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☆ユウ
お爺ちゃんの本棚を物色中に発掘した本。タイトルの”その妻たち”に何やらシンパシーを感じ読み出す。おおお爺ちゃんこの本ってばこの本もしかして。。官能小。。ではなかったけど俺には刺激が強かった。千利休って最後は切腹させられたんや。昔のことやのに現代の文体で書かれてるから引き込まれた。茶道にも興味がでた一冊。
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今では考えられないくらい浄不浄の観念が顕著で、
個人の意思よりも道徳や社会の目が重んじられていた。
その社会通念に従って意思とは相反する行動をとることが
美徳とされている節がある。
ここまではまあ一般常識だとして、
本書ではこうした観念にさらにキリスト教的価値観が入り組んでくる所が
見所。
何がどうなのかなんて、一概には言えないんですね。
自分の行動に自信が無いならば常識を便にすれば宜しい、
というのはどの時代にも共通していえることなんだろうか。
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千利休の生涯を家族を中心に書かれた小説です。千利休や妻おりきのなりそめ等、とても身近に感じられて良い小説です。お茶の世界で今日まで伝えられている様々なエピソードも、いろいろな場面に織り交ぜられており、イメージが沸いてきます。特にこの小説を通しておりきに好感を覚え、ファンになる方などもいるかも...と思っております。
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三浦作品は読むたびに深く新鮮な感動を与えてくれる。
千利休が高い地位や見知にありながらも茶人としての在り方を問い続け改革し続けた生き方に心が揺さぶられた。その利休に大きな影響を与えたおりきの姿と二人の深い尊敬と信頼で結ばれた愛情にも。
千利休の茶の湯がどんなものだったのか、もっと知りたい。
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中学生か高校生のときにはじめて読んだ。
それまでよく知らなかった、千利休の生涯について描かれた小説。
茶聖と呼ばれた千利休の、人間くさい部分も描かれていて、ぐっと身近に感じられた。
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利休さんの思想にどんどん心惹かれていく。
茶道のことのみならず、禅の思想も勉強したいと思っている。
おりきのような女になりたいもんだ・・・。
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『氷点』や『塩狩峠』で有名な三浦綾子さんの歴史モノってことで読んでみました。
やっぱりキリスト教系のお話だったよ。
妻のいる千利休さんが初めて本気でドキドキした女性はお友達の奥さんで、いろいろあって20年後に愛人になって、30年後に正式な後妻さんになって、その女性がキリシタンになったので、利休さんも教会に行ってみて…ってところで下巻に続く。
歴史ものと言うよりは、キリシタンの愛とは…ってお話みたい。
文体は良いけど、歴史ものとして読んだ立場からすると、かなり物足りないかな…。
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愛にも美を追求する利休の物語。『利休にたずねよ』より先にこっちを読みたかった。章ごとに数年の時間間隔がある三浦綾子の文体も読み慣れてくると心地良い。上巻終えてまだ序盤、というところで星4つ。
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「利休にたずねよ」を読み、映画を見てからこの本を読んでいる。「利休にたずねよ」では、後妻の宗恩の嫉妬を描いていたが、この本では、本妻、お稲の嫉妬を取り上げている点が興味深かった。
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必読本より
茶聖利休とその妻たちに焦点を当て、愛を貫く人間的な利休を描く。キリシタンの後妻おりきの信仰が創作活動に影響を与えるストーリーは三浦綾子ならでは。
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少庵は後妻の連れ子かつ娘婿だったし、利休に娘は何人もいて、年頃に亡くなった人もいた、ということで納得。
キリシタンに結び付けているのが三浦綾子ならではか。
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上巻の後半から一気に三浦綾子らしくなって、ぐっと引き込まれる。
後半が気になるところ。
堺という場所に興味がわいてくる。
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時代小説の設定を借りたラブストーリーという感じです。もう少し政治や茶の湯の話が絡むかと期待していたので、物足りず。下巻の展開に期待です。
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利休の歴史を面白く読める1冊。濃茶の始まり、黒楽の始まり、大津袋の始まり、にじり口の始まりなど、宗恩の影響がこれほど大きいとは知りませんでした。
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【読了メモ】千利休、お稲、おりき、息子や娘。家族の物語と堺という町のお話、そして戦国という時代のお話。