法規制があるためにできない壁があり、国外で開発かつテストドライバーにも命を懸けて走行させるなどの内容もすばらしいと感じた。
しかし、徐々に自身の成功お披露目話ばかりになっていくような感じで、読み進めるのは鈍くなっていったようにも思う。
星は平均3つで。
目次
第1章 非常識な本質
第2章 はみ出し者が生きる道
第3章 「お客様は神様」の本当の意味
第4章 世界一を目指した型破りな開発
第5章 答えはいつも会社の外にある
第6章 ブランドの正体
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ピタリとくる部分、
ここなかなわないなという部分、
どちらも興味深かった。
GT-Rはこんな経緯があって世に出たということ。
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『GT-R』をどうやって作ったか?の指南書。
一見筋が通っているようだが、読み進めるうちに『あれ?さっき書いてたことと違うじゃん』という矛盾がどんどん出てきてモヤモヤした。これは『勝ってしまえばそのやり方が正解になる』ということと、水野氏がこの本だけでは全部を伝えられなかった(言葉が足りない)ということとの両方だろうと思う。
『水野だから出来たと思うでしょう?でも違うんです』と繰り返されるが、展開されるのは破天荒かつ非凡な考え方の連続で、おもてなし思想のジャパンメイドを良しとしながらも、ふつうの日本人にはやっぱり出来ないこと。奥ゆかしい『ふつうの日本人』は、『軽自動車やマーチが百均、GT-Rはシャネル』ってなかなか言えない(笑)。