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大栗先生の超弦理論入門 九次元世界にあった究極の理論 (ブルーバックス)
著者 大栗 博司 (著)
【講談社科学出版賞(第30回)】現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」には、なぜ「ひも」が必要なのか? 「空間が九次元」とはどういうことか? 大栗流解...
大栗先生の超弦理論入門 九次元世界にあった究極の理論 (ブルーバックス)
大栗先生の超弦理論入門
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商品説明
【講談社科学出版賞(第30回)】現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」には、なぜ「ひも」が必要なのか? 「空間が九次元」とはどういうことか? 大栗流解説でわかる、素粒子物理の最先端。【「TRC MARC」の商品解説】
私たちは「どこ」に存在しているのか? 物質の基本は「点」ではなく「ひも」とする超弦理論によって、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論に続く時空概念の「第三の革命」が始まった。現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」にはなぜ「ひも」が必要なのか? 「空間が九次元」とはどういうことか? 類のない平易な説明の先に待ち受ける「空間は幻想」という衝撃の結論!
物質の基本は「点」ではなく「ひも」――これが「超弦理論」の考え方です(「超ひも理論」と同じですが研究者は超弦理論と呼んでいます)。しかし、なぜ「ひも」なのでしょうか? 超弦理論は物理学者の悲願「量子力学と重力理論の統合」を期待される最先端の理論ですが、それだけに難解です。
●なぜ「点」ではなく「ひも」なのか?
●なぜ「弦理論」ではなく「超弦理論」なのか?
●なぜ超弦理論は9次元あるいは10次元の理論といわれるのか?
●なぜ超弦理論では量子力学と重力が矛盾しないのか?
多くの人たちの理解を阻んできたこれらの「壁」に、『重力とは何か』『強い力と弱い力』(いずれも幻冬舎新書)がベストセラーとなった大栗先生が挑み、誰にでもわかる、しかしごまかしのない説明にチャレンジします。なかでも「次元の数」が決まる理由の謎解きは圧巻です。そこでは、あのオイラーが発見した、ある驚異的な公式が大活躍します。読んでいくうちに空間は9次元であると当たり前のように思えてくるでしょう。
そして最後には、とんでもない疑問に突き当たります。「私たちが存在しているこの空間は幻想ではないか?」というのです。空間は9次元だと思ったら、実は幻想だった! 世界の見方が根底から覆る衝撃を、ぜひ体験してください。
本書はブルーバックス創刊50周年にして初めて、表紙の書名を縦書きにしています。そこには、この難解な理論を「日本語の力」で説明してみせるという著者と編集部の思いが込められています。
※早刷版をご覧いただいた読者モニターの方からは、さっそく次のようなご感想をいただきました。
「何が問題で、どう解決したのか。私自身が謎解きをしているようでした」
「誰もが一度は考える物質や時空の成り立ちに、 こうも広大な知の営みがある。この世界や、生きていることの素晴らしさが実感できる、 いつまでも心に残る最高の一冊です!」
「一見浮き世離れしたような理論をこれほどまで読みやすくわかりやすい表現で明示
した労作は前代未聞。理系を毛嫌いするすべての老若男女に一読を勧めたい」
「現代の理論物理学が難解なのは、理論が進化してきた過程が見えなくなっているからだ。大栗先生は300頁に満たないこの本で『進化のはしご』を再現するという離れわざをやってのけた」【商品解説】
目次
- ●第1章 なぜ「点」ではいけないのか
- ●第2章 もはや問題の先送りはできない
- ●第3章 「弦理論」から「超弦理論」へ
- ●第4章 なぜ九次元なのか
- ●第5章 力の統一原理
- ●第6章 第一次超弦理論革命
- ●第7章 トポロジカルな弦理論
- ●第8章 第二次超弦理論革命
- ●第9章 空間は幻想である
- ●第10章 時間は幻想か
著者紹介
大栗 博司
- 略歴
- 〈大栗博司〉1962年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。東京大学理学博士。カリフォルニア工科大学カブリ冠教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員。著書に「重力とは何か」など。
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紙の本
現代物理学における、ニュートン力学、アインシュタインの相対性理論に続く「第三の革命」的理論を分かり易く解説します!
2020/02/06 11:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、難解な知識を誰にでもわかるように丁寧に解説してくれると大好評の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は「超弦理論」の入門書です。「超弦理論」と聞いて、すぐに分かる方が少ないと思います。これは物質の基本は「点」ではなく「ひも」であるという考え方で、なかなか難しい理論には違いありません。しかし、この理論は、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論に続く、時空概念の「第三の革命」の始まりとも言われ、非常に重要な理論なのです。ぜひ、この機会に、この新しい「超弦理論」について学んでみませんか。
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面白かった
2018/05/19 19:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドングリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学レベルの理科の知識さえあれば読破できます。読み応えはありますが面白い内容なので飽きずに読み進められるかと思います。
電子書籍
超弦理論とは
2021/03/03 12:31
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
この一冊で超弦理論がわかると言えるほど簡単なわけではないが超弦理論のエッセンスがわかりやすく書いてあり面白い。
紙の本
超一流の物理学者がやさしく解説
2017/08/18 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の大栗先生は,未来館で公開された「9次元からきた男」の監修もされた,現役の物理学者.ご自身の専門をわかりやすく解説した本である.なぜ,3次元や4次元や100次元ではなく9次元なのか,という問いに驚くべき答えを示してくれる.
ポピュラーサイエンスが好きな方にはお勧めの一冊.
紙の本
超弦理論を少しでも詳しく知りたければ、読むべき一般向けの本
2024/02/02 23:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YAMATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般向けの本の中でも、超弦理論の発展の歴史に触れていて俯瞰したように理解できる。数式までは理解できなくても、なるべく詳しく超弦理論について知りたければぜひ読んで欲しい。マニアックな用語も多くて予備知識は必要かもしれないが、超弦理論知りたがりなら、満足するはず。