いばらひめ グリム童話より 新版

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投稿者：弥生丸　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

何度も読み返したくなる、美しい絵本です。

お姫様が塔の扉を開く場面が冒頭に配され。その運命が暗示されています。１５歳になった美しいお姫様が登場する場面には、所々に悪魔が描かれ、不吉な予兆を感じさせます。面白いと思ったのは、目覚めたお姫様と王子様の対面が描かれていないことです。代わりに、眠っているお姫様のこの世ならぬ美しさ、一目で魅せられた王子様が描かれ、幸福な結末を予感させます。

どの頁の絵も精密で美しく、素晴らしい色彩です。何度でも見返したくなります。

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投稿者：coco　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙は、いばらひめに贈り物をする仙女たちの行進。
もうそれだけで、神秘的なストーリーに引き込まれるというもの。

エロール・ル・カインは、本書では中世絵画のような絵柄を用いていて、
１ページ１ページに、物語に関連するモチーフを配した枠画が設けられています。

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投稿者：楽しい家庭菜園♪　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく絵がすばらしい。
綺麗で、そして怖い。

怪しげな雰囲気が出ていて小さい子はちょっと怖がるかも。
美術鑑賞が好きな方なら、大人でも楽しめると思います。
小さな子がいる友人にプレゼントなんかしてもいいですね。

有名なお話ですし、一度読んで損はないと思います。

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投稿者：ゆゆ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

優美な絵で読めるいばら姫の絵本です。元はグリム童話なので、ペロー童話の眠れる森の美女とは少しちがうかもしれません。絵はオールカラーで隅々まで手の込んだ文様等が巡らされていてとても見応えがあります。個人的には、お姫さまが眠っているところを王子が見つける場面のページがとても好きです。ステンドグラスもカーテンももちろんお姫さまもとてもとても綺麗です。

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投稿者：ないものねだり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

母が情操教育の為にとまとめて買った本の中の一冊がこの本でした。絵がとても綺麗で一番気に入っていた本のひとつです。糸車の形が変わっているなあ、と、思っていたのですが、ずっとずっと後になって、イギリスのカーディフ在住の日本国籍の方が地元の文化を紹介する映像の中で、全く同じ形の糸車が出てきてはっとしました。絵を描いた方はシンガポールの出身で、シンガポールではイギリス留学がエリートのステイタスになっていると聴いたので、イギリス留学の経験が作品に表れているのかも知れません。子供心になんだか影が暗くじっとりと湿っぽい不思議な感じの絵だと思っていたのですが、あれがシンガポールの湿度と光なのかなぁと今は思っています。アジアの光と湿度と土のにおいがするグリム童話のこれは何故なんだろうと不思議な気持ちにさせる世界があります。

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投稿者：パギー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

隅々まで細かく絵が配置されており、またその色の微妙さは大人も見惚れるほどです。もうすぐ10歳になる娘も大好きで時々出しては眺めています。女の子、いえ、大人の女性でも楽しめますよ。贈り物にもお勧めです。

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投稿者：pope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
挿絵が素晴らしいです。
中世の物語の雰囲気にぴったり。
絵画を見ているような気分で物語の世界にひたれます。