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紙の本
だから日本はズレている (新潮新書)
著者 古市 憲寿 (著)
リーダーなんていらないし、絆じゃ一つになれないし、ネットで世界は変わらないし、若者に革命は起こせない。迷走を続ける日本を29歳の社会学者が冷静に分析し、日本人が追い続ける...
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商品説明
リーダーなんていらないし、絆じゃ一つになれないし、ネットで世界は変わらないし、若者に革命は起こせない。迷走を続ける日本を29歳の社会学者が冷静に分析し、日本人が追い続ける「見果てぬ夢」の正体に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
勘違いを生み出す「幻想」の正体とは? リーダー待望論、働き方論争、炎上騒動、就活カースト、クールジャパン戦略……「迷走」し続けるこの国を29歳社会学者が冷静に分析。日本人が抱える「夢」の害悪を鋭く突く。【商品解説】
著者紹介
古市 憲寿
- 略歴
- 〈古市憲寿〉1985年東京都生まれ。東大大学院博士課程在籍。慶大SFC研究所訪問研究員(上席)。社会学者。著書に「絶望の国の幸福な若者たち」「誰も戦争を教えてくれなかった」など。
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紙の本
ぶれずに直視・直言
2017/08/16 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3年前に読んだ本であるが、今読み直してみて改めて、流され易い社会の様々な事象を感覚鋭く直視し、ぶれることなく「本質的な価値」を正面から評価する著者だと思う。「良識派知識人」とは正反対の知識人の視点を持っているため、今もって内容が陳腐化していない。「いくつかの幸運が重なり、その恩恵を疑わず」、『人は、今いる場所を疑わなくなった瞬間に誰もが「おじさん」になる。』ことのないようにしたい。
紙の本
視点が鋭い・・・
2015/09/05 20:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sika - この投稿者のレビュー一覧を見る
クールジャパン、就職カースト、新社会人など現代社会を表現する流行語に対して独特の観点で切り込んでいる。
少しシニカル(皮肉っぽく)にかかれているのでクスっと笑ってしまう部分や妙に納得してしまったり、説得力があるように感じました。
こんな風に世の中を見れる人がいるんだとすごく関心しました。
とにかく面白いです。
紙の本
やさしい革命はアベノミクスに対抗できるのか
2014/07/06 12:29
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
新進気鋭の若い社会学者が、現代日本を斬るという趣向の本です。いろんな雑誌等にバラバラに掲載した記事を集めたらしく、12の章は独立しています。章の繋がりが分かりにくいので、「はじめに」と「おわりに」を先に読むことを勧めます。
さて、本書で定義する「おじさん」とは、「いくつかの幸運が重なり、既得権益に仲間入りすることができ、その恩恵を疑うことなく毎日を過ごしている人(235ページ)」とのこと。本書ではこの現状に安住する「おじさん」のズレた感覚を糾弾するということで、「おじさん」である私としては、構えて読み始めました。
ところが、古市氏のシニカルな主張に違和感はありません。むしろ前半のズレた日本の描写は同意しますし、後半の就活カースト(6章)や「ノマドとはただの脱サラ(8章)」や「やっぱり学歴は必要だ(9章)」といった若者を取り巻く環境について、「若者」におもねることなく、冷徹に日本社会を洞察した的確な指摘に共感しました。
このズレた社会への「若者」の対処方法が10章(静かな変革)と11章(やさしい革命)で語られています。つまり、「ちょっとずつ変えていく」「ダウンシフターズ(減速生活者)」で十分世の中を変えていけるという主張です。一方、過去の成功体験にしがみつき「成長戦略」を突き進め、格差社会を助長しようとしているのが、典型的な「おじさん」である安倍首相です。アベノミクスに、「やさしい革命」で太刀打ちできるでしょうか。
いずれにしても、12章で描かれている近未来にならないように、どう対処すべきかを「おじさん」も巻き込んで真剣に考えるべき時が、待ったなしで来ているような気がしました。
紙の本
やさしい革命
2014/05/15 22:41
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:英現堂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。アップルのスティーブ・ジョブスについては、
<彼が本当にすごいのは、大したことのない技術を「革命」のように見せる手腕だ>とか、
<日本が「ものづくりの国」であり得たのは、冷戦のおかげだったとも言える>とか、
<素敵で便利な「監視社会」(ただし、現在日本は不十分な監視社会)>とか、
冷静というかシニカルというか、なかなか浮かれさせてくれない。
彼が語る2040年の日本はなんだか不気味だ。結局、
<「今、ここ」にいる「僕たちを充実させることから始まる」>、<「やさしい革命」>でしかないのかな?
紙の本
優しい革命の悲劇
2014/06/15 16:25
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やびー - この投稿者のレビュー一覧を見る
29歳の社会学者が、日本の矛盾と「大人達」が見ている現実は若者が抱える実情を捕らえていない…と、若者の視点に立ち新しい社会と未来への提言を添えた一冊。
「大人」がいつのまにか「おじさん」へ、批判対象が移るが…「おじさん」とは、既得権益に仲間入りし恩恵を疑う事無く毎日を過ごしている人が「おじさん」と定義する。
金持ちの娘、息子は生まれながらの「おじさん」なんだろう。今の、若者にお金と権力を与えれば誰でも「おじさん」になれるのに、若者は今の社会を理解し満足している。上手く生きていくのだ。と、若者を代弁している。
マキャベリは「人間は、自分の利害のからむ機会がやってくれば、たちまち断ち切ってしまう。」のが本心だと解く。だからこそ、人間関係でも「愛されるより恐れられる人になれ、愛される者は軽蔑されるが恐れられる者を裏切る事は無い」と、我らを啓蒙してくれる。
恐れられるには、既得権益も必要だろう。権力を使いこなし周りを幸せに導くなら人を傷つける事さえ厭わない。私も不惑の歳はで五年はかかるが、いつまでも若者ではいたく無い。
「大人」であるには、責任を持ち言い訳をしない。孤独に堪え、教養を磨きリスクを回避しながら自己実現に思索する。 成功に溺れる事無く、ステップを踏める勇気は他者を必要とし愛せるからこそ頑張る。私はそんな「おじさん」になりたい。
紙の本
正しい
2019/07/13 08:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
書かれていることは、正しいなと思いました。冷静に客観的な視点で書かれているので、納得しながら読めました。
電子書籍
現代を切り取る皮肉な言葉
2016/04/30 23:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uwasano - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代日本の違和感を切り取ったエッセイ。読みやすく良かった。皮肉な物言いが多かった。皮肉が通じない人もいるかもしれない。