アニメとはまた一味違う小公女
2015/12/01 17:25
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投稿者:そら - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃アニメでの小公女は見ていましたが、原作は初めてでした。
日本人向けに設定されたアニメの耐え忍ぶセーラ像とは変わりこちらのセーラは怒り、悲しみを露にすることもありました。
また、当時の時代背景も所々感じられます。翻訳が現代向けであるためストーリーのおもしろさはもちろん、読みやすい一冊であると思います。
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投稿者:androp - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中で愛される所以が良くわかります。苦境にめげず、ひたむきに頑張る少女に、自然と感情移入してしまいます。たくさんの人に読んでもらいたい素晴らしい本です。
常に恥じない自分たれ。それがロールプレイであっても。
2023/10/16 13:29
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投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊かな時も貧しい時も、決して驕らず、しかし年相応に瑞々しい感性を持つ少女セーラの生きざまは、今でも色あせない。ダイジェストに走っていてストーリーの薄さが気になるが、まぎれもない名著。
虐げられた少女の強く優しい心
2017/07/18 17:59
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて全編をきちんと読んだ。富豪の少女が、物欲の権化のようなミンチン女史の寄宿学校にやって来る。恵まれた日々を送るが、父の急死と破産を知らされた11歳の誕生日から運命は急転。下働きの女中として虐待される日々が始まる。
ミンチン女史は記憶以上に鬼畜だった。まだ11歳の少女を飢え死に寸前まで虐げるのだ。幼いセーラは持ち前の想像力と知性でつらい毎日を耐え忍ぶ。やがて、思いがけない所から、セーラに救いの手が差し伸べられる。
起伏に富んだ展開で面白く読めた。甘やかされて育ったセーラの人格が完璧過ぎるのは些か不自然であるが、強く優しい心の大切さを教えてくれる物語である。
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃よく読んでいました。秘密の花園の方がずっと好きだったのは、小公女のセーラが立派過ぎるからかも・・・。ミンチンの気持ちもわからなくはないと思った時、大人になって汚れた自分を実感しました。
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子どもの頃は確かに好きだったのに、読みづらくてしょうがなかった。
なぜなら→
http://d.hatena.ne.jp/rolling_avocado/20141201/1417433591
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暗い冬の日、ひとりの少女が父親と霧の立ちこめるロンドンの寄宿制女学校にたどり着いた。少女セーラは最愛の父親と離れることを悲しむが、校長のミス・ミンチンは裕福な子女の入学を手放しで喜ぶ。ある日、父親が全財産を失い亡くなったという知らせが入る。孤児となったセーラは、召使いとしてこき使われるようになるが…。苦境に負けない少女を描く永遠の名作。
読むのは小学生以来ですかね、あらすじは知っているけどなぜか引き込まれるし続きを読みたくなる。やっぱり名作は色褪せない輝きを持っています。新訳は無駄にひらがなが多かったりせず大人でも読みやすい感じ。気に入りました。ただベッキーの口調はどうにも乱暴な感じで少し違和感。いくら貧しい身分でもこんな口調なのかなあ?表紙、挿絵が酒井駒子先生でとっても素敵。動物たちや人形のエミリーもかわいい!リトルプリンセスであり続けるセーラの持ち前の気高さ、心根の素晴らしさに胸を打たれた。恵まれている自分の環境に感謝して、自分にできることをやれる人間でありたいなあ。解説も「窓」の物語のくだりなど、今読んで面白かった。
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言わずとしれた海外児童文学の名作。酒井駒子さんの表紙に魅かれて購入。
訳者あとがきによると、旧来の訳が子どもに向けたなだらかな訳だったのに対し、今回は大人が読む『小公女』を意識したのだとか。私には翻訳の良し悪しは分からないけど、翻訳作品独特のクセや、古めかしい表現がなくて違和感なく読めた。
人名や展開にところどころ覚えがあって、懐かしさとともに昔読んだ記憶が蘇ってきた。話の筋が分かっているから、いつセーラが孤児になってしまうのか、逆にハラハラしながら読んだ。
セーラは子どもとは思えないほど人間として完成されていて、虐げられても優しさや誇りを失わない。でも、ミンチン先生のことが好きではないことや、飢えている時に拾った硬貨を届ける時の葛藤がちゃんと描かれていて、セーラも聖人君子ではない、一人の少女なのだということが伝わってきた。
大人になってから読むと、新たな発見があっておもしろい。
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もう何回読んだかわからない、大好きな作品。いろいろな人の翻訳と挿絵で幼い頃からずっと読んできました。辛い時や苦しい時に思い出したり読み返したりしながら一緒に育ってきた親友のような存在の作品です。
今回のこの本も丁寧に訳されていて好きです。
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子供ながらに考え方、礼節もしっかりしてるセーラ。どんな逆境だって、持ち前の妄想力もとい空想力で自分を見失わないようにしてて本当に強い子。私もリトル・ミセスを見習わなければ。
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小学生の頃、「小公子」と「小公女」を続けて読んで感動し、「小公女」の方が良かったと思ったことだけ覚えていて内容は忘れていた。境遇が反転したのに矜持を持って生活を送る少女に誰もが応援の声をあげたくなる。今なお児童に読んでほしい書である。2018.6.29
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このお話の肝はたぶん、父親が亡くなり一文無しになったセーラが、卑屈になったり生きることを諦めたりしない姿勢を貫くところ・・・だと思う。与えられた境遇の中でベッキーとふたり、課せられた仕事を懸命に行っていたからこそインド人のラム・ダスの心にひびく行いができ、それがハッピーエンドに繋がっていく。
しかし大人になったいま読みかえしてみると、その肝心な部分から私にひびくところはあまりなくて(もうピュアな心は私の中にないのだろうか・・・)、残念・・・。「秘密の花園」を読んだときはけっこう面白く感じたのだけど、あまりにもセーラができすぎた女の子だからかなぁ。
がんばるセーラ、すごいなぁと素直に思えるのはやっぱり子どものときだけだったのかも。
印象的な場面はいろいろあるけれど、メルキゼデクとアーメンガードが出会う(?)シーンなんかもささやかながら心に残る。
『あなたって変わっているわねえ――でも、やさしい』
『ええ、変わり者よ――やさしくありたいと思っている』
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なんて素敵な空想の物語!
もっと幼いころに出会っていれば、わたしもこんな風になろうと思えたのだろうか?
今からでも遅くないと思って、ちょっとだけセーラを見習いたいと思いました。
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中学生の時、眠たい数学の時間に電子辞書で書見。
今まで読んできた中で一番好きな本かもしれない。
たぶん50回は読んだと思う。
セーラのような人間になりたいと常に思う。
どんな境遇にあっても拗ねず、腐らず、人に優しい人間である。これがとても難しい。
この本で教えられたことが私の基礎になっている。
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父を亡くして孤児になった少女が、生徒だった学園で働きながら暮らしていく様を表現。 手のひらを返すという用語が、ぴったりの学園の対応。 逆境にもめげない主人公。 最後は、父の知人からの遺産の授与で幸せになる物語。 ps. 川端靖成が翻訳にかかわっていることを、角川書店版で知りました。