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商品説明
堺の豪商千宗易は茶の湯の達人として知られていた。その妻お稲は、武将三好長慶の妹であることを誇り、茶道に打ち込む夫を軽蔑していた。そんなある日、宗易は名高い能楽師である畏友・宮王太夫の妻おりきに出逢い、激しく心を奪われてしまう。互いに想いを胸に秘めながら、二人は運命の嵐に翻弄されていく…。茶聖千利休とおりきとの波乱に満ちた半生を描く感動の歴史ロマン。【「BOOK」データベースの商品解説】
茶の湯の達人である堺の豪商千宗易は、名高い能楽師の畏友・宮王太夫の妻おりきに出逢い、激しく心を奪われる。互いに想いを胸に秘めながら、ふたりは運命の嵐に翻弄されていく…。茶聖千利休とおりきの半生を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
利休はどう動くのか
2023/05/30 05:51
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故、作者は利休を描こうとしたのか。利休を描きながらその実、周辺の女性を描くのが目的なのか、そんな意識で読むと、これは『源氏物語』ではとも思えてくる。いまだ花開く前の娘を「思うがままに育ててみたい」との秘めた想い。おりきが身籠った児への呪い。二人の息子世代が一人の女性に思いを寄せる三角関係。源氏を彷彿とさせる。そして、唐突に現れるキリスト教の存在。源氏では仏門に救いを求めていた女性たちであったが、そこは三浦氏。キリスト教へ手を差しのべるのは当然のこと。利休はどう動くのか。想像を膨らませつつ下巻に突入。