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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/08/11
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-390102-2

紙の本

四人組がいた。

著者 高村 薫 (著)

元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さん。儲け話と、食い物に目のない老人四人組は、集会所に集まっては、日がな一日茶飲み話を。だがそこへ、事情を知ってか知らぬか、珍客...

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四人組がいた。

税込 1,650 15pt

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商品説明

元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さん。儲け話と、食い物に目のない老人四人組は、集会所に集まっては、日がな一日茶飲み話を。だがそこへ、事情を知ってか知らぬか、珍客がやって来て―。タヌキのアイドルに、はたまたキャベツの大行進。最後には、閻魔様まで!!現代を、冷静かつ緻密に描写しつづけてきた著者が、今の日本を、地方からユーモアを交えて軽妙かつシニカルに描き出す。奇想天外、ブラックユーモアに満ちた十二編。【「BOOK」データベースの商品解説】

村の老人4人組の元には不思議な来客ばかり。タヌキのアイドルに、はたまたキャベツの大行進。最後には閻魔様まで−。ニッポンの偉大な田舎から今を風刺する著者初めてのユーモア小説。『オール讀物』掲載をまとめて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

「高村薫、ユーモア小説に挑む」

この村では、何だって起きる――。
元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さん。
古ダヌキのような四人の老人が関わると、
村の小さな騒動も、AKB48から少子高齢化まで縦横無尽。

儲け話と、食い物に目のない老人たちは、
集会所に集まっては、日がな一日茶飲み話を。
だがそこへ、事情を知ってか知らぬか、珍客がやって来る。
テレビクルーに、タヌキのアイドルユニット、元アイドルの出家、
はたまたキャベツは大行進。最後に、閻魔様まで!!

「ニッポンの偉大な田舎」を舞台にした、ブラックユーモアに満ちた奇想天外の十二編。
現代を、冷静かつ緻密に描写しつづけてきた著者が、
今の日本を、地方からユーモアとシニカルを交えて軽妙に描き出す。【商品解説】

収録作品一覧

四人組、怪しむ 7−29
四人組、夢を見る 31−52
四人組、豚に逢う 53−74

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みんなのレビュー38件

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評価内訳

紙の本

わかりやすいユーモアではないが、独特の味がある。

2015/09/15 14:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高村薫初のユーモア小説ということだが、最初はそのユーモアがわからなくて戸惑った。ジジババ四人があれこれほらを吹いたり突飛なことをしたりするのだが、それがあまりストレートにおもしろいという感じではない。ユーモアといってもくせがあり、少し難解。くすりとするところはあっても、何だかけむに巻かれたようなよくわからない話も多い。
後半になり、ようやくこのジジババたちの周りでは〈四足〉も人間同様しゃべったりお店を出したりする同等の生き物たちで、更にいうならジジババ四人は不死の存在らしいという設定がわかってくる。そこまでファンタジックにした意味はよくわからないが、ほらというのは広げていけばどこまでも広がるのだということを見せつけるような、突き抜けたような作品といえるのかもしれない。正直、私にはよさがわかりきったとは言えないが…。それでも、さすがは高村薫、文章力などが卓抜しているので脱落しそうに感じながらも読み通すことはできた。

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2014/10/13 23:10

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2014/10/06 22:39

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